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バスに乗り豊島到着である。 果たしてどこまで行けるのか・・・ 海沿いの道に面したポイントは歩いていくうちに徐々に特定出来ていった。 しかし、楓さんが転んだ「あの階段」だけはどうしても見つからない。 階段はたくさんあるのに、見つからない・・・ 道から集落の方に入り込む路地はたくさんある。 3回以上角を曲がるとジンバルロックを起こしそうなくらい入り組んだ路地が連なる。 その先の行き止まりに、目指す階段があることを信じて歩き続ける。 あぁ・・・また違った。 ってゆーか、どうやって戻るんだっけ? 温泉は? ラーメン屋は!! 十文字展望台なんて行ってる場合じゃねぇ! 遭難するよ。 すれ違う住民に道を尋ねまくる。 3歳くらいの子どもにも聞く。 「ここらへんに温泉ってある?」「あるよー!あっちー」 あっちと指さす方向に進む。しばらく行くと大正琴のお稽古帰りのおばちゃん軍団を発見。 「温泉ってありますか?」「温泉?あるけど、もうやってないよ! すぐそこだよ。」 「豊島ラーメンってありますか?」「ラーメン屋? あぁ、マリちゃんか! 連れてってやるから、ついて来な!」 ”40秒で支度しろ”とドーラ船長バリに、半ば強制連行される。 路地を右に左に・・・もう戻れないw おばちゃんについていくしか生き残る手段はない。ってゆーか、おばちゃん歩くの速いってw 「ここだよ!」と連れてこられた所には、スクーターにエンジンをかけようとしている、女性が居た。 この人が、マリちゃんだった。 「もう、今日は終わりだよ! あんたたち、どっから来たの? またそんな遠くから・・・ でもね、今日はもう終わり。」 マリちゃんは既に、ヘルメットまで被ってしまった。 「今度来るときは、ちゃんと電話してちょうだい。」と言って、なぜかマリちゃん直通TEL番をゲットしてしまった。 マリちゃんは強者だ。 イカ娘に出てくる海の家<れもん>の筆頭従業員ちづる並に強者だ。 今回の我々は、マリちゃんに対峙する、その域に達してなかった。 だから、負けた。 次、勝負を挑むときは、甲冑でも着ていくべきかもしれない。 いや、同じ座標に再度辿り着くことが出来るのだろうか。 後日談だが、別の日に勝負を挑み、そして散った勇者の悲しい話を聞いた。 餅つき休暇で食べられなかった・・・と。 そして日没となった。 十文字展望台を諦めた瞬間でもある。 我々は、日が沈み暗くなったバス停で、缶コーヒーを啜っていた。 |
広島県呉市 豊島 | ||
<第三話>第一回秘境探訪 | ||
【巡礼コメ】豊浜桟橋前バス降りて、すぐ! | ||
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【巡礼コメ】道沿いに歩いていけば見つかります。 | ||
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【巡礼コメ】道から路地の奥の方をよ〜く見ていれば、すぐに気付きます。 | ||
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【巡礼コメ】真っ直ぐだよ!真っ直ぐ。真っ直ぐ行けば着くよ! その指さす先は、どう見ても行き止まり・・・ 座標 北緯34度10分26.58秒 東経 132度47分51.6秒 |
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【巡礼コメ】マリちゃん。 マジ、マリちゃん。 | ||
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座標をここに記す。
北緯 34度 10分27.3秒 東経 132度47分52.92秒 御武運を! |
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詳細地図 | ||
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バスと電車で竹原市に入ったのは、夜8時過ぎ。 前もってネットで調べて気になっていた居酒屋へ直行・・・ 反省会飲み@居酒屋にこにこ(竹原) 鰺のたたきが、マジで美味かった・・・ 大変美味しゅう御座いました。 牡蠣フライが、マジで美味かった・・・ 大変美味しゅう御座いました。 海鮮鍋が、マジで美味かった・・・ 大変美味しゅう御座いました。 大広苑 宿泊は、竹原市にある大広苑です。 大浴場とサウナがあります。 竹原巡礼にはおすすめ。 また、フロントにはたまゆらの等身キャラがディスプレイされていました。 |
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巡礼第二日目は、竹原からスタート! そのCに続く・・・ | ||
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