- RED CLIFF -
湖北省 赤壁市
2008.10.18.


赤壁巡礼 | @  A 



2008年10月某日

 まぁいろいろあって中国に行くことになった。 せっかくのOFFの土日は、普通の観光ではない何かをしようという話になった。
中国といえば三国志、三国志といえば横山光輝か恋姫無双か一騎当千か・・・ そしてジョン・ウー監督によるRED CLIFF映画化!!
「そうだ! 赤壁へ行こう!」という運びとなった。

赤壁。 グーグルマップを開き、その場所を確認する。 「・・・ここかぁ・・・」 ちょっと内陸な気もしたが、
日本の10倍の人がいる国のことだから、10倍速いマシンか何かがあって、ぶっちゃけ東京から長野に行くようなもんだろうと甘く見ていた。
上海からの直線距離にして800km以上。 日本で言えば東京から広島を越え、九州に到達するくらいなレベル。
「壮絶に遠いな、ここ」というのが最初の印象だった。
次に、赤壁を訪れた先人たちの足跡を辿るべく、ネットで下調べしようとするが、情報が少ない、あったとしても漠然としすぎている。
そこへ行った事は分かるが、どうやってどれくらいの時間と費用がかかるのか、ほとんど分からなかった。
果たして日帰りが出来る所なのかも全く分からなかった。
色々調べていくと、上海から飛行機で武漢まで行き、そこからタクシーかバスという手段が見えてきた。
飛行機の時間や価格はネットで容易に調べられたが、タクシーやバスに至っては、確実な情報は無し。 90分で行けるとか6時間かかったとか・・・
こんな状態で日本から大陸に渡った・・・

中国に着いてすぐ、現地の友人に今回の”赤壁巡礼”の話をした。 そして、日本で調べるだけ調べ尽くして立てた計画書案を提示した。
友人の第一声は「本当に行きたいのか? 何もないよ?」だった。 その後、小一時間、三国志の魅力を語ると、相手も理解を示した模様。
おもむろに、携帯電話を取り出し、どこぞやに電話をし始めた。 中国語はサッパリなオイラにとっては、何を話してるのかは分からなかったが、
しばらく待っていた。 電話を切った友人は、計画書に書いてあった「タクシーで移動」の所に所要時間とタクシーのチャーター費用をサラサラと書いてくれた。
どうも武漢のタクシー会社か観光会社に電話をして、調べてくれたらしい。
そして「もっと安いところがあるから、ちょっと待ってて」と言って、別の所に電話をかけだした。
いよいよ赤壁巡礼が現実味を帯びてきた感じがした・・・

そして、最終的な計画表がまとまった。 武漢往復は飛行機。 武漢から赤壁の往復はタクシーをチャーターするのが良いだろうという話にまとまった。
武漢から赤壁までは、車で2時間半から3時間はかかる。 行きの飛行機が遅れないことを祈るばかりである。
(「赤壁へ行ってみたい! 赤壁観光旅行したい! レッドクリフの舞台を!」という未来の同志の参考となれるよう、
所要時間や費用、行き方や行程を具体的な数字を示していきたいと思う)


実際の計画表
上海浦東国際空港 08:40発
   ↓(上海航空FM9361 料金370元)
武漢天河空港   10:15着

武漢天河空港   11:00発
   ↓(チャータータクシー)
赤壁古戦場跡   14:00着

赤壁観光

赤壁古戦場跡   16:00発
   ↓(チャータータクシー)
武漢天河空港   19:00着

武漢天河空港   20:00発
   ↓(中国東方航空 料金660元)
上海浦東国際空港 21:30着

※タクシーのチャーター費用は、トータルで1020元。
この中に、ガソリン代、高速代、運転手日当や食事代も含まれます。

※上海からの赤壁日帰りは可能です。
但し、タクシーのチャーターなど複雑な交渉を必要とするため、
よほど中国語に堪能か、あるいは現地人の手助けが必要です。

※中国国内線サイトはこちらが便利
AirChina
しかしながら中国語が全く分からないという壮絶な不安が付きまとうので、友人に同行していただくこととなった。
(御礼として飛行機代と、来日の際の京都すき焼きパーリーを約束した・・・)
ちなみに、今回の旅のメンバーは私と三国志大好きT氏、中国人のR氏の三人である。




2008年10月18日 午前  上海浦東国際空港→武漢天河空港

赤壁巡礼


上海の国際空港。 まぁデカいです。 国の威信が籠もってる建造物は、非常に立派で綺麗です。




上海航空の飛行機です。 値段の割に機体も新しく綺麗でした。 機内サービスも良い感じ。
飛行時間は約90分。 ただ、管制影響で離陸が20分くらい遅れた。
概ね天気が良かったため、長江沿いに連なる山脈の光景が凄かったです。 こういう光景はやはり大陸っぽいな。


武漢空港。 こんなに立派だとは想像してなかった・・・ 田舎のぼろっちぃ空港を想像していたので、かなり衝撃でした。
ここまで全面ガラス貼りの大規模建造物なんて、初めて見たかもw
聞けば、武漢は中国第5の都市らしく、デカいのは分かるが、ここまで立派だと恐れ入る。
2008年10月18日 午前11時  武漢天河空港から赤壁を目指す


チャーターしたタクシー。 中国人の友人曰く、良い車だったらしい。 まぁ悪い車ではなかった。
平均時速120kmで走る中国の高速。 むしろ安定して120kmしか出さないという感じかも。


走り出して約2時間。 赤壁の看板が見えた! 高速の看板は日本のと同じか、これ?


高速を降りると、こういう感じがずっと続く。 いかにも、ローカルな中国といった雰囲気か。
高速を降りて約30分くらいは、こういう風景が続く・・・

そのAにつづく


赤壁巡礼 | @  A 

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