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たとえば、今、自分が誰かの夢の中にいるって考えたこと無いですか? 夢を見ている誰かは、夢の中で一つだけ願いを叶えることが出来る・・・ | ||
A. ふと、あゆに呼ばれた気がした。 振り返ると、そこには元気になった秋子さんが居た・・・ | ||
「佑一さん」と秋子さんが声をかける |
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振り向いた時、 一瞬だけ秋子さんがあゆに見えた様な気がした佑一 |
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佑一はあゆはもうこの世には居ないと思っていたが・・・ |
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B. 流れる風景が好きだった・・・ | ||
冬、雪の舞う街。 新しい足跡を残しながら商店街を駆け抜けることが好きだった |
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春、雪解けの街。 木々の幹に残る小さな雪の塊を、手で掬い取ることが好きだった |
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夏、雪の冷たさを忘れた街。 傾けた傘の隙間から、霞む街並みを眺めることが好きだった |
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秋、雪の到来を告げる街。 見上げた雲から舞い落ちる小さな白い結晶を 手のひらで受け止めることが好きだった |
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C. あゆ。さぁ、行こう! | ||
7年前の果たせなかった夢を やっと取り戻すことが出来た |
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D. ぼく、また走れるようになるかな? | ||
止まっていた思い出が、ゆっくりと流れ始める。たった一つの奇跡の欠片を抱きしめながら・・・ どれくらい時間がかかるのかは、分からないけれど・・・ でも時間はたくさんあるのだから。 |
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※1)左キャプチャー画 (C) VisualArt's/Key/百花屋
※2)話数-場所 (例 16-F → 第十六話の中で使用され、地図上の場所はFまたは16-Fに示す) |
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おわり。 |
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