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| ANIME REVIEW LETTERS タイトル・サブタイトル・放送日時 |
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| 涼宮ハルヒの憂鬱 | |
| 涼宮ハルヒの憂鬱 #01/2006-04-06 <朝比奈ミクルの冒険 Episode00> |
A HARUHI SUZUMIYA'S FILM 企画・脚本・演出 涼宮ハルヒ 彼女の名前は、朝比奈ミクル。 未来から来た戦うウエイトレス。 八百屋の前で白菜の販売促進。 それも、バニーガールで。 バイトで客寄せ。 「ミクルちゃん、今日も精が出るねぇ・・・」 今日も一日働いて、バイト代をもらう。 次は、お肉屋さん。 「がんばれ! ミクル! 去年できた大型スーパーに奪われたお客を取り戻せ!」 しかし、本業は古泉イツキを見守ること。 どういう訳か、スーパーミラクルパワーを発揮する少年らしい。 ミクルは、文具店の2階に居候している。 部屋に戻って、バニーガール衣装のお着替え。 しかし、着替えのシーンは撮っていない。 悪い魔法使い 兼 宇宙人 ユキがやって来た。 ミクルとユキの対決。 なぜ、因縁の敵なのかは、ご想像にお任せしたい。 説明しよう、 これは、スターリングインフェルノという魔法のステッキ。 ミクルビームとは、ミクルの左目から出るきわめて危険なビーム。 しかし、負けた。 イツキとユキの出逢い。 「私は、魔法を使う宇宙人である」 イツキに攻撃を仕掛けるユキに間一髪、ミクルが飛び込む。 「この次は、自分の戒名を準備しておくのだ」と言って立ち去るユキ。 「こここけっ、こんなことで私は立ち去らないのです!!」と言って、ポーズをとるミクル。 そこへ、ユキの手下がやってくる。 手下に取り押さえられ、池に落とされる。 そこえイツキが登場。 助け出す。 そして、意識を失うミクル。 お姫様抱っこで立ち去るイツキ。 ここでようやく半分に達した。 ここはイツキの自宅。 担ぎ込まれたミクルは風呂上がりのようだ。 誰が、入れたのか? 眠るミクルにキスしようとするが、そこへユキが窓から入ってくる。 「私と共に、宇宙のあるべき道を取るか?」とイツキに尋ねる。 「保留ってことで手を打ちませんか? 考える時間が必要だ」とイツキ。 これは、伏線と言えば、響きがいい。 翌日も、ミクルはバイト。 模型店です。 今年度対比前年度成長率80%なので、買いに来てくださーい。 ここで急展開。 イツキとミクルの同棲生活。 萌え要素満載で、てこ入れ。 ユキも、イツキの高校に転校。 色仕掛けか? ミクルも高校に転校。 ミクルとユキの戦いはショボイ激戦を極める。 そして、この支離滅裂な作品は最終局面。 <ケリをつけよう>と果たし状がミクルに届く。 「私は、最後の戦いに挑まなければならないっ!」と指さすミクル。 「昼休み中に決着を付けなければならない・・・」 屋上での激しい戦い。 ビームが錯綜。 あまりの激しさに、教員に見つかる。 ユキの最後の攻撃がミクルに炸裂。 倒れ込むミクル。 それを庇うイツキ。 イツキにスターリングインフェルノを向ける。 その攻撃を跳ね返し、ユキは、宇宙に飛ばされた。。。。 <この物語はフィクションであり、実在する人物・団体・事件・その他の固有名詞や現象とは関係ありません。ウソパッチです。ただし、CMは別よ> 超監督 涼宮ハルヒ ![]() 驚愕の超超額縁 |
| 涼宮ハルヒの憂鬱 #02/2006-04-13 <涼宮ハルヒの憂鬱 I> |
サンタクロースをいつまで信じていたのか? それは、どーでも良いこと。 でも、最初から信じていなかった。
ただし、宇宙人や超能力者、その他、アニメ特撮的なヒーローが居ないと気づいたのは、相当後だった、というか、気づいては居たが気づきたくなかった。
しかし、現実はキビシ! 世界の物理法則は良くできている。 宇宙人? 居てほしい! 最大公約数的な解釈も出来るようになった。
中学を卒業し、高校生になった。 そして、そいつと出会った。 「涼宮ハルヒ。 ただの人間には興味ありません。 この中に、宇宙人、未来人、異世界人、超能力者がいたら、私の所に来なさい! 以上。」 偉い美人が側にいた。 だれもが冗談だと思った、だが、ハルヒは大マジだった。 しみじみと思う。偶然だと信じたいと・・・ 涼宮ハルヒは、ただ黙ってじーっと座っていれば、いち美少女高校生にしか見えなかった。 声をかけてみる。 「あんた、宇宙人なの? ちがうなら、話しかけないで、時間無いんだから・・・」と一喝。 中学時代にも、いろいろやらかしていた。 校庭落書き事件。 机が全部、廊下に出されていた。 屋上にペンキで☆マーク。 見た目が良いから告られる。 一番長く続いて1週間。 最短では5分で破局。 「やめとけ!」と友人に言われてしまう。 片鱗その1 髪型が毎日変わる。 曜日が進むごとに、結び目の数が増えている 片鱗その2 体育の時間、男子が教室にいつのに、着替えを始めた 片鱗その3 あらゆるクラブに仮入部していた 結局、どこにも入部しなかった そんなこんあで、ゴールデンウィークを開けた頃。 「曜日で髪型を変えるのは、宇宙人対策か?」 知らないウチに、声をかけていた。 「いつ気づいたの?」 そして、会話が成立した。 「曜日によって、感じるイメージって異なる気がするのよね・・・」 「わたし、あんたと、どこかで会ったことある?」「無い」 <きっかけ>なんて、どーでもないことなろんだけど、これがきっかけなんだろう・・・ そして翌日、長い髪をばっさり切った姿を見たときは、驚いた。 あれ以来、HR前にハルヒと話す事が日課になっていた。 「問題なのは、くだらない男しかこの世には存在しないのかってこと。 宇宙人ね。 あるいは、それに準ずる何かね!」 それおを見ていたクラスメートが驚いて近づいてきた。 「あんなに、涼宮が話しての、初めてみたぞ。 驚天動地だ・・・」 おれは、アイツのスポークスマンでも何でもない。 席替え。 結局、また後ろにハルヒが居た。 全部のクラブに仮入部したからには、なにか面白いクラブはあったか? と聞いてみるが、 「全然ない! 全然!!」 どうやら、<全然>が口癖らしい。 「高校に入れば少しはマシかと思ったけど、コレは義務教育と変わらないわ! ミステリ研も超常現象研究会もダメ!」と発狂するハルヒ。 ・・・ もしかしたら、これがネタフリだったのかも知れない・・・ 「無いんだったら、部活を自分で作ればいい!」と授業中に叫びだしたハルヒ。 「私は、部室と部員を確保するから、あなたは書類をまとめなさい!」とキョンに言い寄るハルヒ。 そして、放課後。 ハルヒはキョンのネクタイを引っ張って、文芸部の部室に引っ張り込む。 去年、唯一部員の3年生が卒業して、廃部寸前。 これが、今年の新入部員だけど、本さえ読めればいいって、言うから部員にしちゃった。 と言って、指さす先には長門ユキ。 「長門さんとやら・・・ こんなヤツに部室を使わせても良いのか?」 「別に・・・」 「だから言ったでしょ。 これからここを部室として使うから、放課後来なさいよ! 来ないと死刑だから」とハルヒがブーンしてる。 次の日。 ハイペリオン。 キョンと長門さんがいる部室に、ハルヒがまた少女を引っ張り連れてきた。 「何なんですか? ここどこですか? なぜ、鍵を閉めるんですか?」とおどおどしてる。 「紹介するわ。 朝比奈みくるちゃんよ!」とハルヒ。 「どこから、拉致ってきたんだ?」 「そんなことしないわ。 任意同行よ。 2年の教室で、ぼんやりしているところを捕まえたの。」 よく分からないが、とりあえず質問を続けるキョン。 「なんで、この人なんだ?」 「見てよ! めちゃくちゃ可愛いでしょ? あたしね、萌えって結構重要なことだと思うのよ。 なにか、重要な事件が起きるには、こういう、ロリで萌えっぽい要素が必要なのよ! 」 それだけじゃない! と言って、みくるの背後に回り込んで、胸を揉み出すハルヒ。 ロリで萌えで巨乳。 「なんか、腹立て来た わたしより大きいなんて・・・」とか言い出した。 「と言うことは、可愛くて、小柄で、胸が大きいから、朝比奈さんをここに連れてきたのか?」と聞く。 「そうよ!」 真性のアホだ、コイツ。 皆の衆、お知らせしよう。 新しく発足するクラブの名は、ここに決定した! SOS団 Sekai wo 世界を Ooini moriagerutame no 大いに盛り上げるための Suzumiya haruhi no dan 涼宮ハルヒの団 略してSOS団。 好きにしろよwもう・・・ 超監督 涼宮ハルヒ 次回 涼宮ハルヒの憂鬱 II |
| 涼宮ハルヒの憂鬱 #03/2006-04-20 <涼宮ハルヒの憂鬱 II> |
入学して1ヶ月。 俺の平常心をマグニチュード8.0の激震が走る大事件が起こってしまった。 むしろ、始まったと言った方が良い。 それが、SOS団。
変人・涼宮ハルヒによる無限地獄の始まりだった。。。 教室に辿り着くなり、ハルヒが駆け寄ってきた。 SOS団には、謎の転校生が必要だ とか言い出した。 キョンが、呆れてため息をつく。 どうも、俺とハルヒが何かを企てているらしいという噂が流れているらしい・・・ 「せめて、長門ユキや朝比奈みくるさんに害が及ばないようにしないとなぁ・・・」 SOS団創設以来、この文芸部室にやたらとモノが増え始めた。 「コンピューターもほしい所ね。 この情報化社会に、パソコンも無いなんて」とハルヒが言い出した。 向かった先は、コンピューター研究会。 開口一番、「パソコン頂戴」と言い出した。部下その1=みくる と 部下その2=キョン を引き連れて、押し掛ける。 部長に「一台よこせ」と言い寄るハルヒ。 それを拒む部長。 すると、部下その1を近づけて、無理矢理、部長の手を、みくるの胸の押し当てる。 みくるの悲鳴が響く。 そして、背中を突いて、押し倒させる。 そんでもって、写真を撮る。 それをネタにパソコンをよこせと脅迫を始めた。 それを庇おうとする部員達。 それに対して、ハルヒは、「部員全員で、この子を ピー したって、言い広めてやる!」と悪態をつき始める。 「どうするの? よこすの? よこさないの?」とハルヒ。 「そ・・・ 好きなの、もっていけ」悶絶する部長。 最新機種がほしいと言い始めたハルヒ。 先月買ったばかりの最新PCを奪っていった。 しかし、文芸部室が、インターネットと接続できないと知ると、コンピューター研究会メンバーを集め、LANケーブルを引かせ、学校のドメインから、ネット接続できるようにさせた。 胸を触られた、みくるは、コンピューター部室で座り込んでいる。 それを気にしたキョンは、「こんなけったいな部活に関わらない方が良い。 今後も何されるか分からない。」と言う。 しかし、みくるは、「いえ、いいんです。 あなたも居るんでしょ? おそらく、この時間平面上の必然なんですよね。 それに、長門さんも居るのも、気になりますし。 不束者ですが、どうぞよろしく御願いします。 私のことは、みくるちゃんとお呼び下さい。」と答えた。 次にハルヒが思いついたことは、<SOS団ウェブサイト立ち上げ> 「で、誰が作るんだ?」 一両日中によろしくね、と言われて、何となく作っていると、それなりに出来てしまった。 昼休みの暇つぶしには、もってこいだった。 しかし、何を書いたらいいのか分からない。 近くで、本を読んでいた長門さんに聞いてみるが、「わからない」と言われてしまった。 昼休みが終わって、教室に戻ろうとすると、長門さんが、キョンに本を貸してあげると差し出してきた。 いろいろと疑念は耐えないが、足繁く部室に通ってしまう。 部室に行くと、朝比奈さんと長門さんがいた。 「この二人は、よほど暇なのか?」と思うキョン。 朝比奈さんは、またHな事をされるのではないかと、不安だったが、 キョンが、今度あんな事があったら俺が全力で阻止しますよ と言ってくれたので、急に元気なる。 すると、ハルヒが入ってきた。 そして、紙切れを配り始めた。 <SOS団創設に当たっての初心表明> そして、紙袋から、バニーガールの衣装を取り出した。 で、みくるちゃんの服を勝手に脱がし始めた。 いやいやいやーするみくる。 「いやぁ。見ないでぇ〜」 あわてて、部室を飛び出すキョン。 「だめ〜 いやぁぁっぁ」 バニーガールの衣装を着た、ハルヒとみくるちゃん。 <ごめん。 正直、溜まりません・・・ 情熱、持て余す・・・> 無理矢理引っ張り出される、みくるちゃん。 去り際、キョンに目で訴えかけるも、どうしても、見てしまう・・・ バニーな二人が居なくなった部室。 床には、着替えた制服と下着が散乱している。 ピンクのブラを手に取り、片付けようとするキョン。 その時、ハルヒが作ってきたビラが目に入った。 <我がSOS団では、この代の不思議を広く募集しています!> 校門でビラを配っていると、教師が駆けつけて、バニー二名を連行して行った。 「この団の存在意義が分かってきた気がする・・・」とキョン。 ハルヒが怒鳴りながら帰ってきた。 「もう、今日はコレで終わり! 解散!!」と言うと、いきなりバニーを脱ぎ始めた。 あわてて部屋を出るキョン。 しばらくすると、みくるちゃんが出てきて、こう言った。 「キョンくん・・・ わたしがお嫁に行けなくなったら、貰ってくれますか?」 そして立ち去る。 その後ろ姿を見て、 <朝比奈さん、その背中は、受験に失敗した浪人生か、はたまた、無理して一戸建てを買った直後にリストラされたサラリーマンのようですよ・・・> 翌日、涼宮ハルヒの名前は、有名を超越して、全校生徒の常識にまで達していた。 そして、キョンに声をかけてきたクラスメイトは、「お前、いよいよ、涼宮ハルヒと愉快な仲間たちの一員になってしまったんだなぁ・・・」と同情する。 そして、朝比奈さんは学校を休んだ。 そして、メールは一通も来なかった。 「なぁ、ハルヒ。 この県立高校にそんなに謎は転がってないぞ? いい加減居目を覚まして、格好いい男を見つけて、一緒に下校しろよ?」と心の中で言ってみる。 「じゃぁ! 帰る!!」と怒って出ていってしまった。 すると、長門さんがキョンに声をかけてきた。 「読んだ?」「いや、まだだけど・・・」「今日、読んで。帰ったらすぐ。」 セリフが、原稿用紙の一行を越えない。 家に帰って本を開くと、挟んであった栞に待ち合わせ場所と時間が記されてあった。 行ってみると、長門さんが待っていた。 そして、長門さんの部屋に行く。 一人暮らしをしているらしい。 日本茶を煎れる。 次から次へと煎れる。 それを、次から次へと飲むキョン。 「・・・俺をここに連れてきた理由を教えてくれないか?」 急須を置くと、話を始めた長門さん。 「涼宮ハルヒの事・・・ そして、私のこと。 あなたに教えておく。。。 上手く言語化できない。 でも、聞いて。 涼宮ハルヒと私は、普通の人間ではない。 性格に普遍的な性質を持っていないという意味ではなく、文字通りの意味で、彼女と私は、あなたのような大多数の人間と同じとは言えない。 対有機生命体コンタクト用インターフェース。 通俗的な用語を使用すると、宇宙人。」 「・・・はい?」 超監督 涼宮ハルヒ 次回 涼宮ハルヒの退屈 |
| 涼宮ハルヒの憂鬱 #04/2006-04-27 <涼宮ハルヒの退屈> |
なぜかナースコスプレで、部室でお茶を入れる朝比奈さん。 早くも6月になった。 今回の話は、野球大会だ。
ハルヒがこんなにいい顔で笑うと、俺が疲れるカラクリになっている。 ハルヒが野球大会のビラを掲げて、部室に入ってきた。 「何に、出るんだって?」 第9回市内アマチュア野球大会。 メンツがあと4人足らない。 野球部に仮入部したハルヒは、とりあえず、一通りのルールは知っているらしい。 野球大会で優勝すれば、SOS団の名前も一人歩きするという魂胆だ。 「安心して! チーム名はSOS団ってしたから。 後のメンツは、そこいら辺で暇そうにしている人を捕まえればいいわ」 そして、特訓が始まった。 向かったさきは、野球部が活動するグラウンド。 野球部に向かって、「邪魔だから、ちょっとどいてくれない?」と言い寄るハルヒ。 そこへ最終兵器。ナース朝比奈みくる発動。 その姿に、めろめろになる野球部員一同。 あっさり場所を引き渡す。 ハルヒの1000本ノックが始まる。 ボールが怖くて逃げ回るみくるちゃん。 ギリギリ取れるか取れないかのキョン。 自分の真正面に来たボールのみを取る長門さん。 是が非でも、みくるのパンツが見たい野球部一同。 ノックですら相手にならないと悟ったハルヒは、SOS団員の替わりに、野球部を並ばす。 永延と1000本ノックが続く。 それをフェンス越しに見ている団員。 キョンは、長門さんに「試合当日、雨に出来ないか? 雨天中止になるくらいのデカイやつ。」と聞くが、「出来なくもない。 ただし、推奨できない。」 局地的な気象情報の改竄は、数百年〜数万年後の生態系に影響を及ぼすかも知れないという。 試合当日。 来なくても良いのに・・・ 朝比奈さんの友達の鶴谷さん。 キョンの友人2名と妹も来た。 打席と守備は、ハルヒは古代ギリシアの方法に乗っ取って、アミダで決定。 相手は、優勝候補の競合野球部。 ハルヒがバターボックスに立つと、いきなり2塁打。 次、みくるちゃん→ダメ1アウト。 次、長門さん→ダメ2アウト。 次、キョン。 「ハルヒは、こんなのを長打にしたのか・・・」 結局三振。 「ぬぁーにやってるのよぉ!」とハルヒの怒号がこだまする。 1回裏。 ハルヒのピッチング。 ど真ん中にストレートしか投げられない。 それがバレてしまえば、もう打ち放題。 SOS団の守備は、ザルだった。 しかし、なんとか2失点で済んだ。 次の回も、あっさり追加点を許す。 そろそろ、コールド負けが見えてきた。 「・・・やっぱり、アレが必要かも知れないわね・・・」とハルヒがみくるちゃんを連れて、タイムを取った。 しばらくすると、チアガール姿のハルヒと朝比奈さん。 「さぁ! 応援しなさい!!」 チア姿でバッターボックスに立つハルヒ。 ピッチャーもキャッチャーも、集中出来ない。 そんな状況で投げるボールは、ヘロヘロで、ハルヒに軽く打たれてしまった。 次に、チアコスみくるちゃん。 また、ボールがヘロヘロ。 でも、打てない。 それを見かねて、ハルヒが怪しげなサインを送りだした。 サインは。。。。スクイズか? そのクネクネとしたダンスサインに、「?」状態のみくるちゃんは、結局、何も出来ず、アウト。 「ちょっと! みくるちゃん。 こっちに来て、歯を食いしばりなさい」とハルヒ。 罰ゲームは、ほっぺたをプニプニ。 「みんなに、この面白い顔を見て貰うのよ!」 「不味いことになりましたよ。 ものすごい速度で、閉鎖空間が広がり始めましたよ・・・」と古泉くんが言い始めた。 原因は、SOS団の不甲斐なさにハルヒが激怒してる事らしい。 負け=地球の破滅 らしい。 それを阻止するには、何らかの怪しい方法を採るか、試合に勝つこと。 その怪しい方法は、キョンが拒否。 そうなると、勝つしかない。 古泉くんは、利害の一致が見込める、長門さんに何かを御願いしている。 それを聞いた長門さんは、バットに向けて、なにやら呪文のような物を唱えているように見えた。 詳しくは、禁則事項。 その回の攻撃から、すごい反撃が始まった。 一気に10点ゲット。 しかし、これ以上やると、余計にマズイことになりそうだった。 そこで、呪文を解除してもらって、通常モードへ。 あっさり、三振アウト。 1回戦90分ルールにより、この回を無失点で抑えられれば、SOS団の勝利が決定する。 そこで、最終判断。 キョンがマウンドに立った。 しかし、ボールしか入らない・・・ハズだった。 がしかし、ミステリアスボール(命名キョン)により、世界の破滅は免れそうだった。 あっさり2アウトゲット。 しかし、最後の1球が振り逃げされる。 ボールをセカンドに投げる(かなり剛速球)長門さん。 ハルヒのグローブを突き抜け、ボールはセンターの古泉くんまで届く。 センターから古泉君が、2塁手前で腰を抜かしている振り逃げ走者に掛けより、タッチアウト。 「どうもすみません。 我々、少しばかり、非常識な存在なんですよ。」 ゲームセット。 相手チームに敬意を払って、試合は棄権する事になった。 それを、主将に告げるキョン。 うれしさのあまり、涙する主将。 別れ際主将がキョンに「きみ・・・ ちょっと、そのバット・・・」と声をかけてきた。 試合後、ファミレスで反省会をするSOS団一同。 一方、野球グラウンドでは、相手チームの2回戦が行われていた。 そして、ベンチには、SOS団が使っていたバットが置かれていた。 数日後、またまたハルヒが極上スマイルで部室に飛び込んできた。 アメフト大会とサッカー大会のビラを手にしていた。 「これって、何人でやるスポーツ? この間のメンバーで足りる?」 どっちが少人数で済むのだろう・・・・ アメフト? いや!ゲートボールにしなさい!!! 超監督 涼宮ハルヒ 次回 涼宮ハルヒの憂鬱III |
| 涼宮ハルヒの憂鬱 #05/2006-05-04 <涼宮ハルヒの憂鬱III> |
「う・・・ちゅうじん?」 「私の仕事は、涼宮ハルヒを観察し統合思念体に情報を伝えること。 産み出されてから3年間、そうやって生きてきた。 この3年間は、特定の不確定要素が無く至って平穏、でも、最近になって無視できないイレギュラー因子が涼宮ハルヒの周囲に現れた。 それが、あなた・・・」 情報統合思念体は、銀河の辺境に位置するこの第三惑星には特別な価値はなかった。。。 しかし、進化の過程で、自立二足歩行を開始し知性を持ち始めた人類とカテゴライズされる生命体に興味を持った。 【情報統合思念体】 全宇宙に広がる情報系の海から発生した肉体を持たない超高度な知性を持つ情報生命体。 宇宙開闢とほぼ同時に存在し宇宙の膨張とともに拡大し歯店する。 実体を持たず、ただ情報としてだけ存在するため、いかなる光学的手段でも観測することは不可能。 宇宙に点在する有機生命体に意識が生じることは良くあることだったが、高次な知性を持つまで進化したのは人類が唯一だった。 人類は、不完全な有機生命体として出発しながら急速な進化を遂げていった。 保有する情報量を増大させ、また新たな情報を創造し、加工し、蓄積する。 情報統合思念体は、慎重に観測を続けた。 しかし、3年前、惑星表面で今までに類を見ない情報フレアを観測した。 地球上の一点から拡散した情報爆発が、惑星全土を覆い、惑星買いに噴出した。 その中心にいたのが、<涼宮ハルヒ>。 以後3年間その原因について調査が進められた。 「原因不明の情報爆発」「分析不可能」 しかし、情報統合思念体は涼宮ハルヒの解析を進めた。 情報生命体である統合思念体は直接、有機生命体とコンタクトする事は出来ない。 彼らは、言葉を持たないが、人間は言葉を持つ。 だから、私が作られた。 情報統合思念体は、私を通して、人間とコンタクトすることが出来る。 「涼宮ハルヒには、自立進化の力を秘めている。 自分の思うままに情報を操作することが出来る。 それが、私がここにいる理由。」と長門さん。 「ちょっと待ってくれ。 さっぱりわからん」とキョンが制止させる。 極端に無口なヤツが話し始めたと思ったら、飛んだデムパな話だった。 とんでもないヤツだ。 土曜日。西宮北口駅に向かうキョン。 ちょっと遅刻だ。 「遅い! 罰金!!」とご立腹のハルヒ。 ハルヒの提案は、二組に分かれて不思議なことを探す。 何かあったら、携帯で連絡を取り合う。 「デートじゃないのよ! 真面目にやらないと、罰金よ!」と威喝するハルヒ。 キョンは朝比奈さんと探索を始める。 すると、朝比奈さんが唐突に自分のことを話し始めた。 自分は未来から来たと言う。 3年前大きな時間変動が観測された。 その原因を探るためやって来た。 それが涼宮ハルヒ。 「過去への道を閉ざしたのは、涼宮さん。」 詳しくは、禁則に引っかかるから言えない。 「禁則事項です・・・禁則事項です・・・禁則事項です・・・ 今の私には言う権限が無いのです」 「宇宙人の次は、未来人か・・・」と空を見上げるキョン。 そして、最後にひとつだけ朝比奈さんに質問をしたキョン。 「あなたの本当に年齢は、いくつですか?」「禁則事項です☆」 12時にいったん駅に集まることになった。 午後に向かって再班分け。 午後は、キョンは長門さんと組んだ。 長門さんと暇つぶしするなら、、、図書館だった。 本に夢中な長門さん。 ソファーで昼寝中のキョン。 キョンの携帯に電話が入る。 バイブで驚いて大声を出すキョン。 「今何時だと思ってるのよ! このバカ!!」と開口一番怒鳴るハルヒ。 「スマン。今、起きた所なんだ・・・」「ハァ? このアホんだら!!」 結局、特に成果もなく終わってしまった。 「明後日、学校で反省だからね!」と言い残して去っていった。 次は、古泉くんから、ハルヒについて話を聞かされた。 「お察しの通り、超能力者です。」 涼宮ハルヒはまだ、自分の力に気づいていない。 気づかないままで生涯を閉じて貰いたい。 それが、古泉くんの所属する組織の意見である。 「一番の謎は、あなたです。 あなたについて、色々調べさせていただきましたが、あなたは至って普通の人間です。」 そう言って、古泉くんは帰っていった。 その後、部室に戻るキョン。 その日、ハルヒは部室に現れなかった。 超監督 涼宮ハルヒ 次回 孤島症候群(前編) |
| 涼宮ハルヒの憂鬱 #06/2006-05-11 <孤島症候群(前編)> |
クローズドサークル。 無人島で合宿。 なぜ、そのような事態に陥ったのかを説明するためには、期末テストの返却のブラックマンデーから復帰しかけたあの日の会議にさかのぼらなければならない。 「夏休みにSOS団初の合宿を行うことが決定したわ!」とハルヒが宣言した。 場所は、古泉くんの親類の富豪が所有する島。 その功績を称え、ハルヒは古泉くんを2階級特進させ、副団長に任命した。 それを見て、「うらやましくねぇよ」とキョン。 「もう、私の役割も決まっているんだからね!」と言うハルヒの左腕には、団長での超監督でもなく<名探偵>の腕章が着いていた。 ・・・というわけで、いま、SOS団一行は、その島へ向かうための船の上にいる。 「では、名探偵について考えてみましょう・・・ここで、メタフィクショナルなことは通用しません。」と古泉君。 ハルヒは小説のような事件を求めている。 それを実現するために、島へ向かっている。 「名探偵現る所に、事件は起こる。 彼女は、なってみたいんですよ、名探偵に・・・」 今回の合宿には、キョン妹もついてきてしまった。 到着するまで、みんなでトランプをする。 向かう先の別荘は、それなりの建築家が設計したらしい。 「それなりで結構。 ハルヒが望むような設計と言えば、3日くらい徹夜して、アル中で朦朧としたガウディが居眠りして描いたようなものだ。」とキョン。 「やっぱ。孤島といえば、事件よね!」とハルヒ。 とりあえず、船を下りると、クルーザーと執事とメイド森さんが待っていた。 クルーザーの上では、謎探しハルヒだけが盛り上がっている。 30分ほど経つと、屋敷が見えてきた。 それを見つけたハルヒが一言「なんか・・・普通ね」 小高い丘の上にある屋敷。 到着すると、「今日は、お招きいただき、ありがとう御座います。 ここにいる全員を代表して、御礼申し上げます。」と丁重な挨拶をするハルヒ。 「あれ、一樹くんから聞いていたよりもだいぶ違うねぇ。 もっとフランクな少女だとばかり・・・」と出迎えた家主が言った。 「そう? はじめまして、屋敷の御主人!!」とハルヒ。 「あやしく無いことが、逆にあやしいわ!」と疑り深いハルヒ。 「分かった! 犯人よ! 犯人は、ここの御主人よ! で、犠牲者はみくるちゃん!」 その後、みんなで海に行く。 そして、夕食。 夜は、花火50連装にネズミ花火。 というわけで、変わったこともなく無事一日目を過ごすことが出来た、とこのままで終わっていれば、どれだけ救われたことだろう・・・ 翌朝は、嵐になっていた。 朝食の席に、御主人がいなかった。 「でも、これで、嵐の孤島になったわ!」とハルヒ。 外に出ることが出来ないので、卓球・ビリヤード・麻雀で遊ぶ。 午後になって、御主人も交じって遊ぶ。 しばらくすると、片付ける仕事があると言って、御主人は出ていった。 その後は、王様ゲーム。 当たった人は、王様に振り返って「大好き」と言う。 最初に当たったのは、王様ハルヒで相手は長門さん。 「・・・大好き」と長門さん。 「そーじゃないのよ!」と喚くハルヒ。 <この後の青春の1ページも、ただ笑って読み飛ばせると思っていたのだが、そうは問屋が卸さなかった。 この場合の問屋がどんな業種で、何を取り次いでいるのかは分からないが、どこの問屋か分かっていたら、俺はそこに1年くらいの業務停止命令を出したい!> 3日目の朝。 朝から、枕投げ。 そこへ執事がやってきた。 主人がいないとの事。 御主人の部屋へ向かう。 ノックをするも、返事はない。 合い鍵も無い。 ドアを蹴破ることになった。 ドアが開くと、胸に果物ナイフが刺さった主人が、床に横たわっていた。 「・・・まさか、冗談だろ・・・」 超監督 涼宮ハルヒ 次回 ミステリックサイン |
| 涼宮ハルヒの憂鬱 #07/2006-05-18 <ミステリックサイン> |
七夕のとき憂鬱だったハルヒは、期末試験中にステータスをメランコリー状態から抜け出し、また好き勝手やり始めた。 その反作用でハルヒから押し出されたブルー色をバトンタッチさせられ、鬱々真っ盛りのキョン。
ハルヒは大抵、試験を時間半分で終わらせ、寝息を立てている。 "忌々しい ああ忌々しい 忌々しい" ハルヒによると、SOS団には休みにはないらしい。 試験期間中で部活は休みになるものの、この部活でも何でもない意味不明な団は、コンビニエンスストアのように、24時間営業していた。 ハルヒがパソコンに向かってSOS団のエンブレムを作っていた。 それを見たキョンは、「酔っぱらったサナダムシが管を巻いているようにしか見えないな」と一言。 「ちゃんと見なさいよ! 真ん中に、SOS団って書いてあるでしょ!!」とご立腹のハルヒさま。 「そう言われてみれば、そんなような気がしないでもあるような。。。 でも、大声で言いかねるくらいには見えないでもないねぇ・・・ さて、俺はいくつ否定語を重ねたかなぁ・・・ 暇なヤツが居たら数えてくれ」 そんな事より、 「これをSOS団のトップページに載せようと思っているのよ。」 キョンの作ったこのサイトは、いつまで経っても、訪問者が増えない。 トップに華がないというハルヒの考察。 本当は、みくるちゃんのエロ画像で客を呼び込む算段だったらしい。 「だから、SOS団のシンボルのようなものを載せればいいと思ったわけ」と遺憾を覚えつつハルヒが宣言した。 しかし、訪問者数は3桁に達していないし、その9割はハルヒ自身が回しているようなもの・・・ 「さぁ! キョン! このシンボルマークをトップページに表示されるようにしなさい!」とキョンに命令するハルヒ。 「いいからやりなさい!!!」 キョンは、ハルヒ画伯様の描いたサナダ虫風のシンボルマークをテキトーなサイズに縮小して、ファイルに保存し、トップページに貼り付けて、アップロードした。 試験終了から夏休みまで、しばらくの試験休暇に入る。 教師が、答案にペケの朱入れをする時間でもある。 職員室の前を通りかかったキョンは、自分の答案に付けられているであろう、×を想像して、 「あぁ忌々しい・・・ せめて、朝比奈さんの笑顔でも眺めて、少しでも安らぎを得よう・・・」 足速に、SOS団室に向かう。 舌足らずな朝比奈ボイスを期待して、ドアをノックした。 「どぉーぞぉ」 しかし、聞こえてきたのは、ハルヒの不機嫌そうな返事だった。 部屋には、ハルヒと長門さんが居た。 「なんだ、お前達だけか・・・」とキョン。 「なに? なんか文句あるの?」とハルヒ。 <俺のお前に対するクレームを箇条書きにしたら、A4ノート裏表びっしり埋まるぞ> キョンは、『よろず悩み相談室』としてSOS団を存続させるべく、生徒会の許可を取って、ポスターを貼っていた。 <生徒社会を応援する 世界造りのための 奉仕団体(同好会) ※略称 SOS団> さっきのノックが、そのお客さんが来たのではないかと、勘違いしていたハルヒ。 SOS団のHPを見ていたハルヒが異変に気づいた。 文字化けし、エンブレムもギャザー処理されたように歪んでいた。 「サーバーにあるデータが壊れているようだ。。。」 ファイルを書き換えても、直らない。 「これは、どこにクレームを言えばいい? これが、ハッカーとかクラッカーとかいう人の仕業なの? SOS団にサイバーテロを企ててるのは誰? 見つけだしたら、裁判なしで、30日間の社会奉仕活動を宣告するわ!」とご立腹のハルヒ。 その騒ぎに動じず、長門さんはいつも通りに本を読んでいた。 またノックがすると、今度は、古泉くんが入ってきた。 朝比奈さんのお茶が待ち遠しいね・・・ それからしばらく、ハルヒの無理難題に付き合わされ続けていたキョン。。。 夕方になって、ノックの音ともに、朝比奈さんが入ってきた。 「おくれちゃって、ごめんなさい・・・」 SOS団部室のエンジェル、朝比奈さん光臨! しかし、朝比奈さんは、お客さんも連れてきていた。 なんと言うことだ! 来るはずのない悩み相談者が来てしまったのである!! 彼女の名前は、黄緑エミリさん。 話を聞いてみると、行方不明の彼氏を捜してほしいとのこと。 彼は一人暮らしをしている。 両親は海外に居るとのこと。 「へぇ・・・ 外国って、カナダ?」とハルヒ。 「いえ。ホンジュラスだったと思います。」 「へぇ。なるほどぉ」と納得するハルヒ。 次にハルヒが気になった事は、なんでSOS団に来る気になったのかということ。 「彼がよく、SOS団の事を話題にしていたからです・・・」 「だれ?彼氏って?」 「☆★▼☆▲■●○◎」 その名前を聞いて「えっとぉ・・・誰だっけ?」とハルヒ。 「SOS団とは近所づきあいをしている様なことを言ってました。 コンピューター研の部長ですから・・・」と控えめに答えるエミリさん。 それを聞いたキョンは、愕然とする。 ハルヒに朝比奈さんのセクハラ写真を撮られ、それを糧に最新のパソコンを譲渡させられ、泣く泣く配線までさせられたあの気の毒な部長か・・・ すっかり忘れていた。。。 「きっとあの部長は、2ヶ月遅れの5月病で閉じ籠もっているんだわ! 部屋に乗り込んで、2・3発ぶん殴って、引きずり出せば良い話よ!」とハルヒは、、そんなことを本気で思っているらしい。 さらに、ハルヒはコレをネタにさらに客を増やそうと考えている。 「また、校門前でチラシ配りも良いわね!」 部長の部屋は、可も不可もない普通の3階建てのマンション。 ドアは開かなかった。 管理人に鍵を貰ってこようと言うと、液体ヘリウムのような視線の長門さんが、ドアノブに手をかけて、こっちを見ていた。 ドアノブを回すと、ドアが開いた。 「さぁ、上がりましょう! きっとベットの下あたりに隠れているから、引きずり出して捕獲するの!」 しかし、部屋には人気はなかった。 「出た方がいい・・・」と初めて今日、長門さんが口を開いた。 「ぼくも同感です。」古泉くんがキョンに顔を近づけて言った。 奇妙な違和感を感じるとのこと。 一方、ハルヒは冷蔵庫にワラビ餅を発見する。 「賞味期限が3日前になっているけど、食べましょう!」そういって、みくるちゃんに無理矢理食べさせようとするハルヒ。 「閉鎖空間です」「次元断層が存在。位相変換が実行されている」ここは、さっさと撤退した方が良さそうだ・・・ と言うわけで、解散する一行。 しかし、ハルヒ以外のメンバーは再集合する。 再び部長宅に上がり込む一行。 「この部屋の内部に、局地的非浸食性融合異時空間が正弦モードで存在している。」 部長の行方不明の原因は、この閉鎖空間に原因があるという。 すると、手を翳した長門さんが、呪文のようなものを唱えると、部長の部屋に居たはずなのに、周囲が砂漠のようになっていた。 この空間には、涼宮ハルヒが発信源となっていうであろう情報が含まれているが、そのレベルは無視できる程度。 ただ、ハルヒがトリガーになっている事には間違いはない。 「・・・おでまし・・・」長門さんが指さす方向に、巨大なカマドウマが現れた。 情報生命体の亞種。 部長の脳細胞を利用し、存在確率を確定しようとしている。 カマドウマと古泉・長門ペア の壮絶な戦いが始まった。 攻撃で傷を負ったカマドウマ。 カナブンがきずのてあてをしてくれた! しかし、とどめを刺されたカマドウマは消え、後には、部長が倒れていた。 周囲も、砂漠から部長宅に戻っていた。 「約2億8千万年前、地球に降下したそれは、地球に存在できる手段がなかったため、自己保存のための冬眠に付いた。 人間によって、コンピューターネットワークが産み出されると、それは半覚醒状態となり、そして、通常の数値データでは起こり得ない異界の情報データによって目覚めた。」 その異界の情報データが、ハルヒの描いたエンブレムだった。 このエンブレムには、436PB(ペタバイト)の情報を持っていた。 部室でHPを開いてみると、アクセスカウンターが29819になっていた。 正しいエンブレムを見た人は8人。 そのうち北高生は5人。 その後、エンブレムを微妙に変えて、ZOZ団に変えられている。 実は、部長には彼女は居なかった。 もしかすると、長門さんが、未然にとんでもないことにならないように手を加えてくれているのだろうか。 あるいは、長門さん自身が巻き込んだ事件なのだろうか・・・あの殺風景な部屋で一人で居るのは寂しいと・・・ 超監督 涼宮ハルヒ 次回 孤島症候群(後編) |
| 涼宮ハルヒの憂鬱 #08/2006-05-25 <孤島症候群(後編)> |
ドアを蹴破ると、オーナーが果物ナイフを胸に突き刺し、倒れていた。 脈を取ろうと手を取るハルヒ。 「もう亡くなっています・・・」と執事が言った。 ナイフは、胸ポケットにあった手帳を貫通している。 犯人は男か?
「これは、クローズドサークル。 密室殺人。 さて、犯人は、どうやってこの部屋から出ていったのでしょうか?」古泉くんが、窓の鍵を確認しながら言った。 朝比奈さんは、ショックのあまり寝込んでしまった。 ハルヒがキョンを廊下に呼び出した。 「これって、殺人事件なの? まさか、こんな事になるなんて、思ってなかった。。。 困ったことになったわね・・・」 「こんな事は考えたくはないが、最大の容疑者は豊さんだな・・・ 姿が見えない。」 朝比奈さんやハルヒも、豊さんの不振な行動を目撃していた。 改めて、オーナーの部屋に行ってみると、ドアの前に執事がいた。 現場保持のため、部屋には入れないとのこと。 古泉くんやメイドさんたちも屋敷の中を見回るが、豊さんの姿が見あたらない。 暴風のなか、外に出てみると、クルーザーが無くなっていることに気づく。 すると、岩陰に、人影のようなものを感じた。 その方向に行く途中で、足を滑らせ、断崖に取り残されてしまった。 仕方なく、近くにあった洞窟に身を潜めることに。。。 濡れ濡れの服や髪をしぼりながら、ハルヒが事件についての考察を始めた。 しばらく、部屋の状況について思い起こしていると・・・「待って! 分かったわ! 事件の真相!!」とハルヒが叫んだ。 「豊さんが健一さんを刺したことには間違いはない。 口げんかでカッとして刺してしまったが、実は死んではいなかった。 ショックで倒れてしまっただけ。 しかし、倒れ込んだ健一さんを見た豊さんは、焦って部屋から逃げ出した。 しかし、朝になって意識を取り戻した健一さんは、自力で起きあがって、鍵を閉めようとしたが、足を絡ませ転倒してしまった。 その時、手帳に刺さったままのナイフが、体重によって、胸奥深くに刺さってしまった。」とハルヒが推理する。 しかし、オーナー健一さんは、発見されたときは、仰向けに倒れていた。 「もし、そうなるとすると、うつぶせで発見されないと、おかしくないか?」とキョンが言う。 その言葉にハルヒは、真相に気づいたようだったが、その先をキョンに話すことはしなかった。 そんなとき、洞窟の入り口のほうから、ハルヒたちを探しに来た古泉くんの声が聞こえた。 屋敷に戻り、食堂の前を通りかかると、キョン妹がつまみ食いをしようとしていた。 それを、止めさせようと、キョンが入ると、一皿だけ食事が終わった皿が追いてあった。 部屋に戻ると、未だに、朝比奈さんは魘されていた。 夜、キョンと古泉くんは、ハルヒの推理について話をしていた。 「推理は、途中までは合っていますが、最後が違うのです。。。 健一さんの身体に、最後にナイフを突き刺したのは、ドアを蹴破った人。 つまり、僕とあなたと荒川さんと言うことになります。 涼宮さんは、だから、何も言わなかったのでしょう・・・」と古泉くんが言うと、 キョンの表情が一変した。 「たしかに、筋は通っている。。。 お前に気づかれたのは、まずかったな・・・」 異変に気づいたキョン妹が荒川さんの元に、助けを求めに来る。 その隙に、誰もいなくなった健一さんの部屋に、怪しい人影が入っていった。 「あんたが、こんなに悪だったとはね。。。」 「真相を話さない限り、お前は殺さない。」 豊さんによる犯行をより明確にするために、もう2・3本ナイフを突き刺そうと、振りかざすと、死んだはずの健一さんが、焦って起きあがった。 「待ってくれ!」 すると、古泉くんが寄ってきて、「もう、お芝居はおしまいです。」と言った。 ハルヒはメンバーを全員集めて、事件(お芝居?)の真相を説き始めた。 そして「すなわち健一さんは生きている! 全ては、ヤラセのお芝居だったって訳よ!!」 決まったw 結局、全て古泉くんの組織の計画だった。 しかし、ハルヒが岩陰でみた、人影は組織によるものではなかったらしい。 となると、ハルヒが作り出した、ハルヒが望んだ真犯人という事のなるのか? と、キョンが帰りのクルーザーから島を振り返る。 超監督 涼宮ハルヒ 次回 サムデイ イン ザ レイン |
| 涼宮ハルヒの憂鬱 #09/2006-06-01 <サムデイ イン ザ レイン> |
文化祭やその後のゴタゴタも過ぎ去り、早、冬の足音が聞こえてくる今はもう12月。。。 そんな寒い日のこと。 今日も平凡な部室。 キョンと古泉くんはカードゲーム。 メイド服の朝比奈さんは手編みのマフラー作り。 長門さんは読書、そして寒くなってきたのかカーディガンを羽織っている。 何やかんやと非日常的な事件に巻き込まれてきたキョンだったが、 そんなことが日々起きるわけもなく、もし、そんな事が、毎日起きていたら、身体が保たないし、それ以上に心が保たない・・・ ハルヒがいない静かな部室。 そんな平静を打ち破るかのように、「みんな!朗報よぉ!」とハルヒが入っていた。 ハルヒの朗報は、キョンや朝比奈さんにとって、朗らかな報告となったことはほとんどなかった。 「部室に暖房器具を導入する手筈が整ったわ!」 映画のスポンサーが提供してくれるらしい。 「だから、キョン。 今から、店に行って貰ってきて頂戴。 急がないと、おっちゃんの気が変わるかも知れないでしょ。」 キョンが出かけようと、コートを羽織ると、朝比奈さんが呼び止めた。 振り返ると、自分のマフラーを掛けてくれた。 部室では、キョンの姿が消えると、ハルヒが行動を起こし始めた。 「さぁ、みくるちゃん。 写真撮るから、ポーズ取って頂戴。」と言い出すハルヒ。 あわてる朝比奈さん。 なんと、朝比奈ミクルの冒険のDVDを出すための撮影らしい。 入学した当初は、この山道のような通学路にうんざりしたが、半年も経つと、ハイキングコースのようなこの道にも、SOS団にも慣れた。 今頃、俺のいない部室では、何をやっているのだろう・・・ 朝比奈さんを玩具にしてはないだろうか・・・ そのころの部室は、まさにその通りだった。w 「もっと媚びるように! 物欲しそうに!」と好き勝手にリクエストを連発するハルヒに、朝比奈さんは弄ばれていた。 メイド服に飽きると、無理矢理に朝比奈さんの服を脱がし始める。 空気を読んだ古泉くんは、部屋を出る。 長門さんは、本棚に設置された仮想固定カメラの前に立って本を物色している。 「みくるちゃん! また大きくなったんじゃないの? まさしくダイナマイトね」 次は、バニーガール。 「さむいですよぉ・・・」と朝比奈さん。 そして、また強制着替え。 今度はナース。 「今、アイディアが浮かんだわ! 写真集も行ける! どう、古泉くん? そうだ!DVDの特典映像も良いわね! どう、古泉くん?」 「誠に、結構なアイディアですね」と答える古泉くん。 その後も、ハルヒが朝比奈さんに飛びかかるたびに、固定カメラの前に長門さんが立つ。 音声だけで、朝比奈さんの舌足らずな悲鳴が聞こえてくる。w 店に到着したキョンは、店の主人から、ストーブを受け取る。 「あの映画以来、どんな感じですか?」と尋ねるキョン。 「正直、あんまり変わってないね・・・」と答える主人。 「ところで、映画の続編を作るって、本当かい? 次のスポンサーになってくれと、頼まれてしまったよ。 これは、そのスポンサー料の前渡しと言うことで」と主人が言った。 なるほどそういう事だったのか、と心の中で言うキョン。 軽く頭を下げて、学校へ戻るキョン。 そのころ部室では、長門さんが一人、読書をしていた。 パイプ椅子に座り、規則正しくページを捲っていく。 甲陽園駅に着くと、クラスメートとすれ違いざまに、軽く話をする。 雨が降り出した。 朝比奈さんの煎れてくれるお茶が恋しい。 やっと、学校に着いたキョン。 部室に入ると、まだ、長門さんしか居ない。 「ハルヒたちは?」 ハルヒ達は、体育館で体操服で撮影していた。 部室では、キョンが冷えた手を擦り合わせ、貰ってきたストーブを箱から取りだした。 プラグを挿し、電源を入れる。 ホッと一息。 すると、睡魔に襲われ、そのまま、机で寝てしまう。 「疲れた・・・・」 しばらくして、長門さんが徐に立ち上がった。 気が付くと、今度は、ハルヒだけが部室にいた。 なにやら、あわてた様子のハルヒ。 「お前、俺の顔に悪戯書きなんて、しないだろうな・・・」と起きあがるキョンの肩には、カーディガンが掛かっていた。 他のメンバーはすでに帰ったらしい。 「あんた、全然起きないし。 部室に鍵かけて帰らないと行けないし。 雨降ってるし。」とハルヒ。 デジカメやビデオカメラを片付けると、振り返って、「返しなさい! カーディガン」とキョンに向かって言う。 しかし、キョンには、もう一枚カーディガンが掛かっていた。 「これは誰のだ? しまった、朝比奈さんは、寝ている俺の横で着替えたのか!!」とちょっと後悔のキョン。 「さっさと帰るわよ。 とっくに下校時間過ぎてるし」とハルヒが傘を差しだした。 「もっとこっちに寄せなさいよ! 私が濡れるでしょ?」 キョンの差す傘にハルヒが入っている。 傘には職員用と書いてあった。 「学校の備品よ。生徒が使って悪いことないでしょ? それとも、濡れて帰りたいって言うなら、入れてあげない」とキョンから傘を奪い取るハルヒ。 <まったく、せっかくストーブを貰ってきてやったというのに、いたわりの言葉も無しか・・・この団長さんは>と思いつつも、「待てよ」と先を行くハルヒに声をかける。 振り返ったハルヒは、幸せそうにあっかんべぇをして戯ける。 超監督 涼宮ハルヒ 次回 涼宮ハルヒの憂鬱IV |
| 涼宮ハルヒの憂鬱 #10/2006-06-08 <涼宮ハルヒの憂鬱IV> |
教室にはいると、ハルヒが調子悪そうに机に伏せていた。 理由は、謎散策のため街中を歩き回っていたためらしい。
それを聞いたキョンは、謎探しなんて止めて、男でも見つけてデートでもすればいい、と提言するが、ハルヒは、
「恋愛感情なんて一時の気の迷いよ。 精神病の一種。 渡しだって、たまーにそんな気分になることもあるけど、健康な若い女なんだし、体を持て余したりもするわ。
でもね、一時の気の迷いで面倒ごとを背負い込むような、バカじゃないのよ、わたしは! それに、私が男遊びに精を出すようになったら、SOS団はどうなるの? まだ作ったばかりなのに・・・ なにか、事件でも起こらないかなぁ・・・」
こんなに弱気になっているのを始めて見たが、悩んでいるハルヒの顔はちょっと可愛かった。 しかし、ハルヒの心がパーっと明るくなるような事件が起こってもらっては、困る。 しかし、そのパーっがすでに始まっていた。 そんなハルヒを心配しながらも、キョンは一つの懸案事項を抱えていた。 朝、学校に来てみると、下駄箱に<夕方に一年五組の教室に来て>という内容のメモが入っていた。 キョンは、以前に長門さんから似たようなことがあったことを思い出した。 しかし、今回はそうではないようだ。 ハルヒにしても朝比奈さんにしても、どうもちがう。。。 半分、悪戯だろうと思うようになってきた。 放課後、SOS団の部室に居ると、ハルヒが入ってきた。 入ってくると、パソコンに向かいだし、なにやら怪しげなページを見始めた。 『朝比奈みくるの悩殺写真館』 それに気づいたキョンがハルヒからパソコンを奪い、ゴミ箱に消去し始めた。 それを見たハルヒは驚く。 ハルヒ的には、SOS団のトップページに載せ、人を呼ぶ算段だった。 そんなハルヒにネットに個人を特定できる情報を載せることの危険性を説明すると、どうにか理解してもらえたらしく、 ゴミ箱から完全消去することを同意した。 ゴミ箱のアイコンにマウスを載せ、<ゴミ箱を空にする>を押すと見せかけて、すきを見て、「mikuru」というフォルダーを作り、そこに写真を移動させたキョン。 機嫌の悪くなったハルヒは、「帰る」と言って帰ってしまった。 その後、朝比奈さんが来て、暇なので一緒にオセロをやった。 夕方6時、キョンはメモの指定場所の教室に向かった。 その教室には、朝倉さんが待っていた。 それに驚きのキョン。 「入ったら?」とキョンを誘う。 「何の用だ?」と聞くキョン。 「ちょっと、聞きたいことがあるの。 涼宮さんのこと、どう思っているの? 人間はね、ヤらずに後悔するよりヤって後悔する方がいいって言うのは、どう思う?」と話を始めた。 しかし、話がだんだんと変な方向に暴走し始めた。 「何も変化を示さない観察対象に私は飽き飽きしているのね。 だったら、あなたを殺して、涼宮ハルヒの出方を見る。」と言って、キョンにナイフを向けて飛びかかった。 「なんだ?なんだ? なんで、朝倉にナイフを向けられなきゃならないのだ? 待て、朝倉は何て言った? 俺を殺す? なんでだ?」焦るキョン。 「冗談だと思ってるの? 死ぬのって嫌? 殺されたくない? ふーん・・・ 私に、有機生命体の死の概念が良く理解できないんだけど・・・ でも、私は、あなたに死んでほしいの」と答えた。 逃げだそうとするキョンだったが、教室の出口が朝倉の情報操作で閉じてしまった。 「無駄無駄。 いま、おの空間は、私の情報制御下にあるのよ。 ねぇ、諦めてよ。 結局、結果は同じなんだから・・・」と朝倉。 「最初から、こうしていれば良かった。 あなたを殺せば、涼宮ハルヒは何らかのアクションを起こす。 そうすれば、大規模な情報爆発が観測できる、またとないチャンスだわ。 だから、死んで☆」と言って、朝倉さんは、キョンに迫る。 次の瞬間、閉鎖空間を突き破って、長門さんがキョンの前に飛び込み、朝倉の振り下ろした刃先を素手で握りしめていた。 長門:「一つ一つのプログラムが甘い。側面部の情報封鎖も空間閉鎖も甘い。 だから、私に気づかれる。 あなたは、わたしのバックアップのはず。 独断先行は許されていない。 私に従うべき。」 朝倉:「嫌だと言ったら?」 長門:「情報結合を解除する」 朝倉:「でも、私の方が有利よ。 この教室は、私の制御空間。」 長門:「情報結合の解除を申請する。」 すると、長門さんが握っていたナイフが先端から消えていった。 そんな異常状況下でキョンは、「この二人は、本当に人間じゃないんだな」と感じていた。 長門さんは、朝倉涼子を敵勢と判定し有機情報連結の解除を開始した。 しかし、「あなたの機能停止が早いわ・・・」と言って迫ってくる朝倉。 次の瞬間、朝倉の投げた複数の槍が長門さんを貫通する。 串刺しになった姿でキョンの前に立ち、「あなたは動かなくて良い」と告げる。 長門さんの身体からは、血液が滴り落ちている。 「それだけ、ダメージを受けたら、ほかの情報に干渉する余裕は無いでしょ? 死になさい」と朝倉がとどめを刺した。 長門さんの身体を突き抜ける衝撃とともに、血が噴き出す。 「・・・終わった」と長門さん。 「あなたの1000年あまりの人生が?」 「違う。 情報連結解除開始。」そう言うと、周りの物体が消え始めた。 「あなたは優秀。 だから、この空間プログラムを割り込ませるのに今までかかった。 だから、あなたが終わり。」と長戸さんが言う。 そして、朝倉の身体も消え始めた。「侵入する前に、交換因子を仕込んで置いたのね・・・ 私の負け。 でも、分かったでしょ。 情報思念体は相反する意識を持つものが居るって事。 いつ、私みたいな急進派が現れるかも知れない。 あるいは、長門さんの操り主が方針を変えるかも知れない。 それまで、涼宮さんとお幸せに。 じゃぁね。」と言い残して、朝倉は消えてしまった。 そして、長門さんは倒れ込んでしまった。 「長門! 今、救急車を」とキョンが声をかけるが、「いい。 肉体の損傷は大したことはない。正常化しないと行けないのは、まず、この空間。 不純物を取り除いて、教室を再構成する。」 教室に戻った。 「本当に大丈夫なのか?」と心配するキョン。 キョンを支えに起きあがる長戸さん。 「あっ。・・・メガネの再構成を忘れた。」と長戸さん。 「メガネをしてないほうが可愛いと思うぞ。 俺には、メガネ属性なし。」とキョンが言う。 「メガネ属性って何?」という長門さんの質問の返答に困るキョン。 「何でもない。 タダの妄言だ!」 そんなとき、教室に忘れ物をした国木田が入ってきた。 キョンと長門さんが抱き合っているようにしか見えない光景を見て、「ごゆっくりっ!!」と言って、逃げ出していった。 「あーあ、どーっすっかなぁ・・・」と困ったキョン。 「大丈夫、情報操作は得意。 朝倉涼子は転校したことにする。」と答える長戸さん。 「そっちかよw」しかし、とんでもないことを体験してしまったことを時間し始めたキョン 翌日、長門さんが言うとおりに、朝倉は転校していた。 それを聞いたハルヒは、すっかり元気を取り戻し、目を輝かせていた。 「これは、調査の必要ありね!」 しかし、キョンにはまだ懸案事項が残っていた。 また下駄箱に呼び出しのメモが、今度は封筒に入って入れてあった。 昼休みに、SOS団部室に向かう。 なんと、朝比奈さんからの呼び出しだった。 部室のドアをノックすると、「はーい」というみくるボイスが聞こえてきた。 ドアを開けると、ちょっと大人びた朝比奈さんらしき人が立っていた。 「久しぶり」とキョンの手を握る。 「あの。。。 朝比奈さんのお姉さんですか?」と尋ねるキョン。 「あ。私はあなたの知っている私より、未来から来た本人よ。 信じてないでしょ?」と言って、証拠の胸にある星形のホクロを見せた。 「付けホクロじゃないよ。 触ってみる?」 「特盛り!!!」と驚きくキョンをみて、朝比奈さんは、このホクロを見つけたのはキョン自身だと言ってしまった。 その直後、朝比奈さんは、まだ起きていない未来の事を言ってしまった事に気づく。 「ごめんなさい。今言ったことは忘れてください。」と顔を覆う。 「あなたに一つだけ言いたいことがあって、この時代に来ました。 白雪姫って知っています? 今後、あなたが困った事態に陥ったとき、白雪姫を思いだしてください。」と朝比奈さんが言う。 しかし、詳しいことは禁則事項。 「わかりました。白雪姫ですね。 覚えておきます。」と最近、めっきり不思議なことに慣れてしまったキョンが答える。 「それでは、もう行きますね。」と朝比奈さんが、キョンの目を見つめる。 そして、抱きつくと、「最後に一つだけ。 私とは、あまり仲良くしないで・・・」と言って出ていこうとした朝比奈さんをキョンが止め、 「俺にも一つ教えてください。 朝比奈さん。 いま、年いくつ?」と聞く。 振り返った朝比奈さんは、「禁則事項です☆」と恋いに落とされそうな笑顔で答えた。 そのあと、長門さんが入ってきた。 長戸さんにも時間移動が出来るのか?と聞いてみる。 長戸さん曰く、時間移動はそれほど難しい事ではないらしいが、言語で説明できるような物でもないらしい。 そして、キョンは、昨日助けてくれたことを長門さんに改めて告げると、「やっぱり、メガネはないほうが良いぞ」と言い、弁当を取りに教室に戻った。 すると、「どこ行ってたのよ! すぐ帰ってくると思って、ご飯食べずに待ってたのに!」とご立腹のハルヒが居た。 その言い方は、照れ隠しの幼なじみが言っているように聞こえた。 そして、キョンを引っ張り出すと、非常階段に連れて行き、自分が仕入れた朝倉転校についての情報を話し始めた。 朝倉の転校は朝になるまで誰も知らなかったし、朝になって、朝倉の父を名乗る男から電話が入ったらしい。 連絡先すらも分からないらしい。 せっかくだから、学校帰りに、引っ越し前の朝倉の住所に行ってみたい。 「ま。 止めないことにする。 無駄骨を折るのはハルヒであって、俺ではない。」 超監督 涼宮ハルヒ 次回 射手座の日 |
| 涼宮ハルヒの憂鬱 #11/2006-06-15 <射手座の日> |
「涼宮閣下。 先行の索敵艇より入電。 敵艦隊を捕捉しました。」 「敵戦艦、光速の約60%で本館に接近中。 総数は約15000隻。」 「来たわね。 敵艦隊を殲滅するわよ。 前案、戦闘配置!」 「アイアイマム! 全艦戦闘配置。 第一戦速」 「超重力魚雷。 装填開始!」 ダフニスとクロエのBGMとともに、コンピ研との戦いが始まった。 雰囲気は、星界シリーズ。 壮大なOPが来るかと思った。 一週間前・・・ 未来人・宇宙人・超能力者とともにマッタリするSOS団部室。 最近、この理不尽空間に慣れてきた事に、自分で自分に感心するキョン。 碁を打ちながら、みくるの煎れたお茶を啜る。 そんなとき、部室にコンピ研の部長が乗り込んできた。 ハルヒは不在だったが、キョンたちに、コンピ研の開発したゲームソフトを渡した。 タイトルは<THE DAY OF SAGITTARIUS III> 「僕たちと、そのゲームで勝負したい! 勝負したいんだよ!!」と勝負勝負をやたらと連呼するコンピ研部長。 「そんなに勝負勝負言ってると、ハルヒの地獄耳が聞きつけて・・・」とキョンが言うまでもなく、 その単語を聞きつけたハルヒが、コンピ研部長目掛けて、跳び蹴りを食らわす。 「私たちと勝負ですって? あなた達、何者? さては、私たちそSOS団を邪魔に思う秘密組織か何でしょ?」 「卑怯なり!SOS団!! 我々、コンピ研はSOS団に勝負を申し込む!!」 コンピ研の用件は、自作ゲームで勝負して、それに勝ったら、以前強奪されたパソコンを返却してほしいとの事。 「使ってないなら、パソコン過返せ!!」 「なに? 使ってるわよ。 この間の映画も、これで編集したのよ。 あと、ホームページも作ったし!」 「そのホームページだって、ほとんど更新してないじゃないか! パソコン強奪時に受けた精神的苦痛は、忘れない! いや。。。忘れても良いと思う。 お互いに忘れよう・・・ だから、勝負しろ!!!」 ようやく乗ってきたハルヒが、「じゃ、勝負に勝ったら、何を賭けるの?」と聞いた。 「新たにパソコンを4台進呈しよう・・・」とコンピ研。 逆に、コンピ研が勝ったら、長門さんを進呈すると言い出したハルヒ。 「いや、パソコン4台と長門一人では、スペックに開きがありすぎるぞ・・・」とキョンが呆れる。 それを聞いたコンピ研部長の挙動が不審になる。 それを見たハルヒは、「なんなら、みくるちゃんが良いの?」と言う。 それを見かねたキョンが、「賭けるなら自分の身体を賭けろ」とハルヒに言う。 「神聖にして不可侵な象徴たる存在がSOS団団長なのよ! 私は、コレだ!と思う人以外には、この職を譲るつもりはないわよ!」とキッパリと宣言するハルヒ。 お前は、卒業してもここに居座るつもりなのか?とあきれ果てるキョン。 「ゲーム内容は、5対5のオンライン宇宙シミュレーションゲームだ。 対戦開始は、一週間後の午後4時。 それまでに、腕を磨いておくことだな。 あまりに弱いと拍子抜けするからな!」と言って、SOS団部室に、 ノートPCを4台が設置された。 「商品の前払いとは、気前が良いわね。 やっぱ、パソコンは団員の数だけあるべきよね!」とハルヒ。 どっちもすでに勝った気でいる。 下校時、ゲームに興味津々な長門さん。 「とりあえず、今回は、インチキをすることはやめにしよう。 宇宙的、未来的、超能力的いかさまは、封印だ。 全うに戦う。」とキョンが提案する。 翌日から、ゲームの練習が始まった。 「なんか、良い感じに決めようとして、意味不明になっている感じね」と、ゲームタイトルを見たハルヒが言う。 BGMは、なんと!ショスタコービッチの交響曲第7番<レニングラード>の第一楽章を電子音でピコピコいわせている! 「さぁ!全軍戦闘配置!! 私が、大将よ!」とハルヒが宣言。 なんとか頑張ってくれそうな長門さんは、マウスに興味津々で遊んでいる。 教練1日目 「全軍突撃!!!」 教練2日目 「全軍突撃!!!」 教練3日目 「全軍突撃!!!」 教練4日目 「全軍突撃!!!」 教練5日目 「全軍突撃!!!」 全て、壊滅。 しかし、長門さんだけは、なんか楽しそうにキーボードを打ち込んでいた。 「今回は、インチキは無しだぞ?」というキョンに、小さく頷く長門さん。 −決戦当日− ショスタコービッチの交響曲第7番<レニングラード>の第一楽章の荘厳な音楽とともに、戦いの幕が切って落とされた。 SOS団宇宙軍 ハルヒ☆閣下☆艦隊・古泉くん艦隊・みくるちゃん艦隊・ユキ艦隊・キョン艦隊 5/4/3/2/1/0! 「全軍前進!!」 しかし、攻撃音痴な朝比奈さんと、全軍突撃しかできないハルヒはすでに撃沈。 なんとか、長門さんのおかげで、敵の動きが見えてきた。 しかし、状況は5対3の劣性。 一方的に撃たれ、こちらが攻撃しようとすると、敵艦が消えてしまう・・・ 「何とかしなさい! じゃ、ガ○ダムでも発進させなさい!!」(画面モザイク)とハルヒが宣う。 そして、ハルヒがもうやけっぱち気味で全軍前進を始めた。 そんな中、長門さんがキーボードをものすごい勢いで叩き始めた。 同時に20の艦隊を操作し始めた。 そして、ソースを解読し、コンピ研がインチキをしていると言う。 コンピ研には、最初から、こちら側の動きが全部筒抜けだったらしい。 「あなたの指示に違反することはない。 プログラムの一部に修正をかけるだけ。 条件を対等にするだけ。。。」猛烈な勢いで撃っていた手が止まり、「許可を・・・」と言って、キョンを見つける長門さん。 「・・・お前、勝ちたいのか?」 その次の瞬間から、チャイコフスキーの4番のクライマックスとともに、SOS団の猛反撃が始まる。 一気に形勢逆転。 最後に、コンピ研部長の艦隊が撃破される。 「コンピ研に栄光あれ!!!!!!!!!!!!!」 その後、コンピ研部長が謝罪をしにやってきた。 「まさか、プレイの最中に、ゲームの中身を書き換えられるとは・・・ 信じられん・・・ 凄腕ハッカーだ・・・」と項垂れる。 そして、「君が暇なとき、コンピューター研の部活に参加してみないか!」と長門さんを勧誘し始めた。 それを見たハルヒは、あわてる。 しかし、キョンの「お前の好きにして良いんだぞ」の一言に、「・・・たまになら・・・」と答える長門さん。 それを聞いて大喜びのコンピ研部長。 長門さんはキーボードを押す感触を思い出していた。 超監督 涼宮ハルヒ 次回 ライブアライブ |
| 涼宮ハルヒの憂鬱 #12/2006-06-22 <ライブアライブ> |
北高文化祭が始まった。 朝比奈ミクルの冒険が上映されているスケジュールを見て、キョンがため息を付く。 SOS団員も、それぞれのクラスの企画で頑張っているようだ。
長門さんは魔法使いの占い。 古泉くんは演劇。 キョンは、谷口と国木田と一緒にコスプレ喫茶に向かうことにした。 コスプレ喫茶の前には長蛇の列が出来ていた。
その列を妙なテンションで裁いていた鶴屋さんが、キョン達に気づいて近づいてきた。 「どう? めがっさ似合ってると思わないかなぁ? どうにょろ?」
30分ほど待って、ようやく席に着く。 すると、朝比奈さんが水をもってやってきた。 グッドデザイン賞なコスプレだ。 その後、「ナンパしよう!」と言い出した国木田を置いて、3人は別行動となった。 キョンは気づいていないようだったが、キョンの背後の廊下を、ギターを背負ったハルヒと長門さんらしき人影が走り抜けていった。 「さてと・・・ どこへいこうか」とパンフレットをざっと眺めて講堂へ行くことにした。 ずっと座っていられるし、徹夜明けの身体を休めるには、ちょうど良かった。 講堂では、吹奏楽部の演奏をやっていた。 居眠りをしていると、なんだか人が随分と入っていた。 「続いては、軽音楽部の演奏です。」というアナウンスとともに、バニーガール衣装のハルヒと 魔法使いコスの長門さんが軽音楽部員ととものステージに入ってきた。 それを見たキョンの眠気が一気に吹き飛ぶ。 マイクの高さを調整し、チューニングを確認する。 「なんだあれ?」キョンが唖然とするなか演奏が始まった。 (ここの動画、ドラム、ギターの手の動きが凄い。 完璧にトレースしている。 特に、ドラムは完璧。) 歌が始まると、会場は盛り上がり歓声が上がる。 BECKと繋がった。 諸事情によりホントのメンバーは揃わなかった。 そのため急遽、ハルヒと長門さんが代役を引き受けたとい事らしい。 「代役なので、歌もちゃんと歌えているか不安だわ。 初めて楽譜を見てから、1時間しか時間がなくって、ぶっつけだったから・・・ ホントのギターとボーカルの歌が聴きたかったら、あとで来て。 MDか何かを持ってきてくれればダビングするから。」 正規メンバーも頷く。 「じゃ、もう一曲。」 そして、演奏が始まった。 文化祭も終わった後に聞かされた話。 ハルヒは、校門の所でバニーガール衣装でビラを撒いていた。 それを補充しようと部室に戻る途中で、下駄箱の所で、北高祭実行委員とバンドがステージに立たせるとか立たせないとかでもめていた。 ボーカルが扁桃炎で入院。 ギターは転んで手首を負傷しょ演奏不可能。 その姿を見たハルヒが、「なんだったら、私が替わりにに出ようか?」と言ったらしい。 以前、ハルヒは軽音楽部に仮入部していたこともあって、すぐに抜擢された。 しかし、時間が無くて、コードをさらうことで手一杯。 そこで、長門さんの登場となった。 占いやっている所に行って、事情を話すと、すぐに付いてきてくれた。 そんな事をキョンと話していると、軽音楽部のメンバーがお礼を言いに来た。 その後、ハルヒは複雑そうな面もちで授業を流し、昼休みになるとすぐに教室から出ていった。急いで弁当を食べると、外に出るキョン。 すると、木陰にハルヒが寝そべっていた。 「何よ?」と近づいてきたキョンに言うハルヒ。 「時間無くて、簡単なアレンジに代えちゃったからね。。。 本物が聞きたいのは当然でしょ。 あと1日あったら、しっかりとしたものに出来たのに・・・」 ハルヒは文化祭での代役ライブの事を気にしているようだった。 「あんなので良かったのかな、と言う感じもするけど、何て言うの・・・今、自分は何かをやっているという感じがした。。。 何か落ち着かないのよね・・・」とハルヒが呟く。 「それは、お前が人から感謝されることに馴れていないせいだ」とキョンは思う。 突然、ハルヒが起きあがると、「というか、あなた何か楽器出来る? 練習次第で、出来るようになるわ! なんせ、あと1年も時間はあるんだから。 来年は、私たちもバンドとして出ましょう。 映画の第2弾もあるし、忙しくなるわよ」とハルヒがノってきた。 「さ! 行くわよキョン!!」 (原画21人!! マジお疲れさまでした。) 超監督 涼宮ハルヒ 次回 涼宮ハルヒの憂鬱V |
| 涼宮ハルヒの憂鬱 #13/2006-06-29 <涼宮ハルヒの憂鬱V> |
「女子高生と肩を並べて下校する」そんな学生生活的な夢を実現しているのに、ちーっとも楽しくはない。 ハルヒは朝倉さんの住所のメモを片手にキョンを連れ回している。 だんだんと長門さんのマンションに近づいてきた。 「朝倉は、ここの505号室に住んでいたのね。」 しかし、鍵が掛かっていて入ることは出来ない。 そこで、管理人に常識的な口調で、事情を聞き出そうとしているハルヒ。 管理人曰く、3年前に菓子折を持って現れ、現金ニコニコ一括払いで入居したらしい。 それくらいの収穫しかなく、マンションの外に出ると、 長門さんがコンビニ弁当の袋を下げて帰ってきた。 「こいつもメシは食うんだ・・・」キョンが思う。 「あら、あなたもこのマンションなの? 奇遇ね。」とハルヒ。 長門さんにも朝倉の事を聞いてみるが、知らないと首を横に振った。 そして、別れ際、キョンが軽く手を挙げて通り過ぎようとすると、「気を付けて」と長門さんがキョンに囁いた。 「今度は、何に気を付ければ良いんだ・・・」 「これから、どこに行くつもりなんだ?」と尋ねるキョン。 「別に・・・ あんたさ、自分がこの地球でどんなにちっぽけな存在なのか自覚した事ある?」とハルヒが話を始める。 「5万人の集まる球場に初めて行った小学生の頃。 自分は、そのに集まった5万のウチの一人でしかなく、その5万人は日本全体の2000分の一でしかない。 それまでは、自分が世界の中心に居たような気がしていたけど、 でも、そうじゃないことに気づいた。 それに気づいてしまった時、急に、自分の周りが色あせて見えてきた。 どこかには、もっと面白い人生を送っている人がいるはずだと思った。 そんな事を考えていたら、高校生になっていた・・・」 そういうと、ハルヒは、「帰る」と言ってキョンに背を向けて行ってしまった。 ハルヒと別れた後、家に帰り着くキョン。 すると、古泉くんが待っていた。 「いつぞやの約束を果たそうと思いまして・・・」と笑顔で言う古泉くん。 そして、タイミング良く、タクシーが停止した。 「以前、超能力者ならその証拠を見せろ、と言いましたよね。 ちょうど良い機会が現れましたので、おつきあい願いまして・・・ 僕が、超能力的能力を発揮するには、とある場所と条件が揃わないと。。。 ところで、人間原理という言葉をご存じですか?」とタクシー車内で話を始める古泉くん。 宇宙があるべき姿を保っている理由は、人間があるべき姿を観測したからと言う理論。 <我観測す。故に宇宙在り> 人間が存在し、観測し、諸物理定数を決定し、そうすることで初めて宇宙の存在が確定する。 もし、人間が宇宙に存在することなく、だれも宇宙を観測しなければ、その宇宙の存在は確定することが出来ない。 そんな、人間本意な理屈。 「覚えていますか? 世界は、涼宮さんが作った可能性があるて事。 宇宙人が居てほしいと言う理由で長門さんが居る。 朝比奈さんもそう。 僕も、涼宮さんが願ったからこそ、ここにいるのです。 一人の少女によって、この世界が創造された。 となると、この世界を破壊することもできるし、我々は唯一無二と思っているこの世界も、何度も作り替えられた結果なのかもしれません。 でも、宇宙人・未来人・超能力者が居てほしいという願望と、そんなものは居るはずがないという常識的判断がせめぎ合っている・・・ そんなある意味、常識的な思考回路を持った人なんですよ、涼宮さんは。 だから、世界に超能力者があふれかえることもなく、宇宙が安定して存在し得るのです。」 そして、タクシーが止まり、車から降りるふたり。 「引き返すならまだ間に合いますよ」とキョンに忠告する古泉くん。 交差点の真ん中で立ち止まり、キョンに目をつぶるように言う古泉くん。 それに従って、目をつぶると、キョンの手を取って古泉くんは、異世界への扉を開いた。 「次元断層、閉鎖空間の入り口がここにあるんです。 その空間への扉を開くことが出来る能力があるんです。 この閉鎖空間は、涼宮さんの精神が反映しているのです。」 ハルヒの精神状態が不安定になると、その閉鎖空間に神人と呼ばれる巨大な人が現れ、閉鎖空間の街を破壊しようと暴れる。 それを阻止し、閉鎖空間が広がらないように抑える。 古泉くんはそういう事を続けているらしい。 そして、今日、久しぶりに閉鎖空間が現れた。 それをキョンに見せるために、連れ出した訳だ。 閉鎖空間が消えると、再びタクシーで戻る。 そして、別れ際、古泉くんも長門さんと同様に、気を付けるようキョンに言ったが、何に対することかは分からなかった。 しかし、この翌日にあんな事になってしまうとは・・・ 超監督 涼宮ハルヒ 次回 涼宮ハルヒの憂鬱VI |
| 涼宮ハルヒの憂鬱 #14/2006-07-06 <涼宮ハルヒの憂鬱VI> 最終回 |
自称、宇宙人に作られた人造人間。 自称、時を駆ける少女。 自称、少年エスパー戦隊・・・? "The Melancholu oh Haruhi Suzumiya" 三者三様の理由で、涼宮ハルヒの周囲で活動しているようだ。 それでも、分からないことがある。 なんで、俺なんだ? で、俺は? なんだって俺は、こんな結滞なことに巻き込まれて居るんだ? こんあ脚本を書いたのは誰だ? ハルヒか? 朝、学校で谷口に、「俺って、普通の男子高校生だよな?」と聞いてみる。 すると、「普通の男子高校生が、教室で女子生徒を押し倒すか? それも、俺的美的感覚Aマイナーな長門有希と・・・」と宣った。 それを聞いたキョンは、谷口の肩を叩き、真実(?)を話し始めた。 「長門は、文芸部をハルヒに占領され、それを俺に相談してきた。 真摯な表情に同情すること大だった俺は、気の毒な彼女を救うべく、ハルヒの帰った後の教室で、 共々に善後策を協議していると、長門は持病の貧血で倒れ、とっさに、俺は、長門と床との接触を避けるべくして手を片に回したときに侵入してきたのが、お前、谷口だ。 誠に真実とは、明らかになっていると、くだらないことよなぁ・・・」 「うそつけ」 「ちっ」 「100歩、譲って、その話を信じたところで、誰とも接点を求めない長門に声をかけられる時点で、普通じゃない。」と言われてしまう。 「なぁ、、谷口。 お前は超能力を信じるか?」とキョンが聞く。 「はぁ? お前も、涼宮の毒に冒されつつあるんだな・・・ あんまり近づかないでくれ。 涼宮がうつるw ハハハハハ」 そんな谷口に軽くパンチを入れるキョン。 HRの教室、ハルヒが体操服のままで座って、ぼんやり外を見ている。 声をかけると、めんどくさそうに答える。 放課後の部室。 キョンが、削除したはずのmikuruフォルダーを覗いていると、朝比奈さんの胸に★のホクロがあることに気づいた。 それに見入っていると、朝比奈さんが、「なにを見てるんですか?」と近寄ってきた。 焦って隠すキョン。 見せて見せてとせがむ朝比奈さんの胸はキョンの背中に当たってる。 そんな時に、ハルヒが掃除当番から帰ってきた。 「あんた達、何やってるの? あんた、メイド萌えだったの? 着替えるから!」とキョンを部室の外に追い出す。 そして、着替えた衣装は、バニーガールだった。 「この服、腕と肩は涼しいけど、通気性は悪いわね!」と朝比奈さんの入れてくれたお茶を啜りながら、どういう訳か、ご立腹だ。 そして古泉くんもやってきた。 ハルヒは朝比奈さんを椅子に座らせ、髪を弄り始めた。 三つ編みメイド。 お団子メイド。 キョンと古泉くんはオセロに興じる。 長門さんは読書。 こんな平凡な時間がずーっと流れ続けることをキョンは願っていたが、そうは思っていない奴がいた。 涼宮ハルヒだ。 夜、ベットで本を読んでると、部屋に鋏をとりに妹が入ってきた。 「明日、図工で使うの。」と言って、持っていく。 ところで、人が夢を見る仕組みをご存じだろうか・・・ レム睡眠とノンレム睡眠を交互に繰り返し、身体は眠っているが脳が微かに活動しているレム睡眠時に、我々は夢を見るわけだ。 ・・・「キョン!キョン! 起きて!!」とハルヒの声が聞こえてきた。 目が覚めると、ハルヒが居た。 場所は校庭のようだ。 「目が覚めたら、こんあところに居て、横であんたが伸びてたのよ」とハルヒが事情を説明する。 "閉鎖空間"という言葉がキョンの脳裏をよぎる。 「古泉を見なかったか?」と聞くキョンに首を横にふるハルヒ。 とりあえず、学校を出ようと歩き出す二人だったが、学校を取り巻くように閉鎖空間の境界が取り囲んでいて、外に出ることが出来ない。 電話も通じない。 教室の窓から、外を見る。 見たこともない街が広がっていた。 とりあえず、部室に戻る。 キョンがお茶を入れる。 「飲むか?」 「なんで、私こんな所にいるの? それも、あんたと二人きりで・・・」と困惑のハルヒ。 しかし、「探検してくる。 あんたはここに居て。 すぐに戻るから」と言い残し、部室を飛び出していった。 窓の外に、赤い光が漂っている事に気づいたキョン。 「古泉か?」と窓を開けると、古泉くんが軽く手を振って挨拶をするが、その姿は、赤い光に包まれたままの状態だった。 「お話しすることがあります。 これは異常事態です。 通常の閉鎖空間なら、簡単にはいることが出来るのですが、今回は、こんあ不完全な形態でしか入ることが出来ませんでした。 それも、仲間の力を借りて。。。 我々の能力は今にも消えかかっているのです・・・」と古泉くんが言う。 「どうして? ここにいるのは、ハルヒと俺だけなのか?」 「その通りです。 我々の恐れていたことが、ついに始まろうとしているのです。 涼宮さんは、現実世界に愛想を尽かせて、新しい世界を想像しようとしているのです。」 影を失ったこの世界は、今後どうなってしまうのかは分からない。 ハルヒが慈悲深ければ、おのまま何ごともなかったかのように存続させられるかもしれない。 しかし、次の瞬間には無に帰する可能性もある・・・ 「ここは、ただの閉鎖空間ではない。 涼宮さんが構築した新しい世界。 この空間は、涼宮さんが望む物に近い世界になるでしょう」と古泉くんが説明をする。 「で、なんで、涼宮と俺だけなんだ?」と疑問のキョン。 「まだ分からないのですか? あなたは涼宮さんに選ばれたのですよ。 唯一、共にいたいと思ったのが、あなたなんです。」 そうしていると、古泉くんの能力が弱まり始め、滞在できる時間も迫ってきた。 ハルヒと二人きりということに渋っているキョンに、「アダムとイブですよ。 産めや増やせで良いじゃないですか!」と茶化す古泉くん。 「まぁ、このまま行くと、もうねあなた方に会えることはないかもしれませんが。。。 すぐに見慣れた景色になると思いますよ。 もし、そちらで私わ産まれるようなことがあったら、よろしくしてやってください。」 「もう、俺達は、戻れないのか?」と最後に尋ねるキョン。 「涼宮さんがそれを望めば可能です。 しかし、その可能性は、きわめて薄いですね・・・ あなたや涼宮さんともう少し、一緒に居たかったので、残念です。」と古泉くんが言う。 そして、最後に、朝比奈さんと長門さんの伝言を伝えて、消えてしまった。 朝比奈さんからは、謝っておいてほしいとの事、ごめんなさい私のせいです、と。 長門さんからは、パソコンの電源を入れるように、と。 パソコンの電源を入れると、画面に、カーソルだけが点滅し始めた。 YUKI.N>みえてる?_ キョンも、キーボードで答える。 ああ YUKI.N>そっちの時空間とはまだ完全に連結を絶たれていない。 でも時間の問題。 そうなれば最後。_ どうすりゃいい? YUKI.N>どうにもならない。 情報統合思念体は失望している。 これで進化の可能性は失われた。 YUKI.N>涼宮ハルヒは 何もない所から 情報を生み出す力を 持っていた。 それは、情報統合思念体にも ない力。 この情報創造能力を解析すれば 自律進化への糸口が つかめるかもしれないと考えた。 YUKI.N>あなたに、賭ける。_ 何をだよ YUKI.N>もう一度こちらへ回帰することを 我々は望んでいる。 涼宮ハルヒは重要な観察対象。 わたしという個体も あなたに戻ってきて欲しいと感じている。_ YUKI.N>また図書館に_ という文字が打たれた後に、画面が暗くなり、 YUKI.N>sleeping beauty_ そして、電源が落ちた。 どうすれば良いんだ、項垂れるキョン。 次の瞬間、窓から強烈な光とともに、何時かの閉鎖空間で暴れていた"神人"が現れた。 それを見たハルヒが部室に戻ってきた。 「何アレ!! 蜃気楼じゃないわよね? 宇宙人かも。 それとも、古代人類が開発した超兵器が現代によみがえったのかも! でも、私には、邪悪な物には思えないんだけど! なんなの、この変な空間も、あの巨人も!」と楽しそうなハルヒ。 しかし、キョンは、ハルヒの手を引いて走り出した。 キョン:「元の世界に戻りたいとは思わないのか? 一生こんな所に居るわけにもいかないだろ。 俺は戻りたい・・・ おれは、なんだかんだ言って、今までの生活が楽しかった。 俺は、元の世界にいるヤツらに会いたい!」 ハルヒ:「何時までも、暗い世界じゃないわよ。 明日になれば、太陽も昇ってくる。 私には分かるの!」 キョン:「違う。この世界のことじゃない! 俺はアイツらに会いたい。」 すると、ハルヒはキョンの手を振りほどいて立ち止まった。 ハルヒ:「意味わかんない・・・ あんただって、つまんない世界にうんざりしていたわけじゃないの?」 キョン:「そうだ。 俺は、ここ数日でかなり面白いことに会っていたんだ。」と振り返ったキョンがハルヒの肩に手を乗せ言う。 キョン:「お前は知らないだろけど、世界はお前を中心に動いていたといっても良い。 お前が知らないだけで、世界は確実に面白い方に進んでいたんだよ。」 すると、校舎の背後で暴れていた巨人がハルヒとキョンのいる校庭の方にまで迫ってきた。 長門さんが言った進化の可能性と、朝比奈さんが言った時間揺らぎで、古泉くんに至っては神扱いだ。 涼宮ハルヒの存在は、俺はどう認識しているのか? ハルヒはハルヒであってハルヒでしでしかない・・・ そんな常套句で誤魔化すつもりはないが、明確な回答を持ち合わせていない。 教室の後ろの端にいるクラスメイトはお前にとって何だ?と問われて、何と答えれば良いんだ? いや、しかしこれは誤魔化しだ。 ハルヒはただのクラスメイトではない。 ましてや、進化の可能性でも、時間の揺らぎでも、神でもない。 <白雪姫って知ってます?>未来から来た朝比奈さんの言葉を思い出す。 白雪姫。 長門さんの最後の言葉、<sleeping beauty>。。。。 キョンはハルヒを振り向かせると、「実は、俺。 ポニーテール萌えなんだ。 いつぞやのポニーテールは反則的に可愛かったぞ。」そういうと、ハルヒにキスをする。 そして、次の瞬間、夢から覚めた。 暗い部屋の中、時計の秒針の音が響いている。 「なんつー夢を見てしまったんだ・・・ フロイト先生も爆笑だって!」と頭を抱えて、のたうち回るキョン。 未だかつてないリアルな夢?か、あるいは、もうここは元の世界ではない、ハルヒによって想像された新しい世界なのか・・・ 教室に入ると、教室の後ろの端の席で、ポニーテールで窓の外を眺めている少女がいた。 「よぉ。元気か?」 「元気じゃないわよ。 悪夢を見たの」 「ハルヒ・・・・ 似合っているぞ」 あなたには感謝すべきなんでしょうね。 まだアルバイトは終わりそうにありません。 この世界が、昨日の晩に出来たという可能性も否定し切れませんが。 いずれにせよ、再び、あなたと涼宮さんにまた会えて光栄です。 また放課後に! さわやかに手を振る古泉くん あなたと涼宮ハルヒは、昨日の夜2時間30分、この世から消えていた。 (お前のようなヤツは、あとどれくらい居るんだ?) けっこう・・・ (また、朝倉のようなヤツに、攻撃を受けたりするのか?) 大丈夫。 わたしがさせない。 本から視線を上げて答える長門さん。 キョンくーん。 また会えた。 もう二度と、こっちに戻って来れないかと思った。 (あ。朝比奈さん、胸のここの所に、★型のホクロがあるでしょ?) え!何で知ってるんですかぁ? とキョンにじゃれつく朝比奈さん。 そんなSOS団の部室に、ハルヒが極上の笑顔で入ってきた。 「みくるちゃん。メイド衣装はもう飽きたでしょう。 新しい衣装よ。 ナースよナース。看護婦さん!」 徐に部室を出るキョン。 部室では、朝比奈さんの悲痛な声が響いている。 その後の話を少ししよう。 SOS団はようやく、設立の申請書類を生徒会に提出した。 世界を大いに盛り上げるための涼宮ハルヒの団 では却下されることは目に見えているので、 生徒社会を応援する世界造りのための奉仕団体 と改名した。 市内の不思議探索パトロールも継続中で、今日がその2回目だ。 どういう偶然か、朝比奈さんも長門も古泉も急用で欠席になり、俺は一人ハルヒを待っている。 俺は集合時間の一時間前にやってきた。 遅刻の有無に関わらず、最後にやってきた者には罰金という刑が科せられるからだ。 あの顰めっ面が、参加率の低さを嘆いた物なのか、俺に後れを取ったことに対する物なのか、分からない。 あとで、ゆっくり聞いてやろう。 ハルヒのおごりの喫茶店で・・・ その際には、俺はいろいろなことを話してやりたいと思う。 SOS団の今後の活動方針について、朝比奈さんの今後のコスプレの希望などなど。 しかし、まぁ、最初に話すことは決まっているのだ。 そう、宇宙人と、未来人と、超能力者の事について話してやろうと、俺は思っている。 <完> 超監督 涼宮ハルヒ |
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