ロ ー ゼ ン メ イ デ ン   ト ロ イ メ ン ト 
 
ANIME REVIEW LETTERS
タイトル・サブタイトル・放送日時
ローゼンメイデン・トロイメント
#01/2005-11-04
<薔薇水晶>
OPは、ゴシック・ロリータって感じですね。 影絵的描画を3次元的奥行きで演出した、かなりの力作。(これは、いろいろと参考になるなぁ・・・ゴシック・ロリータは、和炉に次いで創作意欲が湧き出る)
本編は、夏に行われた、TBSアニメフェスタの先行試写で見ていました。 まぁ、翠星石の悪態ぶりは、拍車がかかり、 蒼星石は、翠に呆れている。 雛は、雛で、かわいい。 その中で、真紅だけは、不安な雰囲気を漂わせている。  夢に、水銀燈が現れ、真紅を攻める。 「私は、あなたのことが好きだった。だから、ローザミスティカも奪わなかった」(担当:真紅)  寝付けない真紅にと話をするジュン。 「お茶、飲むか?」(担当:ジュン) ふと、振り向くと、鏡のむこうにNのフィールドが。 そこにメイメイが映る。 それに引き寄せられて、真紅とジュンがNのフィールドに入り込む。 そこには、手招きをする白兎がいた。
ED、真紅の周りの空間が壊れて、薔薇の花びらに変わる瞬間がスバラシイ。  
[放送中に地震テロップが入った。7回も! さらに、ピコピコ音も!! BSデジタルに、テロを乗せるな と言いたい。  乗せるなら、データ扱いにして、分離できるようにしてほしい。 それが、デジタルのメリットだろ]
#02/2005-11-11
<槐>
薔薇水晶に一方的に攻撃を受ける真紅。 一瞬、薔薇水晶に水銀燈の姿が重なる。 真紅は戦うことが出来ない。 「戦うことも出来ないの? かわいそうな子。 それなら、私が壊してあげる」(担当:薔薇水晶)  その瞬間、悪戯兎が真紅とジュンを逃がす。 なんとか、Nのフィールドから戻ってこれたが、真紅は不安に怯えていた。 翌朝、真紅は、自分の鞄に閉じ籠もったっきり出てこない。 出てこない真紅を呼びに行かせるために、翠星石の悪知恵が炸裂する。  それにまんまと乗せられる雛苺。 「喧しいわね。。。」 真紅が文句を言いながら出てきた。  そんな真紅の姿を心配したジュンが真紅に、姉妹たちに薔薇水晶の存在をうち明けたらどうか?、と言う。  そんな真紅と姉妹たちに、ジュンはオルゴールを買って来た。オルゴールを開いて、微笑む真紅。 「みんなに話したわ。大丈夫って言ってくれた。一緒にいれば大丈夫」  心配する翠星石に答える蒼星石「だって、僕たちには、いつも見守ってくれる人がいるから・・・」(担当:蒼星石)
#03/2005-11-18
<金糸雀>
金糸雀さんのご登場です。 人工精霊はピッチカート。 ローゼンメイデン一の頭脳派。  金糸雀にとっては、雛苺と翠星石は、メじゃないらしい。 一方、真紅と蒼星石は手強いと思っている。  何とかして、ジュンの家に忍び込もうと、隙を狙っている。 でも、うまくいかない。  仕方ないので、トイレから侵入しようとするが、そこへ、雛苺が蒼星石を連れて来る。「ここねぇ、真紅ねぇ〜」と真紅伝説を 蒼星石に教えながら扉を開けた。 危うく、見つかるところだったが、なんとか侵入に成功。 くんくん探偵に夢中のドールたち。  そのとき、物音が! 懸賞に応募して、当選した、くんくん探偵のコスプレをした真紅が登場! 「くんくんみたいなのぉ!」(担当:雛苺)  物音はジュンの部屋から聞こえる。 真紅に続いて、蒼星石もそれっぽいことを言い始める。 感心する雛苺。 それに便乗しようとする翠星石。  いろいろ、ゴタゴタやって、結局、見つかってしまった金糸雀。 しかし、みんなそろって「誰?」 挙げ句の果てに、「カニみそ!」(担当:雛苺)  「神奈川県」(担当:翠星石) 「これで、全員そろったわね・・・」(担当:真紅) 最後に、薔薇水晶が不吉な笑みを浮かべる。
#04/2005-11-25
<契約>
「ぶ・か・ちゅ?」と雛苺。すかさず、翠星石が悪知恵を吹き込む。「ばんざーい! ばんざーい! ばんざーい!」  真紅は真紅で、ジュンを小馬鹿にして、「愚かね・・・」 蒼星石は、アリスゲームを気にしている。 一方、翠星石は、 あまりアリスゲームに積極的ではない。 「アリスになるために、蒼星石のローザミスティカを奪わなくちゃいけないのなら、翠星石はアリスになんて成らなくていいです・・・」
「あの・・・ えっとぉ 長らく世話になったです・・・」老夫婦に別れを言う。「そんなことは無いわよ。翠ちゃん」と涙を浮かべるお婆さん。
「まきますかぁ? まきませんかぁ? 今ならかわいい妹が付いてくるかもしれないです」翠星石が公衆電話から、新しいマスターを捜している。 「ジュンくんのところに行こうよ。。。」と蒼星石が促す。 でも、どうしても、ジュンと契約する決意が出来ない。  「翠星石が契約してあげないと、野垂れ死に決定です!」どうしても意地を張ってしまう翠は、ジュンを怒らせてしまう。「もう、ジュンなんて知らないですぅ。」
そのころ家では、真紅と雛がお留守番。「雨がジュースだったらすてきだと思う? 牛乳だったらすてきだと思う?」と雛が一方的に、お話をしていたが、突然、薔薇水晶が現れた。 ジュンが戻ったときには、すでに、真紅と雛苺は、部屋にいなかった。 水たまりに繋がったNのフィールドを見つけ、飛び込む翠星石。 跡を追ってみんなが飛び込む。  そこには、真紅と雛苺がいた。 「私たちも、訳が分からないうちにここにいたの・・・」(担当:真紅) 
「物語の主役がここにそろいました。 ついに、アリスゲームの幕が上がるのです」(担当・うそつきウサギ)  舞台には、ドールを象った操り人形が・・・ 真紅人形が、最初に水銀燈を燃やし、雛苺をバラバラに、次に蒼星石を壊していく。  次々と、ドールが壊れていく。 「ならば、はじめるとしましょう。 本当のアリスゲームを。。。」薔薇水晶が現れる。  薔薇水晶の攻撃を一方的に受ける、ドール達。 蒼星石が意を決して、突撃するが、跳ね返される。 その姿を見たジュンが「するぞ! 契約するぞ!」と翠星石に叫ぶ。  翠星石のローゼミスティカに口づけをする。 ミーディアムを得た翠星石が薔薇水晶に攻撃をする。 「私たちの、、、 アリスゲーム」(担当:薔薇水晶)
「おじじとおばばに、よろしくです。」「明日も遊びに来るよ。僕たちは姉妹じゃないか」とやさしく声をかける蒼星石。  夜、寝付けない翠星石は「いつもは、おばばが本を読んでいてくれたです」と言って数学の参考書を眺めている。 それを知ったジュンは、翠星石のために、本を読んであげた。 「面白いのか?」「面白いですぅ このXってヤツは、なかなか目の付け所が良いですぅ」 
#05/2005-12-02
<手紙>
あれから72回。数々の失敗を経て、再びチャンスが訪れた・・・ とその前に、お弁当を食べようとしたら、カラスに食べられた金糸雀。
蒼星石と雛苺は、お手紙書きとお絵かき。 ジュンと真紅は英単語と読書。 翠は、せっかく契約したのに、相手にされていないと起こっている。  そこで、お掃除でもして、気を引こうと、掃除機を持ってくる。 でも、スイッチの入れ方がわからない。 そして、動かないと暴れる。 暴れて、結局、ガラスを割る。  その直撃を受けた金糸雀が目を回しているw 次、お昼ご飯大作戦開始。 卵を良くとき、調味料を適宜・・・ 適宜=適当。 マポロチョコ と うにゅー 入りの何か。  電子レンジに卵を入れてゆで卵をつくろうとするが、見事に爆発。 それに驚いたジュンも爆発。 事情を蒼星石が説明すると、雛を宥めるジュン。  しかし、それにやきもちを妬いた翠星石が、逆ギレ。 窓を直して、失敗卵焼きを外に出す。 それに惹かれて、金糸雀とカラスが奪い合う。 カラスが勝った。 勝って、飛び去り、失速、墜落。  雛は、ジュンに手紙を書いた。 黒ヤギの郵便屋さんを待っている姿を見た翠星石が、再び入れ知恵をする。  ポストとは、返り血を浴びて真っ赤に染まった一本足の恐ろしい箱、、、らしい。 スティーブンキングの小説に出てきそうだw
雛苺が蒼星石に、一緒にお手紙を出しに行こう とお願いしようとするが、翠星石に邪魔される。  真紅にお願いしようとすると、くんくん探偵に夢中。 まったく相手にしてくれない。「くんくんが言うとおり、外は危険がいっぱいよ」  「猫よ。この世でもっとも、おそろしい獣よ。」ひとりで過去を思い出し、「とにかく、ローゼンメイデンにとって、猫がもっとも危険よ」と雛に忠告する。  で、仕方ないので、雛はベリーベルを伴って、お手紙とおやつのビスケットを持って、旅に出る。  翠星石も、手紙を書いた。 直接渡せばいいじゃんと、最終チェックを・・・ と思ったら、金糸雀が水鉄砲を向ける。 水の直撃を受けた手紙は、ふにゃふにゃに・・・ 「これは、想定外かしら〜」(担当:金糸雀)
そのころ、雛苺は、「お外になんか、来ない方がよかったなのぉ」と、ちょっと後悔しはじめた。 そんなときに限って、猫に遭遇する。  でも、猫さんとお友達になって、ポストまで連れて行ってもらう。 道中、いろんな寄り道をしながら、なんとか、ポストに到着。 「これが、ポストなのぉ?」でも、怖くて泣き出しそう。 「あれ? 届かないのぉ。 でも、諦めないの。 ジュンにお手紙出すのぉ!」 力つきて、倒れ込むと、巴が抱き抱えてくれた。 夕日の中、雛と巴が、お話している。 「雛はジュンの事が好き?」「好き! みんな大好き!!」「じゃぁ、みんな心配するから、帰ろっか」
雛の出した手紙が届いた。「どこのダイレクトメールだ? へったくそな字だなぁ・・・ 良く届いたなぁ。」(担当:ジュン) 雛苺の意を決した冒険の結末は、日本の郵便事業のすばらしさを証明することが出来たようです。
#06/2005-12-09
<天使>
「いいの。何食べたって、もう治らないんだから。 治らないものは治らない。  でも、この状況がとても気に入っているの。 とても文学的で。 一度しか味わえない死という甘い果実。」 少女は、窓の外を見つめていた。 その先には、古い協会がある。 「いつになったら、迎えに来てくれるの? 神さま・・・ いや死神さんかな?」 そのとき、奥で物音が。  古い鞄がそこにはあった。 開けると、黒い羽が飛び散り、中からドールがでてきた。  「天使・・・? 迎えに来てくれたの? わたしを・・・ お願い、私を連れて行って。 ここに居たくないの。」 天使は手を伸ばし、少女はそこに口づけをする。
少女の名前はメグ。 「いいわよ、天使さん。」「私は天使じゃないって言ってるでしょ。」「分かってるわ。水銀燈でしょ。私の中ではあなたは天使。黒い天使さん。」 メグは、どうしても、死にたいと願っている。 真紅と戦うために、自分の命を使い果たしてほしいと願う。「前に真紅と会ったのは、今から58万時間前。。。 同じ時間に出会う事なんて、滅多にないわ」と水銀燈。  水銀燈は、ビルの屋上に降り立ち、辺りを見回す。 電柱の上におりたとき、妙な感覚に襲われる。 過去に、ここで戦った記憶が思い出された。
次の瞬間、水銀燈は、暗く雪の降る街にいた。「ここで戦った。586920時間前のこと。ここで真紅と・・・」 辺りに目をやると、そこには 薔薇水晶の結晶柱が。 「誰? 姿を見せなさい。 おまえは・・・ 薔薇水晶。 第7ドール」 薔薇水晶の攻撃を受ける水銀燈。  一気に反撃する 「強い・・・」 しかし、水銀燈の周りに青い炎に覆われる。 「そう、あのときジャンクに 私が真紅に負けた・・・ じゃ、なぜ?」と思い出す。 「ローゼンメイデンを直せるのは、お父様だけ・・・ アリスゲームのために」と言い残して、薔薇水晶が消えた。
メグのもとに帰ってきた水銀燈。 「水銀燈、ありがとう。 私の命を使ってくれた。 指輪が熱くなったから。 先生が余計なことしたから、死ねなかったけど。。。 もう、わたしのココはポンコツ。 完全な子じゃない。」 
真紅の夢の中に、再び水銀燈が現れた。 「もう、惑わされないわ。 消えなさい・・・」 しかし幻ではない 「あなた、ホントにおバカさん・・・ もたもたしてるとバラバラにしちゃうから」 水銀燈が復活したことを知った真紅は、「あなたにずっと、言いたかったことがあるの。 あなたのことを ジャンク なんて言って悪かったわ・・・ 最初からジャンクな子なんて以いない。 どんな子も、アリスにふさわしい。 だから、ごめんなさい。」
メグのもとに戻ってきた水銀燈が、自分のことをジャンクというメグに、「自分のことをジャンクなんて言うものじゃないわ」と言う。
薔薇水晶が戻った先は、ドールのアトリエ槐。「全ては、予定通り・・・」
#07/2005-12-16
<茶会>
カナ。スパイする。翠星石と蒼星石のお着替えの盗撮。 翠星石たちはクッキーを作ってる。「いいわね。」と言って、真紅が自らクッキーづくりに参戦する。  エプロン姿に可愛いと言われて赤くなる真紅。 生地をこね始めるが、うまくいかない。「たかが、クッキーの生地の分際で、私に逆らうというの!!」と逆ギレ。  部屋中が小麦粉で真っ白になる。 そこへ、陰謀企む金糸雀が、456回目の突撃を開始した。 「あら。。。」真紅とはち合わせ。 「何しに、来たですか?」と翠。  「せっかくだから、食べていったら? 私の最高傑作が焼き上がったようだから・・・」 「これ・・なんだ? 豚?」「失礼ね。それは、くんくんよ」  金糸雀は、出されたクッキーが怪しくて仕方がない。 紅茶も怪しい。 「何が策士だ。。。 笑っちゃうねぇ」とか勝手に妄想してるが、翠星石に無理矢理食わされる。  「まっずい〜。」真紅のクッキーを食べさせられたらしい。 と言うことで、金糸雀がとりあえず脅しをかけて、退散する。  真紅にバカにされて、頭に来ている金糸雀に、蒼星石が声をかける。 「きみは、本当に僕たちと戦うつもりなの?」「当たり前じゃない!」と金糸雀。  金糸雀は、お家に帰って、みっちゃんにクッキーの事をお話しする。 真紅のクッキーが食べたいと言うみっちゃんに、「真紅のは止めたほうがいいよ」 
病室で、メグが歌を歌っている。 「バカじゃないの?歌うと、私が来ると思ってるの?」 「でも、あなたは、来てくれたわ。」 巴とジュンが、一緒に歩いていると、 槐の職人が、人形に命を吹き込む所を見せてくれた。 「動くんだ・・・」 人形が、動き出した。
「跪いて、靴を舐めるです・・・」翠星石が寝言を言ってる。 蒼星石は、最近の真紅の変化に気づいて、そのことについて、話をしていると、 金糸雀が攻撃を仕掛けてきた。 「アリスゲームを始めるのよ!! 第一楽章 攻撃のワルツ  第二楽章 追撃のカノン!!」 もう、完璧に翠が切れた! 「金糸雀、もうやめようよぉ」と雛苺。 パルティータで、翠星石が、やられる。 「最終楽章 魔界のシンフォニー」 「きみが本気なら、僕も・・・」と蒼星石。  しかし、その前に、真紅が、反撃を開始する。 金糸雀に迫る真紅。 後がない、金糸雀。 近づいて、ペチっ。w 「片づけなさい。 あなたの散らかした彼の部屋、片づけなさい。」その言葉に、 もう服従するしかない金糸雀。 もう、くたくたの金糸雀に、紅茶を出し、攻撃を仕掛けた理由を聞き出した。 「じゃぁ、その問題は解決ね。」 
みっちゃんの部屋の鏡が光を発し、金糸雀が帰ってきた。 真紅たちも一緒だ。 大喜びのみっちゃん。 「寄るな、さわるな、抱きつくなです!!」(担当:翠星石)  はい。コスプレの始まりです!! 蒼、かわぇぇ。 蒼、かわぇぇ。 翠、かわぇぇ。 デジカメは連写機能付き。 デザインから、キャノン製か?  「さすが、金糸雀のミーディアムね。 常軌を逸しているわ」と呆れている真紅。 家に戻ってから、改めて真紅に尋ねる蒼星石。  「どうして君は、戦わなかったの?」「あなたは、戦いを望むの? 私は、もう、何も失いたくない。 だから、もう戦わない・・・」と真紅。  蒼星石は、自分の鞄の前で「君は、アリスゲームを放棄するつもりなのか・・・真紅」と呟く。 その瞬間、鏡に人影が、、、「お父様!!」 
#08/2006-01-06
<人形師>
夜、メグが水銀燈の居る教会を訪ねる。「こんばんは。天使さん。」 メグは水銀燈に自分の命を早く使ってほしいと懇願する。  「早く、私の命、使って・・・」「本当に良いの?このまま終わっても?」「だって、私は生まれたときからジャンクなんだから。」とメグが答えた。
ジュンの家では、みんなでスイカを食べてる。 雛苺と金糸雀は、早食い競争。 それを見ていた翠星石は、暴れる。 真紅は、ちまちまと種と取っている。  しかし、蒼星石は、ちょっと用事があるといって、鏡の中に消えていった。 
ジュンがアトリエ槐の前を通りかかると、人形を作っているところを見学していかないかと誘われる。 槐先生は、ジュンに近寄り、「合格・・・ 見ていって良いよ。 髪はもう少し切った方がいい。 椅子はここ」  ジュンの見ている前で、人形の原型が創られていく。 炉にセットし、焼く。 焼くと、小さくなる。 ビスクファイヤーだ。  「これは失敗したヤツだけどね・・・ 君には分からないかもしれないけど、ダメなんだ。。。」
蒼星石のことが心配で仕方がない翠星石。 「もし、アリスゲームが始まったら、君は戦うかい?」と蒼星石が翠に言い、また鏡の中に消えた。  ジュンは家に帰ってくると、真紅に、「お前達は、どうやってつくられたのだ?」と聞く。  「お父様についての記憶はほとんどないの。。。でも、温かさだけ・・・ お父様はどの世界にも存在する。 アリスを目指し作り続けた人形師 私たちはそこに届かなかった・・」と真紅が答える。  蒼星石は夢の世界で、お父様につながる扉を見つける。 それを開くと、人形の原型が・・・ そして、悲しく項垂れるお父様の後ろ姿。 「お父様、泣いているのですか?」と蒼星石、 そこへ薔薇水晶が現れ、 「お父様、泣いています。 アリス、見つからないと・・・ お父様の望みを叶えるために始めましょ、アリスゲーム。」 そういって、消えていった。  夜、息苦しく魘されているメグを見下ろす水銀燈の前に、薔薇水晶が現れる。 「・・・ローザミスティカがあれば、その子、助かるわ・・・ ローザミスティカの力があれば雑作もないこと」 そして、薔薇水晶が戻った先が、アトリエ槐。  槐の工房では、焼き上がったものをチェックしている。 「思っていた人形とは違うものが出来ることはありますか?」とジュンが尋ねる。 「ある」 そういうときは、どうするのかと聞くと、 何も言わず、金槌で壊し始めた。 断片を見ながら、「しかし、想いは同じ。全ては等しい。 人形にこもる想いは同じ。 愛情を注ぐ限り、生き続ける。」  残った一つを優しく撫でる姿を見て、「ローゼンという人形師を知っていますか? アリスになれなかった7体の人形を残して、去っていった。」ジュンが言う。  「離れていても、愛情は残っている。 愛情は注がれている。」
そのころ、疲れ切った表情の蒼星石は、「話があるんだ・・・みんなに」といって、みんなを呼びだした。  「あらかじめ、言っておこうと思って・・・ 僕は、アリスを目指す。 君たちと戦い、ローザミスティカを集めて、アリスになる。 そもそも、僕たちは戦う定めにある」 動揺する翠。  「何があったの?」と真紅。 「悲しんでいるお父様を見た。 アリスが見つからず、嘆いている。 僕たちは、お父様の理想から遠のいた行動をとっている。。。」 「それが、あなたの意志なら、私は・・・」(担当:真紅)  「イヤです! 蒼星石がどう思うが、真紅が何を言おうが、知ったこっちゃないです!! 双子の姉として言うです。 私と離れる事は絶対許さないです!」と叫ぶ翠。  それを聞いた蒼星石は、目をそらし「それが、君の答えなんだね。。。」  「違う、みんなの答えだ。 仲のいい姉妹で戦って、何の意味があるんだ? お前達の、どこがダメなんだ? 何が不満なんだ?」とジュンが声を上げる。  「ジュンくん。僕たちは、完璧を求められるドールなんだ。 ドールとしてお父様の願いを叶えたい・・・  さようなら、翠星石。。。。」 そう言って、蒼星石は鏡の中へと消えていった。 
ローゼンメイデン・トロイメント
#09/2006-01-13
<戒>
蒼星石と水銀燈、そして薔薇水晶。 「お父様も、きっと喜んでくださいます」と薔薇水晶。 「アリスゲームは一対一で戦うものだと思う。それだけ言っておきたい」(担当:蒼星石)
翠星石は、「蒼星石はずるいです。 かってに、一人でいなくなって・・・ 翠星石はずっと蒼星石と一緒にいたかったと思っていたです。 蒼星石も同じ気持ちじゃなかったです?」と涙ぐむ。  ジュンの家では、真紅達も蒼星石と翠星石を心配している。 「翠星石ね、夕べもいっぱい泣いてたの・・・ 涙でお池ができじゃうくらい・・・」と我慢しきれず鳴き出す雛苺。  戻ってきた翠星石は暗くうつむいていた。 機転を利かせて、のりがテレビを付けると、流し素麺をやっていた。 「そうだ! お昼は、流し素麺にしちゃいましょっか!!」 
「麺にコシがあるし、鰹のだしも利いている・・・ 風情があるわね」と真紅。 でも、翠星石は、なかなか乗り気なれない。  次に流れてきたものは、クッキー、飴、卵焼きw 「食べないの? なかなかの美味よ」と真紅。 元気のない翠星石。 「蒼星石があなたにとって、大切な人のように、みんなにとってあななたは、、、」 その言葉で、翠星石にもちょっと元気が出た。 ピンクの素麺というか、けっきょく冷や麦だった、をすする翠星石。 「ピンクの麺は苺の味がするですぅ」
夕方、街を見下ろす蒼星石。 翠星石は、眠くなったといって、鞄に入ってしまった。 「おやすみなさい・・・」 その夜、真紅の夢の世界に、再び水銀燈が現れた。 「どうしたの?」  真紅の前に立ち、会釈をする水銀燈。 徐に、紅茶の入ったカップを手に取り、カップを傾ける。 紅茶は床に零れ、一面が茶色く濁る。 滴る紅茶から目を上げると、水銀燈の鋭い目が真紅を睨みつけていた。  それに驚き、夢から覚める真紅、鞄の外に出ると、様子がおかしい。 その状況に気づいた翠星石と雛苺も起きた。 窓の外にnのフィールドが広がっていた。
「ここは、nのフィールドよ・・・ こんなことが出来るのは・・・」 真紅たちの視線の先に、水銀燈がこっちを見ている。 そして、水銀燈の背後から、薔薇水晶が現れる。  「言っておくわ・・・ 私は、貴女達とは戦うつもりは無いから」と真紅、それを聞いた水銀燈は、「ここまで来て、まだ、良い子ぶるの? そういうのって、虫ずが走るのよ!」  水銀燈が攻撃を仕掛けるが、それに全く動じない真紅。 「私は、戦わない。 あなたの考えを咎めるつもりはない。 でも、私も考えを変えるつもりも無い」 「ならば、わたしが、考えを変えて差し上げましょ」と薔薇水晶が、攻撃を開始した。  真紅の後を雛苺が追いかける。 その後を薔薇水晶が。 残されたのは、水銀燈と翠星石。 「あなたは、どうするの? おとなしく、ローザミスティカを渡す?」「誰が、お前なんかに!!」と翠星石が叫ぶ。  水銀燈の刃が翠星石に向かう。 何も出来ず、目を覆うだけの翠星石。 そこへ、蒼星石が来る。 「これは、僕の戦いだ。 邪魔をしないでほしい・・・」そう言い残して、蒼星石は水銀燈と戦いを始める。  互いの刃が交わる瞬間・・・
水銀燈:「蒼星石、、、 あなたは、アリスゲームに何を求めるの?」
蒼星石:「お父様が望むものを」
水銀燈:「私は、あなた自身の考えを聞いているのよ」
蒼星石:「お父様の望みが、僕の望みだ!」
水銀燈の攻撃を交わしきれなかった蒼星石は、一度地上に降りる。 その時、水銀燈の足下に、蔓が巻き付く。
地上に降りてきた蒼星石を翠星石が、もの影に連れ込み、息を切らせながらこういった 「蒼星星の鋏は、人の心を守るためにあるのです! 誰かを傷つけるなんて似合わないです!」  その言葉に、一瞬、はっとするが、「でも、お父様は・・・」と視線を翠星石から反らす。 その時、彼女わの頭上に水銀燈が。 「みぃつけた☆ さぁ、続けましょう」  戦いを始めようとする蒼星石を、翠星石が立ち塞ぎ、水銀燈に懇願する。
翠星石:「やめるです! お願いです、水銀燈。 もう、これ以上は・・・」
水銀燈:「随分と過保護ね、翠星石。 でも、妹さんは、それを望んでないようだけど・・・」
それを聞き、振り向くと、
蒼星石:「お父様は、アリスを求めている。 僕は、その声に答えたい・・・ 下がって。」
と、翠星石を遠ざける。 翠星石は、涙ながらに訴える。
「いやです。 い、い、いやです・・・ 翠星石は蒼星石と一緒にいられたら、それで良いのです。 アリスになれなくたって構わない。 お父様は大好きですけど、でも、蒼星石を失うくらいなら・・・」と抱きつく翠星石。
「それでも。。。 それでもやる気なら、翠星石を斬るです!」
「・・・ごめん。 もう戻れないんだ・・・」そう答えると、翠星石を突き飛ばす。
その場に倒れ込む翠星石を見て、「これ以上、邪魔をするなら、僕は、きみを立ち斬る!」と叫び、鋏を翠星石に振り下ろす。  翠星石は、悲鳴を上げて、如雨露を出すだけで精一杯だった。 その姿を見た蒼星石は、鈍い笑いを浮かべて、翠星石を背に向け、水銀燈に飛びかかった。  <完璧な少女・・・ その存在が、お父様の悲しみを癒すことが出来るのなら・・・> その一心で、攻撃をし続ける蒼星石だったが、 スキを突かれて、水銀燈に打ち落とされる。 落ちてくる蒼星石を必死で追いかけ、地面に叩きつけられた蒼星石を抱き寄せる翠星石。 
翠星石:「蒼星石! しっかりするですよ! 蒼星石!!」 蒼星石の頬に、翠星石の涙が零れる。 力無く目を開ける、蒼星石。 翠星石の涙が伝う頬に手を伸ばし、
蒼星石:「また、泣いてるの?」
翠星石:「そうです。 蒼星石は、とんだ姉不幸者です! お父様が悲しむのは放っとけなくて、姉を泣かせるは、どうでも良いって言うんです?」
蒼星石:「翠星石、、、 君は、ひとりで歩ける強さを、もう持ってる・・・」
翠星石:「蒼星石、一緒に帰るですよ! 蒼星石。」蒼星石の手を握る翠星石。
蒼星石:「いっしょに・・・」
翠星石:「一緒に!!」
蒼星石:<翠星石、、、僕のローザミスティカを・・・>
蒼星石から力がなくなった瞬間、ローザミスティカが、姿を見せた。


ローゼンメイデン・トロイメント
#10/2006-01-20
<巴>
蒼星石のローザミスティカが宙に浮く。 それを追って、翠星石が手を伸ばすが、水銀燈のほうが一瞬早かった。  蒼星石のローザミスティカは、水銀燈の手に渡り、水銀燈はそれを、自分の躰に取り込んだ。  「暖かい・・・ これがローザミスティカの力・・・ 戦うのなら、相手するわよ。 まだ良い子ぶるの? 真紅ってホントにおばかさん」 「あなたたちは弱い・・・」と今度は、薔薇水晶が迫ってくる。 しかし、水銀燈の羽が薔薇水晶の身を掠め、地面に突き刺さる。  そして、水銀燈はnのフィールドから消えていった。
「役者はひとり去り、もうひとりも舞台袖に消えた。 ここは、第2幕まで、しばしの休憩・・・ 須く、為すべき事は素早い方がいい。 目の前の道化師は、気が変わりやすいから。」と ラプラスが真紅達に逃げ道を用意した。 その様子を横から見ていた薔薇水晶に「お気に召しませんか?」
ジュンも部屋のベッドの上に、蒼星石が目を閉じている。 翠星石は、蒼星石とアリスゲームについて一緒に話した時の事を思い出していた。  「蒼星石は、翠星石が守ってやるですから・・・」 翠星石の目に涙が溢れる。 「翠星石は、、、翠星石は、、、」 真紅に抱きつく翠星石。  「確かに、蒼星石の魂は、遠くにいてしまった。 けど、彼方から呼び戻す声が届くこともある。 だから、また会えることも・・・」と真紅が優しく翠星石に言う。  そして、蒼星石の鞄が閉じられた。 「ほんのちょっと眠っているだけです・・・」 すると、雛苺に異変が。 
メグの病室に水銀燈が戻ってくる。 メグの指輪に優しく触れ、ローザミスティカの力を移すと、指輪が輝きだした。 そこへ薔薇水晶が現れ、
薔薇水晶:「無駄です・・・ そのカケラだけで救うことは出来ないでしょう。 救うには、全てのローザミスティカを移す必要があるでしょう」
水銀燈 :「ならば、あなたのローザミスティカも奪う必要があるわね」
その声に気づいたメグが目を覚ます。 「天使さん・・・ 来てくれた。」 指輪が輝いていることに気づき、微笑むメグ。 それを見て、水銀燈も微笑む。
ジュンは、槐先生に、人形を修理できないかと尋ねる。 「可能だ。 だが、全てを修復することは出来ない。 遠くへ行ってしまった魂は戻らない・・・」 
家に帰ってみると、雛苺が寝ているそばに真紅が寄り添い、ジュンに、雛苺のローザミスティカが、雛苺の身体から離れる時が来たことを告げた。  雛苺はかつて、真紅との戦いに敗れ、指輪を失った。 今までは、真紅を通してジュンの力を雛苺に移していた。 でも、蒼星石のローザミスティカが奪われた現在では、それは許されない・・・  目が覚めた雛苺は、ジュンの顔を見ると、うれしそうに飛び起きて、ジュンのぼり をして騒いでいる。。。
巴のところに雛苺を連れて行くジュン。 雛は大はしゃぎで、トカゲのぬいぐるみを抱きかかえる。 ジュンはおみやげに"うにゅぅ"を渡す。  「じゃぁ・・・」「うん」とジュンと巴。 雛苺は、ジュンに大事にしていたクレヨンのオレンジ色をジュンにあげた。 「もらってあげて」と巴。 
巴の部屋で、楽しそうに雛苺がお絵かきをしている。 その横には、雛苺の宝箱が。。。 その中には、巴が雛苺にあげた、たくさんの思い出も使っている。  それを見返して、雛苺との楽しかった日々を思い返している。 雛苺がジュンの家に行く直前、雛苺は、自分の大切なモノを箱に収めていた。 「ジュンって、なんだか怖いの。 雛の大事な物、持っていったら捨てられちゃうかもなの。 ジュンが怖くないって分かったら、また取りに来るの。 そしたら、巴に会いに来れるから・・・」 そんなことを思い出していた。 「雛苺、あそぼっか?」「じゃぁね。かくれんぼ!!」「1、2、3、4、5、・・・」と数を数え始める巴。 6間で数えると、雛苺の様子がおかしくなる。 「・・・なんか変なの。。。 いっぱい、お昼寝したのに」 もう体の自由が利かない雛苺を優しく抱く巴。 「髪、梳かそうか?」「うん!」
くんくん探偵を見ている、真紅・翠星石・金糸雀。でも、いつもの楽しい時間ではない。 時計を取り出し時間を確認すると、真紅が立ち上がり、「二人とも、、、一緒に来て。」
雛苺:「やっぱり、巴にしてもらうのが、一番気持ちいいの・・・」
巴 :「そう?」
雛苺:「とも・・え。 あ・り・が・と・ぉ」その言葉に、巴の目に涙が浮かぶ。
雛苺:「雛、もうすぐ、止まっちゃうんでしょ? ジュンや真紅や巴見て、雛、分かったの。 もう、子供じゃないもん。 雛ね。怖くないよ。 みんなと一緒で、とっても楽しかったから・・・ 巴と出会って、真紅と会って、ジュンのお家に行って、 みんなずぅーっと、そばに居てくれたから・・・」
巴 :「・・・」
雛苺:「巴・・・ 泣いてるの?」
振り向くと、巴が涙を流している。
雛苺:「ごめんね。 雛のせいなの?」首を横に振る巴。
巴 :「そんなことない。 お礼を言うのは、私の方。 雛が居てくれて、楽しかった。 いつも、元気になれた。 一人で部屋に戻ってくるたびに、今頃どうしてるかな?って、 私のこと、忘れちゃってないかなって、 でも、あなたはそんなことなくて、 ちゃんと覚えていてくれて・・・ 私、あなたに何もしてあげられなかったのに。。。」
雛苺:「そんなこと無いの。 眠っている、雛を起こしてくれた。 鞄から出してくれた・・・」
雛苺:「と・・・もえ。 泣かないで。 雛が居なくなっても、巴のそばには、みんないるから・・・ 独りじゃないから・・・」
精一杯、腕を伸ばし、巴の流れる涙を拭おうとする雛苺。。。「だいじょうぶ・・・」
力無く巴にもたれ掛かる雛苺。 精一杯、伸ばしていた腕から力が抜け、垂れ下がる。
巴 :「ひな・・・いちご・・・」号泣する巴。 
ローザミスティカが雛苺から離れ、真紅のもとへ。 そして、真紅の中へと入っていった。  「離れていても、必ずまた会える。 だから、悲しまないでほしい・・・」 「雛苺も蒼星石も、必ず戻ってくるです・・・」 雛苺のフィールドも消え始めた。 「このフィールドも安らかな眠りにつくの。」と真紅。

<お父様・・・ これが、お父様のお望みなのですか?>

雛苺のフィールドから抜け出すと、なぜかアトリエ槐に繋がっていた。 そこには、ジュンもいた。 「どうして、お前達、ここにいるんだ?」とジュン。
そこへ白崎が現れ、 「言ったでしょ、、、 深き森は迷いの森。。。」 というと、白崎の姿が、悪戯兎に変わった。  「どうやら、はめられたようね。」 「綺麗は汚く、 汚いは綺麗。 考えるは、詮無きこと。 しかし、抗いがたき現は、すぐそこに・・・」といって、杖で指し示す方向から、薔薇水晶が。。。
「アリスが誕生するまで、あと少しです。 お父様・・・・」

ローゼンメイデン・トロイメント
#11/2006-01-27
<薔薇園>
「アリスが誕生するまで、あと少しです。 お父様・・・」と薔薇水晶。 ローゼンが、真紅、翠星石、金糸雀の名前を呼ぶ。 「お父様は、お怒りなのです。 愛するお父様の望みを、なぜ叶えようとしないのですか?」
「アリスゲーム・・・・」 その言葉を聞いて「分かりました。」と頷く真紅。 「では、明朝、nのフィールドで・・・」そう言い残して、ローゼン、悪戯兎、薔薇水晶がnのフィールドに消えていった。
アトリエ槐で、今後について話し合う3人。 もうどうしようもない、戦うしかない・・・ 戦うことに覚悟を決めた翠星石。 真紅は、何も言わなかった。
「紅茶が飲みたいわ。 ジュン、聞こえないの? 紅茶を・・・」
「分からない。 戦わないって言ったじゃないか!」
「お父様に会っていたのね」
「僕は、何も知らなかった・・・」
「ジュン、私と一緒に来てほしい・・・」
「雛苺は、「真紅にローザミスティカを託したのです。 蒼星石もずっとずっと翠星石と一緒なのです・・・」翠星石が、蒼星石と雛苺の鞄を開けて、身体に触れてそう言った。
メグの病室、水銀燈が立っている。 水銀燈が窓の外に目をやると、悪戯兎がこっちを見ていた。
「朝から、はなまるハンバーグ・・・」 夕食は、もっと凄いものを作るから、早く帰ってきて という のり。 その時、金糸雀がやってきた。 自称、ローゼンメイデン一の策士。  nのフィールドに到着するやいなや、薔薇水晶と水銀燈との攻撃が始まる。 ローゼンは、椅子に座って、戦いを見ている。  真紅は、ローゼンに戦いの無意味さを訴えようと声を上げるが、薔薇水晶に制止させられる。 「お父様に意見することは、許されません。」  代わりに、ジュンがローゼンのもとに走る。 
「蒼星石のローザミスティカを返してもらうのです!」と水銀燈に向かう翠星石。 「真紅のローザミスティカを奪う前に、もう一つ、手に入れても、良いかもね」と水銀燈が攻撃を始める。  その様子を、下から見上げる金糸雀。 第一楽章 野薔薇のプレリュード。 第二楽章 項垂れ兵士のマーチ。 「耳障り!」と水銀燈の矛先が金糸雀に向かう。 間一髪、翠星石の防御が早かった。  「仲間を逃がすなんて、ずいぶんと余裕があるのね・・・」と水銀燈が迫る。 「そうだ、良い物を見せてあげる」といって、水銀燈が蒼星石のローザミスティカを使って鋏を出す。 「この鋏の前に倒れることは、本望じゃないの? ねぇ、翠星石。」 
「真紅は、アリスゲームを止めるためにここに来たんだ」とローゼンに訴えるジュン。 しかし、無反応のローゼン。
金糸雀に後悔の念が募ってきて、弱気になってきた時、薔薇水晶が金糸雀の頭上から迫ってきた。 「うわぁ・・・ バラバラかしらぁ〜」  それに気づいた真紅と翠星石。 「よそ見なんてしている余裕ないでしょ・・・ あなたが戦っているのは、おの水銀燈よ!!」
翠星石が薔薇水晶の動きを止め、そのすきに金糸雀を、nのフィールドから逃そうとする。 「もう、ローザミスティカが目の前で奪われるのは、ごめんなのです・・・」 しかし、薔薇水晶は束縛を破り、またしても金糸雀に攻撃を始める。  その金糸雀を庇おうとして、薔薇水晶の攻撃をまともに受ける翠星石が地面に叩きつけられる。 そして、起きあがろうとすると、目の前に、薔薇水晶の鋭い刃が向けられている。  翠星石のピンチを放ってはおけない金糸雀は、結局戻ってきくる。
「あなたのローザミスティカは、私が頂戴するわ・・・」と薔薇水晶。 とどめを刺そうとする瞬間、金糸雀のバイオリン衝撃波が炸裂する。  「翠星石、今度は、私が助ける番なのかしら」 「いいわ。どうせ、二つとも戴くんだから・・・」 薔薇水晶の攻撃で、金糸雀のバイオリンの弦が切れる。 「逃げるです!!」金糸雀の前に立つ翠星石に近づく薔薇水晶。 次の瞬間、翠星石は水晶に閉じこめられ、そして、ローザミスティカが分離する。 
一方、ジュンは、ローゼンに迫ろうとするところを、ラプラスに「嘆くことなど、ありません。 神聖なるアリスゲームは正しく前へ進んだのです。」と言われてしまう。
宙に浮いた翠星石のローザミスティカを手に入れようと薔薇水晶が手を伸ばす。 だが、金糸雀が先に自分の中に取り込んでしまう。 「横取りですか・・・ 翠星石のローザミスティカ、返して。。。」  「本気になりなさい・・・ そうしないと、真紅、あなたが翠星石を見殺しにしたことになるのよ」と水銀燈が言う。 金糸雀は、最後の力で、バイオリンの攻撃を奏でる。  その姿を見た真紅が攻撃を始めた。 「やっと本気になったのね・・・」とお喜びの水銀燈。  金糸雀に向けて、刃を放つ薔薇水晶。 だが、その時、衝撃波で腕がちぎれる。 腕がちぎれた薔薇水晶とバイオリンを奪われた金糸雀。 もう、金糸雀には、逃げることも出来ない。 徐徐に薔薇水晶が迫ってくる。  一生懸命に、みんなを守ると叫び続けている金糸雀の動きが止まった。 薔薇水晶の刃が、金糸雀の身体を貫通し、金糸雀が必死に守っていた、翠星石の閉じこめられた水晶にひびが入る。  「ダメ・・・ いっちゃだめ。。。 翠星石・・・ いや」 かなりはの身体から、自分のと翠星石のローザミスティカが抜け出す。 

ローゼンメイデン・トロイメント
#12/2006-02-03
<少女>
「アリスになる意志もない。 戦う意志もない。 ローゼンメイデンの使命も誇りもないのなら消えなさい!」と水銀燈が叫ぶ。  その言葉に真紅の攻撃が炸裂。 水銀燈が地上に落ちる。 地上に叩きつけられた水銀燈の顎を掴み、無理矢理顔を上げさせた真紅が、こう言う。  「見なさい。。。 彼女たちは戦う事なんて、望んでなかった。 同じドールとして戦いたくなかった。憎しみあいたくなかった。。。 でも、どうして・・・」 水銀燈の目の前には、 ローザミスティカを奪われた翠星石と金糸雀がいる。 真紅の戦う姿をみて、槐が「真紅・・・ 美しいな・・・」と呟く。 
真紅と水銀燈の戦いは、激しく進む。 「大丈夫、まだ、力が溢れて来る・・・」と水銀燈、しかし、脳裏に病床で藻掻き苦しむメグの姿が浮かんだとき、メグの力を使い続けていることに気づく。  一瞬、すきの生まれた水銀燈を狙って、真紅の攻撃が入る。 「蒼星石の痛みは、こんなものじゃないわ・・・」 
真紅の元に急ぐジュンの前に、薔薇水晶が迫ってくる。 「真紅・・・ どこ・・・」 そして、ジュンを水晶の壁で封じてしまう。 
真紅:「どうして薔薇水晶と手を組んだの?」
水銀燈:「どうして? アリスを目指し、戦い、負けた者はジャンクになる!」
真紅:「でも、あなたは戦いの苦しさを知ってる」
水銀燈:「そう!知っている!! あなたに、傷つけられたから」 その言葉に、狼狽する真紅。
水銀燈:「戦いをやめて、あなたと仲良くする? あなたへの憎しみは、ただの一度だって失ったことはないわ。 私は、水銀燈! あなたをジャンクをするのは、この私!!」
真紅に言い寄る水銀燈の背後から、薔薇水晶が手を翳した。 その手から飛び出した、水晶の断片が水銀燈の背中に当たり続ける。  「これで、終わり・・・」最後に、薔薇水晶がとどめを刺す。 水銀燈の目が見開き、羽片が宙を舞う。 真紅に支えられながら、  「お父様はおっしゃった。 あなたにもアリスになる資格がある。 この身体でもアリスになれる・・・ ごめんね。。。メグ」と言い終わると、力尽きる。 「水銀燈!!!」 薔薇水晶を睨みつける真紅。
真紅は、優しく水銀燈を床に寝せる。 水銀燈の胸から、自分自身のローザミスティカと蒼星石のそれが出てくる。 蒼星石は薔薇水晶へ、水銀燈は真紅へ入っていった。  「蒼星石・・・ 翠星石に惹かれた」と薔薇水晶。 「水銀燈・・・ これは 水銀燈のミーディアム・・・」その瞬間、真紅は、水銀燈がメグのために戦っていたことに気づく。  「あとは、あなただけ・・・」と薔薇水晶が刃を向ける。 それに応戦する真紅。 それぞれのローザミスティカの持つ力を使い、激しい戦闘が続くが、不意を付かれた薔薇水晶が、壁に叩きつけられる。  倒れ込む薔薇水晶を押さえ込み、馬乗りになる真紅。 
「あなたが、全部・・・」「あなたが、全部・・・」
「あなたさえ、いなければ・・・」「・・・あなたさえいなければ」
「ふざけないで!」「・・・ふざけないで」
「あなたは・・・」「あなたは」
オウム替えしで真紅を苛立たせる薔薇水晶。 とどめを刺そうと真紅が手にローザミスティカの力を集中させる。 それを見た薔薇水晶は、余裕の笑みを浮かべる。 その時、「やめろ!」とジュンが入ってきた。
ジュン:「もういいだろ・・・ お前たち、姉妹なんだろ。。。 アリスがどんなに素晴らしいのか分からない。 どんなに大切なのかも分からない。 でも、戦わないと生まれない存在なら、そんなの絶対間違っている!」
真紅:「でも・・・ この子は、みんなを・・・」
ジュン:「お前までそんなことをしたら、同じじゃないか! 僕は、お前たちを戦わせたくないんだ。 もう、帰ろう。 ウチに帰ろう・・・」 
その言葉に、真紅の手からローザミスティカの光が消える。 真紅が戦いからの集中が切れたとき、薔薇水晶が水晶に手を伸ばし真紅に突き刺した。 「真紅!!!」 ジュンの左手薬指がら、指輪が消える。  そして、一気に身体を貫通する。 「やぱり、あなたは弱い・・・」 倒れ込む真紅を突き飛ばす薔薇水晶。 真紅から、ローザミスティカが抜け出し、そして、薔薇水晶に入っていく。 
「君の勝ちだ。 薔薇水晶。」と手を叩きながら、槐が近づく。 
薔薇水晶:「お父様・・・」
槐:「僕の人形が勝ったんだ」
薔薇水晶:「ローゼンメイデンより強い人形になったんですね」
槐:「あのローゼンより強く美しい人形を作ったんだ。 この腕は治してあげる。」
ジュン:「ローゼンより・・・? お前は、ローゼンじゃないのか?」
槐:「ローゼン? 僕は、ローゼン以上の存在だ! 最高の人形師だ。 誰も越えることの出来なかった我が師を越えた」
ジュン:「我が・・・師・・・? ローゼンの弟子? じゃ、真紅達は、騙されて・・・」怒りのこみ上げてきたジュンは、槐の胸ぐらを掴み、
ジュン:「真紅たちを元に戻せ! こんなくだらないことをして、僕は許さないぞ」と怒鳴る。
槐:「たまたま真紅のミーディアムになった子供が偉そうなことを言うな。 そこで、黙って見ていろ。 最高の人形が生まれる瞬間を。」とジュンを殴り飛ばす。 
槐に近づく薔薇水晶。 しかし、様子がおかしい。 「お父様、私・・・」薔薇水晶の身体が、崩壊し始めた。 手が崩れ、顔に罅が入る。 足下には、薔薇水晶の断片が散らばる。  そして、最後に、全てのローザミスティカが解放された。
「偽りには、真実の光が眩しすぎたようです・・・」とラプラス。 「楽しき戯れの時間も、今回はこれで終わり。 また、漂うことにしましょう。 新たな玩具が見つかるまで・・・ 壊れてしまう前に、現実の世界に戻りなさい。 螺旋を巻いただけの少年」 そう言って、ラプラスも、消えた。 横たわる真紅を抱きかかえ、後悔の念に打ちひしがれるジュン。 「おい! ローゼン!! あの兎と一緒に見てるんだろ!! これが、お前の望みなのか? こんなことをさせるために、コイツらを作ったのか? みんな、お前を愛しているんだ、何十年も何百年も前から! お前だけを夢見ていたんだ! どうして、お前が愛してやらないんだ?」  その時。足音が聞こえた。 振り向くと、ドアの向こうから、ローザミスティカとローゼンが・・・ 椅子に座らされた真紅、水銀燈、翠星石、金糸雀。 ローゼンが、最初に水銀燈に近づき、襟のリボンを直す。 そして、胴部をやさしく撫でる。  真紅の元に足を運ぶ、ローゼン。 頬を撫で、何かを伝える。 そして、目を閉じる真紅。 ローゼンが消えるのと入れ替わりで、ジュンの真紅を呼ぶ声が聞こえた。 その声で目を覚ます、ジュン。 
真紅:「私、お父様にあったわ。。。 お父様はおっしゃったわ。もう一度アリスを目指しなさいと・・・ でも、アリスゲームだけが、アリスになる方法じゃない」
ジュン:「他に、道はある。 僕にも、聞こえたよ。」そう言って、真紅を抱き上げるジュン。
ジュン:「みんな元通りになるんだろ?」
真紅:「えぇ。 薔薇水晶に倒された子は・・・ でも、蒼星石と雛苺は、私が背負っていかなければならない事。 私が解決しなければならないこと。 そのために、お父様は、私を戻してくれた。 私に解決しなさいとおっしゃった。」
ジュン:「出来るよ。 必ず出来る。」

アトリエ槐の前、巴がcloseの札を見ている。
みっちゃんは、雛苺と金糸雀の写真を見て、寂しそうにしていた時、鏡が光り、金糸雀が戻ってきた。
メグの病室、窓辺に水銀燈が立っている。
のりが蒼星石と雛苺の髪をとかしている姿を見つめる翠星石。
蒼星石と雛苺のローザミスティカを手にラプラスと戯れる雪華綺晶。
ジュンと真紅は、薔薇園を歩く。 ジュンの顔を見上げて、真紅が「行きましょう。 くんくん探偵が始まってしまうわ。」 光の中へ消えていく、真紅とジュン。


ローゼンメイデン2期 トロイメント終了です。 ローゼンメイデン2期があると知って、2chで祭。 絶対に無いと言われていた水銀燈復活が覆された、TBSアニメフェスタ2005。(あの時の会場の興奮は、忘れられない) 本放送が始まって約1年半。 とりあえず、ローゼンシリーズは、一区切りでしょうか? 終わり方的には、第3期へのフラグを感じ取ることは出来ますが、実際はどうなんでしょうか?  個人的には、蒼星石のいないローゼンメイデンは寂しい。 でも、やるのであれば、応援します。 もちろん、DVDは買いますよぉ。  とりあえず、制作スタッフの方々、ノーマッド陣営、お疲れさまでした。  

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