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| ANIME REVIEW LETTERS タイトル・サブタイトル・放送日時 |
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| ノエイン | |
| #01/2005-10-12 <アオイユキ> |
アバンの動画およびCGは気合い入っていた。しかし、キャラデザ、作画、どうも個人的には好きになれないが、微妙に惹かれるものがある。 次回も見てみようと思いました。 |
| #02/2005-10-19 <イエデ> |
ストーリー展開が、気になる。ハルカは、いったいどういう立場の人間なのか、いまだに、よく分からない。 だから、来週も見る。 ってゆーか。画が、1話とだいぶ違う。 |
| #03/2005-10-26 <オワレテ・・・> |
おぉぉぉぉー。凄ぇ〜。 思いっきり、見入った。 一番関心したのは、ロープウェイの落下のシーン。 ふつう、アニメで考えられる描写って、 手すりにしがみついてワーワーキャーキャー という形になりがちだけど、ちゃんと慣性の法則に従って、無重量的な演出がなされてた。 この作品、3DCGの扱いが非常に上手いと思う。 日常的にあり得ないシーンのCGは、それなりに激しく動かせば、それ相応に見せられるけど、 日常のシーンのCGは、ちょっとでも感覚とズレると、違和感を感じる。 そういう意味では、今回の、車をバック→切り返しで方向転換させたシーンは見事だ。 |
| #04/2005-11-02 <トモダチ> |
女の子同士の殴り合いすげぇ。「バカ! アホ!!」(この後の続きは言わなかったけどw) ハルカのお風呂シーンは、毎週お決まりであるのか!? 家のエクステリア・インテリア関係はCG描写が多いですな。日常光景のCGの扱いは難しいよね。 その一つの原因には、「影」の表現にあると思う。 たとえ同じ光源を設定しても、作画でつける影 と 計算されて作られるCGの影を、違和感無く一致させることは、難しい。 そこいらへんを、上手く仕上げると、「神」になるのです。 |
| #05/2005-11-09 <ソレカラ・・・> |
ところで、内田ちゃんは、ゼツリン? ・・・・絶倫w いや、絶対臨界阻止委員会だって。 受験勉強で隔離されているユウを助けに行こうと相談していると、ハルカに話しかける老人が・・・ この老人は他の友達には見えない。 「座標を固定した」次の瞬間、衝撃とともに、ハルカが消えた。 あ、そっか。 量子力学の不確定性原理によれば、時間と座標は確率的な分布を持っている。 ΔxΔt≦h/2π だから、今までの話の中で、量子的存在のラクリマ住人が札幌に降り立ったときに、 「時間がズレた」とか「座標がわからない」とか言っていたのか。 なるほどねぇ。 今回、初めて、座標と時間がピッタリ合った訳だ。 函館世界を怖そうとするカラスを制止仕切れなかったハルカは、時空を入れ替えた。倒れ込むハルカ。 ハルカの危険を察した、ユウは、部屋を飛び出す。 ユウの元にカラスが気絶したハルカを連れてきた。 「この子は、おまえが守れ・・・」 覚醒したハルカがユウに手を伸ばすが、届く前に、カラスとともに、 ラクリマ世界に消えていった。 |
| #06/2005-11-16 <ナミダノジクウ> |
高密度レイズ素粒子集合体。 それが竜のトルクの正体。
「われわれは、絶対的観測者によって確認される・・・ それとも・・・」 「消えたんだ・・・」ユウが力無く呟く。「ハルカは、この世界には戻って来れないかもしれない。」(担当:絶対臨界阻止委員会 内田ちゃん) ラクリマに連れてこられたハルカは、変な服を着せられる。 食事が出てきたが、虫。芋虫。しかも動いている。orz 「意外と、おいしいかも。」(担当:ハルカ) 「私がこんな所に来たら、歴史は変わらないの?」と尋ねるハルカ。 「時空は無限に分岐している。だから、あなたの存在している時空にも、いくつもの時空が分岐している。あなたが例えいなくなっても、 1つの時空から消えるだけ。 ほかの時空では、滞り無く時間が流れる」 並行宇宙の発想ですな。 |
| #07/2005-11-23 <タイセツナヒト> |
絶対臨界阻止委員会 内田ちゃん vs ゆきえちゃん先生。 26なのにおばさんなのは、そのメイクのせい?w 「どうして、何もなくなっちゃたの?」 「デコヒーレンス(de-coherence)が原因で、世界が変わった・・・あなたは存在するけど、私たちにとっては、あなたは存在しないかもしれない」 「でも、あなたも私も、ここにいるよ」 「ハルカはどこにいるんだ? ハルカを返せよ・・・・」ユウが呟いた瞬間、カラスのイメージが脳裏を走る。 ハルカは、アクリル筒に閉じこめられ、水を満たされ、沈められる。 「もう、だめ・・・私、死ぬの?」意識が遠のいた時、 竜のトルクが現れる。 そして、カラスがハルカを助ける。 意識を戻したハルカには、カラスの姿にユウが重なる。 「俺が生きている限り、俺はハルカを守る」(担当:カラス) カラスとハルカは、15年前の世界に戻るため、転送を試みる。 そして、ハルカを探し回っているユウの前に、蒼い雪が舞い落ちた。 |
| #08/2005-11-30 <カクシゴト> |
ユウの前にカラスに抱きかかえられたハルカが現れた。 そのころ、ラクリマでは、カラスのことが問題になっていた。
「あのハルカは別のハルカなのに・・・」 でも、こっちの世界では3時間しか時間が経っていない事に気づく。「時空を飛び越えたからだ・・・」とカラスが呟く。
ユウは、部屋に戻ろうと、屋根から窓を乗り越えると、母が待っていた。 「犬や猫じゃないんだから、窓から出入りなんて・・・」
近づいてくる母に「僕の未来は、母さんの未来じゃない!」と怒鳴る。「ユウは母さんのことが嫌いなの? 良い子だった頃のユウに戻って」と取り乱す母を見て、再び逃げ出すユウ。
ユウは夜の海岸でパンをかじって、公園で夜を明かした。 朝になって、カラスの様子を伺うハルカ。 「大丈夫?お腹空いてない?」
「俺の身体は、あまり食べ物を必要としない。水があったらもらえるか?」「うん。わかった。」 「ひとつ教えて。 カラスは15年後のユウなの?」と聞くハルカ。「俺は、この時空では幻に過ぎない。」「そうだね。カラスはカラスだもんね。」 そこへ、ユウがやってきた。「もう、家には戻らない!」と言うユウの手を引っ張って、家に連れ込むハルカ。 とりあえず、お互いの状況を心配しあう二人。 犬をなでるユウの手にカラスの手が重なる。 楽しく話をしていたが、ハルカの家にユウの母親がやってきた。 カラスとユウを同じ部屋に隠し、靴もかくした。 「ユウ、いるんでしょ?!」と迫るユウの母。 そのころ、カラスと対面したユウが後ずさりするが、「入れ! 怖いのか? どーした?」と睨みつけるカラス。 |
| #09/2005-12-07 <トキヲコエテ> |
いきなりもの凄い剣幕の、ユウの母親。「ユウを返して!」 しかし、ハルカ母が出てきて、「相変わらず、せっかちねぇ。 ちょっと、あがって行きなさいよ。」 そのころ、2階では、「おまえに伝えておきたいことがある。ハルカは、おまえが必ず守れ。。。おまえは、俺だからだ!」とカラスが、ユウに言う。 「・・・情けない。 なぜ逃げる? 逃げても無駄だ。 負けたら逃げる。 負けるのがイヤなら、戦え。」 「こいつが、僕の未来・・・ こいつの言うことなんか信じられない こんなヤツ、僕の未来じゃない」と睨みつけるユウ。 ハルカ母とユウ母は、朝っぱらからワインを飲んで、話をしている。 ユウ母が、つい本音を漏らす。 「ユウは、とっても良い子なの。 姉さんみたいになるの。 絶対!」 「母さんは、どうして、叔母さんと比べるんだろ・・・ 会ったこともないのに。」「じゃぁ、聞いてみようよ。」とユウの手を引いて、ハルカがユウ母の所に行く。 「どうして、ユウとおばさんのお姉さんと比べるの?」と尋ねるハルカ。 「2年前に何があったの?」 その言葉に、2年前のことが思い出されるユウ母。 その瞬間、時空がゆがみ、ユウ母が消えた。 ユウ母は、過去に飛ばされていた。 「あれは、中学生時代の私・・・」 「母さんは、私より、お姉ちゃんの方が好きだったから・・・」学生時代のユウ母が呟く。 ハルカは、消えしまったユウ母を取り戻そうと、ゆがんだ時空を元に戻そうとするが、うまくいかない。 「おばさんの想いに近づかなくちゃ行けない。 下でやってみる」といって、一階に移る。 「おばさん、ここにいるんだ・・・」と別の時空の気配を感じ取る。 「私は、家出なんてしたくなかった。ただ、気を引きたかっただけ・・・ でも家出なんて出来なかった。」とユウ母が言う。 「聞こえる。 聞こえるよ・・・」ハルカが念じると、竜がハルカの家を取り巻き、再び時空が変わった。 次の瞬間、ユウ母は、自分を心配する自分の母の姿を見る。 「私のことも心配してくれてたんだ・・・」 そのとき、ハルカが手を伸ばし、時空のゆがみから、ユウ母を助け出す。 「母さん・・・」心配そうなユウに、ユウ母は、「もうちょっと、ここにいるわ・・・」と優しく答える。 |
| #10/2005-12-14 <アラシノヨル> |
ハルカ母とユウ母がワインを飲みながら、賑やかにやってる。 そこに、ハルカの友人達がやってくる。
最初は、ユウの母を見てたじろぐが、なんか雰囲気が変わってて、驚く。 それよりも、彼らが心配なのはハルカの事。
2階の物置部屋に人影を見たアイが、色めきだつ。 「幽霊? 宇宙人? 悪霊退散!!」 仕方なく、ハルカは、隣の部屋にカラスという
未来人が居ることを暴露する。 「・・・ホントに黒い服を着た幽霊だ・・・」 「ホントに未来から来たのなら、15年後がどうなっているのか教えなさいよ!!」と迫る。
しかし、カラスは何も言わず、友人達と楽しそうなユウの姿を、見つめている。 夕方になって、帰り道。 「未来人なんて、フツーじゃありえなくねぇ?」 しかし、アトリがユウを狙っている。 「よぉ・・・ 元気か? ガキども。。。」アトリが出現。「ムカツク目をしていやがる」 しかし、トビーがアトリを押さえる。 「時空に干渉しすぎだ」 その隙に、逃げ出すが、行く先々に、アトリが現れる。 フクロウが間一髪の時に現れ、助けてくれる。 絶対臨界阻止委員会 内田博士が、プレゼンをしている。 量子共鳴による周辺への影響が懸念されるらしい。 カラスのもとにトビーが現れ、アトリが龍のトルクを狙っていることを告げる。 夜になって、激しい雨と雷。 「カラス・・・ おまえの方から出てくるとはな・・・ まずは、お前の方からだ。」 カラスに攻撃を仕掛けるアトリ。 その瞬間、時間が止まった。 ハルカの前にフクロウが現れ「お前を迎えに来た。我と共に・・・」 しかし、ハルカには、フクロウが未来のイサミであることを見抜く。 「全ては、お前のせいだ。 お前さえ居なければ。。。。」 |
| #10/2005-12-21 <スレチガイ> |
「その身体で戦えるのか?」「・・・ハルカは俺が守る。」と苦しそうにカラスが答える。「お前を殺してから、ゆっくりと龍のトルクを確保することも出来るが、今日の所はよすか・・・」と言って、フクロウが消えた。
ハルカの家に戻って来たカラスは、力無く倒れ込んだ。 量子テレポーション。。。 同時に発生した粒子に変化が起きると、他の粒子にも同じ変化が起きる。 つまり、瞬時にデータが送信可能。それが、マジックサークルプロジェクト。 その中でも、θ粒子に注目されている。 もっと小さな素粒子と考えられている。 しかし、量子ポテンシャルが高いため、周囲の時空を歪ませる。 これまでの不思議な出来事は、量子論的多宇宙解釈における別宇宙との接触のような気がする。 「神はサイコロを振らない」量子世界の不確定性の話題になったときの常套句。 サイコロを振って、出なかった場合の世界が存在するのか・・・ そういう話。 量子世界の事象は、あまりに小さすぎて、観測できまい。 不確定性原理。 観察できない=どういう状況にあるかが分からない=存在する無限の可能性がある 全ての物質も、量子の存在が集まって出来ている。 マクロでは存在が確定していても、ミクロレベルになると、一瞬にして、確率論的になる。 そこが、量子物理学の難しいところ。 量子論的な座標には、空間と時間以外に、別の座標が存在し、その理論が、並行宇宙の存在を数値的に証明している。 その別の世界へは、量子的=不確定な存在になれば、移動は理論的には可能。 もし、量子的時空の安定が失われると、全宇宙の消滅も起こりうる。 そう、絶対臨界阻止委員会の物理学者・内田ちゃんが結論づけた。 無理に受験をしなくてもいいって言われたユウは、これから何が出来るのか?ということについて、イサミと話をしている。 「サッカーにしろ、絵も音楽も、、、 才能がなければ。。。 でも、勉強だったら、才能なんて無くたって、成績は上がる。 だかr、僕は、受験しないといけないような気がする。」 そんなことを言うと、イサミは怒って出ていってしまった。 ハルカは、意味もなく(?)家の周りを走り回っている。 「相当、重傷だわ・・・ お昼ご飯でも作ってやるか」とハルカ母。 といって、出してきたのはカップラーメン。 「・・・15年後の自分って、どうなってるのかなぁ」と呟くハルカ。 「昔、よくお化けよく見たって言ってたでしょ。 あれ、別の次元の事だったらしいの」と母親に話をする。 |
| #11/2005-12-28 <タタカイ> |
フクロウとカラスが戦っている夢をハルカが見ている。 「カラスとの決着は俺が付ける。邪魔はするな。」フクロウがそう言い放って、カラスの気配を感じる埠頭に向かって消えた。 ユウとイサミが、仲良く話をしている。将来について。 「イサミはいいよ。やりたいことがあるから・・・ だから良いじゃない、合格することが目標でも。。」そのとき、 ハルカが走ってやってきた。 カラスが居なくなった、一緒に探してほしいとお願いするが、断られてしまう。 それでも、ハルカは一人で探しに行ってしまった。 埠頭では、カラスとフクロウが戦いを始めていた。 (ものすごい劇画調w) 家に帰ってきたユウであったが、気になって、もう一度、出かけた。 ハルカは、函館の街を走り回っている。 「ったく。 手間かけさせ矢やがって・・・ でも、これが最最後だぜ、カラス。」 戦いが激しくなり、埠頭の工業地帯が、破壊されていく。 そのころ、ハルカは幻聴に襲われていた。 気がつくと、知らない部屋にいた。 窓からは、東京の高層ビルが見える。 次の瞬間に、駅のホームにユウと一緒に居る映像を見る。 「それは、君が選ばなかった世界だよ・・・」という声が聞こえた。 フクロウの戦いを察した、アトリが、「俺の楽しみを奪うなよ」 カラスの気配を感じ取った瞬間に、龍のトルクがハルカを転送した。 カラスとフクロウが戦っている惨状を見た瞬間、時間が止まった。 「やめてぇ〜! カラス、何で戦うの? 友達でしょ?」 そのとき、壁から、アトリが湧き出てきた。 「ダメだ。デコヒーレンスが始まった」 「二人で消えちまえ!!」 アトリをフクロウが戦う。 隙を狙って、カラスがアトリを捕らえる。 しかし、アトリは消えてしまった。 時空の収束が起こった。 「もう、いいカラス。 俺の負けだ。」とフクロウ。 「未来は、変わらないんだよ」 |
| #12/2006-01-11 <ネガイ> |
カラスが戦いの末に、重傷を負う。 「ハルカ・・・どこにいる?」手を握るハルカ。 「私を守ってくれるって言ったじゃない」
そこへ、ハルカから連絡を受けたユウが来る。 「コイツ、人間じゃない。離れろ!」と言うユウに、「カラスは、私を守ってくれた。。。ユウは、カラスだから、私を守ってくれるよね?」 遠からず、ラクリマはシャングリラの浸食を受けることになる・・・ アトリが意識呆然の中、函館の街を歩いている。 それを見かけたトビーが話しかけるが、「あんた誰?」というだけ。 アトリとトビーも、カラスの所にやってきた。 それを見て、ユウが警戒するが、アトリにはかつてのような攻撃性はない。 傷ついたカラスを見たアトリは、近づき、「ダメじゃないか・・・」と呟く。 「ねぇ、カラスは死なないよね?」とハルカ。 レイズ(=全ての物質を構成する最小の素粒子)が根本的に足らないらしい。 それを、補充しない限り助からない。 トビーが、レイズの収極ポイントを見つけ、そこへ、先生の車でカラスを連れて行くことにする。 移動中の車を偶然見てしまった、絶対臨界阻止委員会の内田ちゃんたちが後を追い抱える。 「その先には、量子ポテンシャルの極点があるわ」 尾行に気づいた先生は、とんでもないルートで突っ走る。 それを追いかける内田ちゃん一行。 でも、「・・・パンクした」と郡山さん。 レイズの集中ポイントに到着すると、そこに、コサギが現れる。 「私の指名は、竜のトルクを連れ戻す事だ」 それを阻むようにアトリが立ちはだかる。 「早く、命の光を・・・」 カラスたちが行った事を確認すると、アトリはコサギに攻撃を仕掛ける。 「お前を行かせるわけにはいかない」とアトリ。 カラスには、レイズが注ぎ込まれる。 そこへ、アトリを振り切ったコサギがやってきた。 「でも、私が、あの人と行けば、カラスは助かる。」「ダメだ。行くな!」とハルカを抑えるユウを突き飛ばすコサギ。 コサギはハルカを捕獲するが、意識を戻したアトリの攻撃を受けてしまう。 ラクリマに消えるコサギ。 日の光を浴びて、目を覚ますカラス。 「・・・ハルカ。。。」 「未来は無数に広がっている。きっと僕たちは未来を選ぶことが出来る」と言うトビー、「そうだね。そうだといいな。」とハルカ。 |
| #13/2006-01-18 <キオク> |
早朝、ハルカが、電話の音で目を覚ます。 階段を下りていくと、古電話のベルが鳴っている・・・ 「もしもし・・・」 受話器からは雑音しか聞こえない。
「もしもし?」 雑音に紛れて「黛ですが・・・」と聞こえる。 それを聞いて、ハルカは、「お父さん?」と尋ねるが、電話は切れてしまった。 朝になって、古電話がなっていたことを母親に話をする・・・ その電話は、ずっと前に使っていた。でも、 「そういえば、高校のころ、一度鳴ったような記憶が・・・ でも、電話回線もつながってないのに鳴るわけ無いわよね。」とハルカ母が思いだした。 ハルカの家に下宿人が来た。 ってゆーか、アトリとトビーじゃん! NPOの人で、野鳥の調査をしているという名目らしいw。 トビーが最新型PCをいじって、並行世界へ接続を試みる。 もの凄い、タイピングスピードww ユウは部屋を抜け出した、後を追ってハルカも部屋を出る。 ユウはハルカのカラスに対する態度が気にくわないらしい。 ユウ本人的には怒ってないらしいが、 怒って、出ていってしまった。 その時、また、古電話がなった。 「黛です・・・」「お父さん?」「間違いじゃないですか」と今朝と同じやりとりで切れてしまった。 ハルカは、自分が生まれた東京の風景を思い出した。 その光景の中では、ハルカ父が電話を取っていた、「はい、黛ですが・・・ おとうさん、お間違いじゃないですか?」 庭の木陰で座っているユウに枯らすが近づき、「話がある・・・」とユウをおびき出す。 ユウはカラスを追って、木に登る。 「気を登ることすら、ろくに出来ないのか・・・ これからも、俺はハルカを守る。 もし守れなくなったら、お前が守れ。」 「なんでだよ。お前が守れ。 ハルカはお前のほうが良いんだよ!」 「なんだ、嫉妬しているのか? それとも、、、ハルカの事が好きなのか?」 その言葉に、ユウが昔を思い出し、ハルカに恋心があることに気づく。 それを察したカラスは、「ハルカはお前が守れ」といって、そこから消えた。 ハルカは、「黛ですが・・・」の電話の時間の前後をずっとさまよっていた。 父と母は、その電話の後に、激しく口論をしている。 その光景に耐えられないハルカ・・・・ 「君は、どの過去をみたいんだい? いくら探したって、君の過去は変わらないんだよ」とハルカの耳元に囁く老人。 何度、過去に戻っても、同じ光景。 さらに、ずっと前の時空に遡る。 学生時代の、ハルカ母と父が偶然出会った瞬間に戻った。 母は日本美術科の学生、父は量子情報工学科の学生。 母が転んだ瞬間に散らばった画を見て、二人で楽しそうに話が始まった。。。 ふたたび老人が現れ、ハルカにこう言った、 「あの二人の出会わなかった時空も存在するかもしれない。 だが、その時空は、今のお前には繋がらない・・・」 「これで良かったんだね」と納得するハルカ。 元の時空に戻って見えると、また、古電話が鳴っている・・・ 出てみると、かつての母が電話に出ている瞬間だった。 その後にも、電話の回線が繋がり、 「もし、この電話がどこかに繋がっているのなら、私の独り言を聞いてください。 もし、ユウが困っていることがあったら、助けてあげてください・・・」 |
| #15/2006-01-25 <シャングリラ> |
函館山へ登るロープウェイの中、ハルカが下を見下ろしている。 展望台につくと、父親が待っていた。 「こんな所で良いのか?」「うん。私、遊園地好きだから」と笑顔で答えるハルカ。 昔、みんなと一緒に来た遊園地。 「楽しかったなぁ・・・」と昔を思い出すハルカ。 すると、父が、「父さんのこと、怨んでるのか?」「違うよ・・・ 私が大人になった頃、ここまだ残ってるのかなぁ」と呟く。 そんなとき、父の携帯が鳴った。 「・・・分かった。 いつ会えばいい?」 翌日、ハルカの部屋に入ってきたアトリが、トビーとカラスがいない と言ってきた。 元気のないアトリにお菓子を勧める、ミホ。 トビーとカラスは、時空のひずみを探していた。 カラスがこう言う。「俺達は、昔、時という物は、過去から未来へ流れる物だと信じていた。 だが、時間という概念は人間たちが考え出した尺度でしかなく、 真実は、空間と連鎖変動する値でしかないと知った。 時間も空間も常に変化し確定しない物だと知ったとき、人間は存在の意味を失ったのではないか?」 「それは、違うよ。 観測することによって、存在は確定する。 ハルカはカラスが見つけた。 だから、カラスはここに居るんだよ。」とトビーが答えた。 その様子を見つけた郡山が、事情を聞こうと近づくと、カラスが睨みを利かす。 「この場から去れ・・・」 「そうはいかねぇ。 お前は誰だ?」 「10年後だ。 この時空が10年時を経れば、俺の存在を理解できるだろう」 「予言者気取りか・・・」と飛びかかろうとする郡山を制止する、絶対臨界阻止委員会・内田ちゃん。 「ちょっと待って。 あなた、経年時空間の転移存在ね。」その言葉にハッとするカラス。 「量子力場と時空間の相対性の解が判明している世界なの?」 「いい線、いってるね・・・ お姉さんなら、僕たちの存在が分かるかもしれないね」とトビーが言う。 「・・・何なんだよ。お前ら・・・」と独り取り残された郡山。 揺らぎの場を見せるトビー。 それについていく内田ちゃん。 やっぱり、取り残される郡山。 ハルカの部屋では、アイとミホ、アトリがトランプをして遊んでいたが、アトリが窓の外に目をやると、視線が硬直し、「あいつらが・・・」と言って立ち上がる。 内田ちゃんたちは、揺らぎの場を追って、奥へすすむ。 カラスが触れると、空間が変化した。 「あれば、時空の接触域よ」と内田ちゃんが言って、それに近づく。 しかし、すり抜けてしまう。 「それは、存在が確定しないんだ。 あなたたちの科学レベルで言うと、量子的存在。 重ね合わせの存在なんだ」とトビーが説明する。 夕方、アイとミホを家まで送るアトリ。 ミホ達に、手を振ると、ハルカの視線の先にも、アトリが見たものと同じ物が目に入る。 その瞬間、時空が移った。 「これは、シャングリラだ」とカラス。 「ハルカが危ない!」とトビー。 それを知った、カラスが飛び去る。 そのころ、ハルカには、3つの物体が迫ってきていた。 「なにコレ?」 逃げようと扉を開けると、カラスが立っていた。 「おいで。。。ハルカ・・・」と手を差し伸べる。 近づこうとすると、突然目の前に別のカラスが現れ、「下がれ! ハルカ!!」 「違う・・・ あなた、カラスじゃない」と手を差し伸べるカラスに叫ぶ。 本物のカラスが、偽物カラスの化けの皮を剥がすと、仮面が現れた。 「行こう、ハルカ。 シャングリラへ」 そのとき、時空が歪み、ハルカとカラスがさらわれてしまった。 「ここは?」「時空の狭間だ。 ハルカ、おいで。 私の元へ・・・」 ハルカの目の前に、仮面が近づく。 「私。行きたくない!!」と次の瞬間、シャングリラに転送されてしまったハルカ。 「今、世界は、このシャングリラに統合されようとしてる。 無限の時空。 それは無限の不幸。 だから、私は、時空を収束させた。 それが、ラクリマとシャングリラだ。 君は、どちらを選ぶんだ?」 また次の瞬間、時空の狭間に戻ってきた。 カラスが仮面と戦っているが、攻撃が効かず、逆に攻撃を受けてしまう。 「ヤツのことは、忘れればいい。君にとって、幻だから・・・」「違う。 私のカラスはちゃんと居るよ! あなたなんて、絶対に信じない!」 そして、カラスだけが、元の世界に戻ってきた。 「ハルカ・・・」 |
| #16/2006-02-01 <クリカエシ> |
「ハルカはどこに居るんだよ? どこに行ったんだ? お前、ハルカを見捨てたんだな!」とユウがカラスに迫る。 シャングリラの浸食が進んでいる。 因果律の審判が起きるもしれない。 原因と結果の順番が入れ替わる。 過去が未来からの影響を受けるかもしれない。 カラスを探すハルカ。 しかし、仮面は、カラスの存在は幻だという。 そんなことはない!と反論するハルカに、確かめてみると良いと促す。 ハルカの脳裏にカラスが映る。 「15年後のユウが、カラスなんでしょ。。。」 次に見たものは、<ここは・・・・ もう一人のあたし?> 1学期の最後に日だった。 教室では、ミホの心霊現象解説で盛り上がっている。 教室の隅では、ユウがいる。 <...少し違う気がする> とハルカが気づく。 ハルカ父・黛博士は、船の上で人と会っている。 昔の話を持ち出し、脅しをかけ始めた。 「今のままでは、θ素粒子をまき散らすだけだ!」という黛。 ユウを塾の前で待っているハルカ。 「家でしても、すぐに見つかって連れ戻されるだけだ。。。」と落胆するユウに、「大人になれば何でも出来るよ。」 「なんで、僕は子供なんだ? 早く大人になりたい。 僕は、おかしくなっている・・・:と言って、ハルカに当たるユウ。 それを見て、ハルカが、 「ねぇユウ。 明日、家出しようよ。 東京、お父さんの所に行こうよ。 あれ? 私、なにか、大事な人のこと忘れている気がする・・・」 翌日、「私、家でしたんだ・・・」 その時、<その時空でいいのかい?>と老人がハルカに話しかける。 「俺は、あのとき死ぬはずだった・・・ 時空の狭間を抜けて、辿り着いた時空が、この時空だった。 俺の近似値の時空に転移した。 だが、この時空に転移したことで、ラクリマはこの時空を知った。 ハルカの存在を知った。 そして、もう一つの時空を呼び寄せたのかもしれない。」と、カラスが言う。 一方、肝試し、ミホが張り切って前を進む。 「ねぇ、アイ、、、 わたし、大事なことを忘れている気がする。 アイ、なんか違うよ。。。」とハルカが言う。 「こっちに来るよ! 逃げて! 早く!!」 空から、仮面が襲ってくる。 ハルカはみんなとは違う方向に逃げる。 「やっと見つけたよハルカ。。。 さぁ、一緒に帰ろう シャングリラに来れば、君も思い出す」と仮面が迫ってくる。 そんなとき、ユウが来た。 「お前、誰だよ。。。?」 そして「私は、お前・・・」と応える仮面。 <そうだ、私は、ここでカラスと会ったんだ。 でも、初めてではない。 以前に会っていた。 雪の降っていたあの日、あの教会で。。。> 次の瞬間、ハルカが元の時空に戻ってきた。 そして、ユウがいた。 「また、助けに来てくれたんだね・・・」 そしてカラスも。 |
| ノエイン #17/2006-02-08 <マヨイ> |
「ハルカ・・・誰か来てるよ」とアトリが窓の外を見てハルカに言う。 窓の外を見るハルカ「だれも居ないじゃん。」 ラクリマでは、龍のトルクが意識を持ち始めたことに気づく。 「むやみに近づくことは出来ない・・・」 ユウは部屋でぼーっと外を見ていると、ユウ母が入ってきた。 納戸の片付けを手伝ってほしいと言う。 納戸の片付けをしながら、「12歳の夏は、1度だけだから、やりたいことをやったほうが良いわ」と母。 奥の方から、古いビデオカメラが出てきた。 それで、ユウは自分の周りの物を撮り始める。 「・・・なんか違う」 それを持ち出し公園へ行く。 函館の海には、マジックサークルを起動させるための実験船が集まっていた。 それを双眼鏡で見ている、内田ちゃん。 夕方、ハルカとカラスが、シャングリラについて話している。 「この時空の、シャングリラ界の浸食が始まっているのかもしれない」 ラクリマでも、シャングリラの浸食の進行が進み、観測者が自壊していく光景が目立つようになってきた。 そして、クイナがコサギに「俺達でも生きていける時空を探しに行こう」と言う。 「クイナ、一つだけお願いがある。 カラスを倒しに行きたい」とコサギ。 ハルカの前にコサギが現れるが、即座に龍のトルクの力で、跳ね返される。 そして、カラスが攻撃を始めると、時空が停止する。 「帰れ、コサギ。 お前と戦っても無意味だ」 「フクロウを殺したのはお前か?」 「違う」 「違うとしても、お前を消す!!」 しかし、いくらカラスに向かって攻撃しても、的が定まらない。 「コサギは、カラスを消せないよ」とトビ。 ラクリマへ戻れと説得するコサギだが、ハルカを守るために戻れないとカラスが答える。 「お前の最期を見届けたい。。。」とコサギ。 そして、ハルカは、カラスの帰りを待っていた。 |
| ノエイン #18/2006-02-15 <ワルイユメ> |
日曜日、ミホの両親の結婚式。 ハルカやアイ、イサミも一緒に参列。 「良かったねぇ。。。ミホ」と言うハルカに、「あなた誰?」とミホ。イサミやアイもハルカを知らないらしい。
さらにユウも知らない。 ・・・・・・という夢を見てしまったハルカ。 「その夢って、ハルカがここに居ないっていう夢だろ、、、 それってホントに夢なのかな・・・」とユウが呟く。
次の瞬間、自分のベッドで目覚めるハルカ。 「昨日本当にあったよね・・・ アイのお父さんとお母さんの結婚式。 これ、夢なんかじゃないよね・・・」 不安になったハルカは、自分のアルバムを取り出し、小さな頃の自分の写真を確認する。 最初のほうには写真がいっぱい貼ってあった。 しかし、途中から何も貼っていない。 「まだあったはず」とそのアルバムを棚に戻すと、古いビデオテープが落ちてきた。 しかし、再生できるデッキがない。 どうしても見てみたい というハルカは、ユウに頼んでデッキを探してもらうことにする。 「8mmビデオかぁ そんな古い物ないよぉ」とミホ。 金持ち兼物持ちのミホでも持っていないらしい。 ミホ曰く「金持ちはいらなくなったら捨てちゃうのうよぉ 持っているのは現生だけ」だそうです。 一方、アトリは庭でぼーっと海を眺めている。 そこへ、内田ちゃんがハルカに会いにやってきた。 「何をしている、居るのは分かっている・・・」とコサギに話しかけるカラス。 そこへ、クイナが現れた。 「自分の過去を思い出して見ろ! 全てが不能の暗闇の中だったはず シャングリラに行けば、全てが報われる!」 内田ちゃんに、自分たちは龍のトルクの捕獲の為に、来ていることを説明し始めるトビ。 龍のトルクとは、高密度レイズ素粒子の事。 「僕たちの時空が消え始めている・・・」とトビ。 「この世界は、量子コンピューターが計算した虚数の世界でしかなかった。 僕たちにはただの幻。 だから、龍のトルクだって・・・」とトビが言う。 「あなたたちの世界は、可能性のひとつでしかない未来。その未来の原因が、今、この世界で起きているとしたら・・・」 「内田さんから見た世界は、虚数で表される世界。 その未来は、現実であるこの世界から影響を受けるはずはない。」 しかし、内田ちゃんは、マジックサークルプロジェクトでレイズ素粒子を人工的に発生させようとしている事を気にかけている。 それが原因で、因果律の審判が起こりうるという可能性だ。 イサミが8mmビデオデッキを親戚の家から借りてきてくれた。 道をみんなで歩いていると、ハルカには「今迎えに行くよ」という仮面の声が聞こえた。 他のみんなも気配の変化を感じ取った。 「なんか、変な風。。。」 「・・・・シャングリラ・・・」 函館の海に再び龍のトルクが現れる。 そこから、シャングリラの遊撃艇が現れる。 それを使って、この地域をシャングリラと統一化する。 「あれ。。。 知っているよ」とアトリが呟くと、頭を抱えて倒れ込む。 その異様な光景に、興奮気味のミホとイサミ。 そして、ハルカの前に、カラスとの戦いで傷ついたクイナが現れ、ハルカの手首をつかむ。 「龍のトルクはつかまえたぞ! 俺をシャングリラに連れて行け!! ノエイン!」と叫ぶクイナ。 そこへカラスが現れ、ふたたび交戦開始。 「・・・余計な事をするな。 もう、お前の力など必要ではないといったはずだ。 この時空にお前は必要ない。 消えろ。」次の瞬間クイナが消える。 「貴様がクイナを操り、フクロウを殺したのか?」とカラスが迫る。 しかし、シャングリラはハルカの首に龍のトルクを見た時、シャングリラが消えた。 そして、もとの世界に戻った。 |
| ノエイン #19/2006-02-22 <オモイデ> |
8mmビデオを見るハルカ。 「おばぁちゃん・・・ おばぁちゃんも元気だったんだよね、このころ。」 郵便受けを覗くハルカ「手紙、来てないよね。 忘れちゃうよね。」 すると、郡山さんと内田ちゃんがやってきた。 小さい頃のことを思い出していた事を、郡山さんに話すと、「お嬢ちゃんの小さいことは、おじさんの最近だ。」長いこと生きていると、忘れることが多くなる。 出会った人のことも忘れていく という郡山に、「忘れないよ。私、おじさんのこと、忘れない」とハルカが言う。 その言葉を聞いて、うれしそうな郡山。 今日の、郡山さんと内田ちゃんは、 ハルカの顔を見に来ただけだ と言って、帰っていってしまう。 そんなとき、ハルカの携帯にアイから電話が入る。 みんなで集まると言う。 「子供の方が順応性が高いんだよなぁ・・・」帰り道に郡山さんが呟く。 「殺されても、見ないふりもできちまう・・・」 「郡山さん・・・?」 子供の頃は直感で生きている、大人になると知識だけで生きている・・・ ハルカたちは、昨日見た現象のことについて、話している。 気象現象として処理されてしまったらしい。 そして最近、ユウがとても元気になった。 そのころ、ハルカの家の庭では、アトリにコサギが攻撃を仕掛けた。 しかし、反撃しようとしないアトリ。 その場に蹲って、「痛い・・・」と言う声が、不気味な笑い声に変わっていく。 内田ちゃんは、電話で佐々木教授にマジックサークルプロジェクトについて相談する。 「君の研究の過程を見守りたいんだ・・・」「ありがとうございます。」と内田。 しかしながら、プロジェクトは強行に進んでいる。 量子力学の扉を開くために。 量子力学の黛解釈の証明が出来る。 「あやちゃん?・・・」停留所に昔の友人を見つけるハルカ。 声をかけてみるが、母親は思いだしたようだが、アヤ本人は思い出せない様子。 「お母さん、あの子誰だっけ?」 ハルカの脳裏には、 引っ越しの日に交わした約束を思い出していた。 <絶対に手紙書くから・・・> 完全に忘れられていた事に、ちょっとショックのハルカ。 周りの友人が、今は私たちが友達よ!と励ますが、 お遣いがあったと言って、先にいってしまう。 それを心配して、ユウが、あとを追う。 ユウ以外の友達は、先に、ハルカの家に向かう。 「出向終了の連絡だ。 内田ちゃんの護衛もこれで終わりだ。」と郡山さん。「どう言うこと?」「絶対臨界阻止委員会の佐々木が、辞任した。そして、内田ちゃんは絶臨メンバーから外されたと。。。」 郡山さんは、駅での張り込みの事を思い出す。 <焦るなよ・・・> ホシに意識を集中していると、目の前に男が現れ、「刑事さん、杏仁豆腐はうまかったかい?」 その直後、腹部をナイフに刺される。 そして意識がホシから外れた瞬間、張り込みをしていた同僚が、電車の入ってきたホームに突き落とされた。 「誰か落ちたぞ!」 車両の下から、同僚の轢死体。 「殺された同僚は、発作的な自殺として処理されたよ・・・」「今度は、あきらめねぇ・・・ 行こうぜ内田ちゃん。 いま、俺らが出来ることは、黛博士を捜すことだろ?」 「・・・おばぁちゃん事、忘れかけていた。 あんなに大好きだったのに、 声も顔も、忘れていく。。。」「しょうがないよ・・・」とユウ。 「みんな忘れて行っちゃうんだね。」「忘れない奴だっているよ。 俺は、ハルカと初めて会ったときのこと忘れないよ。 お前、忘れてるだろ?」「覚えてるよ! ちゃんと覚えてる。 ユウが優しくしてくれたこと、ちゃんと覚えてる。」 帰ろうみんな待てるから と言って、ユウとハルカが歩き出す。 「あの時も、手をつないでくれたよね。」「余計なことは忘れないんだな」と顔を赤らめるユウ。 そのころ、ラクリマでは、龍のトルクを転送するための時空間転移計算が行われていた。 家の戻ってくると、みんながいる。 トビは何か計算してるようだ。 「カラスは?」「時空の変化率の高い地域を探しに行ってるよ。」 その時、アトリが突然、頭を抱える。 「やべぇ・・・ 風がギンギン鳴ってやがる!」 そして、ハルカの周りに青い雪が取り囲む。 「逆算固定!」トビが叫ぶ。 ハルカの身体が、だんだんと薄くなっていく。 助けようとするユウ。 しかし、近づくと巻き込まれると言って、制止させるトビ。 手を伸ばすハルカにユウが飛びつく。 異変に気づいたカラスが引き戻そうとするが、ハルカとユウは、消えてしまった。 そして、それを見た、アトリが高笑いをする。 |
| ノエイン #20/2006-03-01 <モウイチド> |
ラクリマに転送されるユウとハルカ。 「龍のトルク、待ちかねたぞ」とクイナが近づいてくるが、一緒にユウも転送されたことに気づくと、飛びかかり首を締め上げる。
その後、ユウとハルカは、一室に幽閉されてしまう。 「ここは、15年後の世界なんだって。。。」と呟くハルカ。 ハルカの家。 「なぜ阻止できなかった?」とトビに迫るカラス。 すると、アトリが割ってはいる。 今までのような顔つきではなく、以前のような鋭い目つきの変わった姿を見たカラスは、アトリの記憶が戻ったことに気づく。 「お前なら出来るんだろ? あのガキどもを連れ戻すことを」とトビに話しかけるアトリ。 トビは内田さんに量子コンピューターを借りに行く。 プロトタイプではあるが、ノイマン型よりはマシだ。 一方、ハルカはユウに時空と並行宇宙について説明してる。 「だから、ここは可能性の未来・・・」 ハルカたちは、15年後のアイの家に行ってみる。 「とりあえず、あなた達を帰す方法を考えなければ・・・」 そんなとき、突然ユウが力が入らないと倒れる。 そして、ユウの身体に異変が起きる。 ハルカは部屋を追い出される。 ユウに会わせてと叫ぶハルカに、事情を説明するアイ。 「ここは、観測者がいない不安定な世界。 だから、私たちは全てをレイズ記述データ化した情報を量子コンピューターに保存して、この世界を安定化し、ラクリマとした。 言い換えると、データの記述のない者は、ここには存在できない。」 「でも、私はここにいるじゃない!」と言うハルカ。 「あなたは、前にここに来た時にデータ化されたのよ。 ここからが、大事な所よ。 確かにユウは死んだように見える。 しかし、その存在が不安定なこと同様、その死も曖昧なもの。 つまり、ユウは、死んでいる時空と生きている時空の重ね合わせの状態にあるの。 だから、あなたは見ては行けないの。 龍のトルクを持つあなたが見ると、観測した者を固定する可能性があるの。 今、あなたが、死んだ状態のユウをみると、ユウの死が確定されるの。 逆に、生きているユウを見れば、それが確定されるの・・・・」 「それじゃ、生きているユウはどこにいるの。。。」とハルカが言と、そこにクイナが現れ、「シャングリラだ」と言う。 トビは量子コンピューターで、カラスの転送を試みる。 起動してしばらく、パワーが足らない。 そこに、コサギが現れ、ストレージバッテリーを渡す。 「必ず、2人を連れ戻せ。カラス・・・」 ユウの生きている時空、シャングリラ。 起きあがったユウが「どこだよここ。 まさか、天国じゃないよな・・・」 すると目の前に仮面が現れる。 「お前がここに来るとはな。 私にも時空は読み切れないようだ・・・」 ユウを助けたければ、自分と一緒にシャングリラに行くしかないと言うクイナ。 「わたし、シャングリラは嫌い!」と叫ぶハルカ。 その時、カラスが現れ、ハルカの前に立ちふさがる。 しかし、シャングリラに行かないとユウが死んでしまうという言葉に、カラスが焦る。 突然、ラクリマの時空が不安定になり始めた。 「ラクリマはもう消えてしまう。 時空の収束はシャングリラのせいだけではない。 摂理だよ。 この時空は存在そのものが苦痛なんだよ!」とクイナ。 「私がシャングリラに行くよ。 私がユウを助けてくるから」と言い残して、シャングリラに吸い込まれていくハルカ。。。。 <ここは、シャングリラ。 意識だけで存在する世界。。。> ユウは、シャングリラで死んだはずのフクロウ(イサミの15年後の姿)に出会った。 しかし、イサミを殺したのは、君自身だと告げられる。 「カラスが・・・」と言うユウに「違う。。。私にだ」と仮面告げる。 それを聞いたユウは絶望する。 シャングリラに着いた、ハルカとカラスとクイナ。 しかし、クイナはその身体が崩壊し、崩れ去ってしまう。 その時、ユウの叫びがハルカにも聞こえた。 「あそこにユウがいる・・・」 <無限の不幸を君は生きていく・・・ それが君の時空なんだよ>とユウに告げる仮面。 衝撃のあまり転落するユウ。 それを追って、ハルカも落ちる。 手を伸ばすが、届かない。 龍のトルクが作動し、何とか時空が入れ替わるが、 その先で、ユウがハルカの目の前で消えていった。 「消えないでユウ・・・カラス、助けてよ」 「お願い、消えないで」と抱きかかえるハルカ。 そして、死んだユウの存在が消え、生きているユウが確定した。 |
| ノエイン #21/2006-03-08 <マボロシ> |
「カラスたちが消えた?」と言うコサギに、「正確には、データを見失った。 プログラムを作り直すまで待っててよ。」とトビ。
その様子を見ているアトリに、手伝いなさいよとミホに、「自分には何も出来ない。 時空間の操作はトビの専門だ。 手伝っても邪魔をするだけだ。」 ユウとハルカ、「これも、未来のひとつなのかな・・・」 霧が深くなってきた。 ここに長くいると危険かも知れないという事で、霧の中を進む。 「目で見えるものなど、ここでは無意味だ。 ここは、お前達にとって、存在が確定していない世界だ。 ラクリマと並列した世界。 未来の可能性のひとつでしかない。」とカラス。 「もし、この世界がマボロシだとしても、ユウもカラスもここにいるでしょ?」とハルカが答える。 トビが時空間の座標系の演算をして、ハルカの存在を確認する。 場所は、シャングリラだという事を聞いたアトリが、怪しげな笑みを浮かべる。 その時、内田ちゃんの携帯に黛から電話が入る。 何か、話したいことがあるらしい。 内田ちゃんは、黛博士の指示した場所に急ぐ。 霧の中を進むハルカ達の前に、街の幻影が見える。 ハルカには、<自分の望む未来を見失ってはいけないよ>という声が聞こえた。 街で少し休憩を取ることにした。 「これからどうするの?」とカラスに尋ねるユウ。 内田ちゃんは黛に、マジックサークルの実験は止めるべきです と迫る。 黛も、その危険性は認識しているが、止めるとは言わない。 そして、内田ちゃんは、 この地域一帯の量子ポテンシャルのデータが入ったフラッシュメモリーを渡す。 量子的揺らぎ様相を示している。 ここで臨界状態のθ素粒子が発生すると、時空間の干渉が発生し、全宇宙そのものが消滅してしまうかもしれないという。 そして、その中心にハルカの存在が影響している可能性がある。 ハルカは、黛博士の理論の実証例になる可能性がある。 量子的不確定性を確定させる原因は、人間の特異な量子的存在である、という博士の理論。 「存在反応はあるが、時空を特定できない。 存在さえ不安定化している。 時空がデコヒーレンス化したシャングリラに転移したと考えるのが妥当だ」とトビが解析する。 その時、部屋の端にいたアトリが、「龍のトルクの逆算固定をすれば、シャングリラの一は特定できる・・・」 しかし、ハルカの存在自体が消える可能性があるので危険だというトビ。 「俺をシャングリラに飛ばせ。 みんなぶっ潰してやるからさ・・・」とアトリ。 制止しようとするコサギを突き飛ばしてトビに迫る。 その様子を見かねたミホが泣きだした。 「泣くなよ、うざってぇ・・・」とアトリ。しかし、トビを離すと、ミホの頭を撫でる。 「他に何かいい方法はないのかよ? こいつらを守ってやりてぇんだよ」とアトリが言い出した。 ユウはカラスに「大人になっても辛いことばかりなの?」と尋ねる。 「何も考えなくても良かった子供の頃のほうが、楽かも知れない」というカラスに、「楽しい事なんて無いんだから」と答えるユウ。 大人になっても、 子供の頃には想像できないような辛いことや悲しいことがある、だから強くなれ とカラス。 それを聞いて、ユウが「大人になったハルカは死んだの?」とカラスに聞く。 カラスは、ハルカの15年後の事について、話し始めた。 ハルカは、ラクリマを存在させるために自らを捧げた。 時空間の浸食を防ぐためにハルカは選ばれた。 別時空の干渉を防ぐための壁。 「ラクリマを救うため、ハルカは人柱になった。。。」 その話を起きてきたハルカが聞いていた。 「・・・ラクリマの私は、笑っていたでしょ? ラクリマの私も、カラスが好きだったんだね・・・」 しかし、再び仮面が現れ、カラスとユウに攻撃をし、ハルカを連れ去りに来る。 ユウとカラスを自由にする事を条件に、ハルカが仮面に近づく。 仮面はハルカを抱えると、「君は、正しい選択をした」と言って、ユウとカラスの前から消えた。 「でもね、ハルカ。 あいつらの事など忘れてしまうよ。 気づいておくれ。 世界は不幸の連鎖だ。 その連鎖の始まりは君なんだ。。。」と仮面が告げる。 そして、ハルカの家がシャングリラに転送された。 それを見て仮面が「すばらしい・・・」と言う。 |
| ノエイン #22/2006-03-17 <ミライヘ> |
シャングリラに転送されてしまったハルカの家。 家の中にいた人間も転移されてしまった。 「ここは、シャングリラさ・・・」アトリが言う。
仮面は、ハルカの望みが彼らをシャングリラに転送させたと言う。 「一度、君が望んだから。 一度、彼らを見てしまたから、ここに存在することが確定してしまった。」 「良かったじゃないか。 彼らは不幸な未来から解放されるのだよ。」「どうして、未来が不幸だと分かるの?」とハルカ。 「じゃぁ、君にも見せてあげよう・・・」 最初に藤原の不幸を見せられる。 次はミホの不幸。 アイの不幸。 「どうだい? これでも幸福と言えるのかい?」と仮面が聞く。 そのころ、函館では、家が無くなったとハルカ母が暴れている。 ユウとカラスはハルカのいる塔を目指している。 しかし、デコヒーレンス化した世界では、存在が曖昧。 望みが強いユウのほうが近くに見えているらしい。 「実験船は全部で5隻。 函館山を中心に円周上に配して素粒子を発生させる。 5隻の舟で素粒子を加速させ、円周上に乗るように量子ポテンシャルを湾曲させる。 α、β、γの素粒子を光速まで加速させたとき、空間が臨界に達し、θ素粒子が発生する」とトビに説明する内田ちゃん。 それを聞いて、トビが5年くらい歴史が進んでいる・・・ これも、因果律の審判のせいだという。 「あれ・・・ 遠くなったような気がする・・・」 「恐怖心だ。。。」とカラスが言う。 それぞれの不幸な未来。 アイは不治の病から飛び降り自殺。 アイは睡眠薬自殺。 藤原はケンカで目をナイフで刺され失明。 その未来を見せたハルカに、「この不幸な未来を断ち切れるのは、ハルカ、お前だけだ。 お前の龍のトルクの力があれば、不幸な未来をシャングリラに帰ることが出来る。」 それを聞いたハルカは立ち上がり、龍のトルクを発生させる。 その瞬間に、それぞれの不幸な未来が消滅した。 「みんな戻ってきた。 未来は決まってなんかはない。 たとえ、未来で不幸にあっても、私たちは負けない」 しかし、仮面は「しかし、未来に耐えられなかったヤツがいる・・・ユウだ。 この時空のユウが、私だ。 ハルカ、お前は、この時空に俺を残して、死んだんだ・・・」 |
| ノエイン #23/2006-03-22 <オワリ> |
「きみは、ぼくを残して死んだんだ・・・ そうだよ、ぼくのハルカは死んだ。 17歳の春、ぼくの目の前で・・・」 「やべぇ感じがする。 お前達は、家の戻れ。」とアトリが命令する。 しかし、友達を残して逃げる事なんて出来ないと言うミホ。 「・・・ったくよぉ てめーらいい加減にしろ。 俺が必ず見つけてやる。 ハルカはお前達を変えそうとしてるんだ」 そういって家の中に押し戻す。 一人で出ていくアトリに、「また会える?」とミホが言う。 「未来の事なんてわかんねーよ。 でも、未来なんて何があるかわからねぇ・・・ 仲良くやれよ」 と言い残して、アトリが出ていった。 「ぼくと君はひとつになる。 ぼくの悲しみを消し去るためには必要なんだ。」 ハルカの力をノエインが使い始め、時空が収束し始めた。 カラスとユウは、敵に囲まれてしまった。 「奴らは、俺がやる。 おまえは、ハルカを・・・」カラスが言う。 函館では、マジックサークルの実験が始動した。 素粒子が加速し始め、時空が歪み始めた。 そのため、トビの存在も不安定になりつつある。 「我々は、間違いを犯した・・・ お前は、ノエインを止められるのか?」と突然、ユウの前に現れる幻影。 「ハルカを助けたい」と言うユウを、その幻影がノエインのもとに送り届ける。 ハルカとノエインの前に転送されたユウ。 しかし、ノエインに捕らえられる。 「愛しいほどに、きみが憎い・・・ 戻れることなら、きみのような少年に戻りたい・・・ きみは今後、生きる希望を失うくらいの悲しみに襲われる。 見せてあげよう。。。」そう言って、ハルカの死に瞬間を見せる。 17歳になったとき、同級生が集まって、ドライブの最中、交通事故にあって、友人と好きな人も失ってしまった。 「私だけを残して、なぜ消えた? なぜ、私がこんなに苦しんで・・・ お前を捜して、無数の時空を彷徨ったのに、どこに行っても、苦しみ・悲しみに満ちていた。。。 人はね、この時空にただ存在するのではない。 求める時空を人が認識することで、その時空は確定する。 人一人が観測者なのだ。 だから私は絶望した。 全ての時空は不幸の連鎖から逃れられない。 始まりが悪かった。 だから、時空をシャングリラに統合し、無に返す。 無に帰れば、また新しい時空が生まれる。 今度こそ良き時空が生まれるだろう・・・ 人々を苦しみから助けるために、新しい時空を作り出そう。 おいで。 もう、お前には、未来はないのだから・・・」 |
| ノエイン #24/2006-03-29 <ハジマリ> |
シャングリラで戦うカラス。 「何やってるんだ? こんな所で立ち止まっている暇はないんだ・・・」とアトリが参戦する。 「一気に片付けてしまうぞ。。。 カラス、俺がコイツらを殺る。 お前は、ハルカの所へ行け・・・お前が、ハルカを助けてやれ!」とアトリが言う。 「おいで龍のトルク・・・ 共に無の世界へ・・・」 シャングリラのユウがハルカに抱きつく。 その時、シャングリラにも函館にも異変が起き始めていた。 θ素粒子の観測不可能。 演算速度が落ちはじめた。 「この街が自体が、量子的存在になり始めている・・・ もうすぐ、全ての存在が不確定な存在になる。」と黛が言う。 時空の収束。 不確定なものを強制的に確定したことで、無限の可能性がある場がひとつに収束することで、全てが消える。 「あ・・・ どこ? どこだろここ?」ハルカは不思議な時空に漂っていた。 「かわいそうに・・・ あの時空を選んでしまったのか・・・」と何時かの老人が話しかけてきた。 「きみは、どんな未来が見たいのかな? 選択肢のない時空は、消えてしまう。」 「どうすればいいの?」と聞く。 「お前は、全ての時空の中から選ばれた。 お前でなくても良かったのかも知れないが、お前が選ばれた。 全てを感じれば良い・・・」と老人はそうアドバイスする。 「もうダメなのか・・・ 時空はシャングリラに巻き込まれてしまうのか・・・」とコサギが函館の空に現れた物体を見上げて言う。 「まだ方法はあるはずだ」と行ってトビが立ち上がった。 全ての時空はシャングリラの因果律の流れに巻き込まれている。 それに逆らうことが出来れば、全時空が収束する流れを押し戻すことが出来るかも知れない。 時空収束シミュレーターを破壊すること。 シミュレーターでバーチャルな存在を作り出してはダメ。 存在を確定させるためには、人が人を認識しなければならない。 お互いを認識し、分かり合えれば、確定する。 函館山に集まるハルカの友人たち。 光の輪から、浮遊物体が飛び出してきた。 トビに言われラクリマに戻るコサギ。 シャングリラの時空が函館に、ついに繋がってしまった。 「お前か・・・」 シャングリラのユウとカラスが対面する。 「龍のトルクは手に入れた。 お前は俺だから、俺の悲しみや怒りが分かるだろ」そう言うと、カラスを抱き込んだ。 函館では、シャングリラの物体とアトリが戦っている。 そして、θ素粒子加速器では、時空の重ね合わせが起き始めていた。 銃に撃たれた郡山と、撃たれていない郡山が現れた。 「・・・撃たれない俺も居るわけだ・・・」 そんなとき、トビが入ってきた。 「まだ方法はあります。 諦めないで。」 「全ての時空の私は、幸せだったと思うよ・・・ ユウと出会えたから・・・」 そうシャングリラのユウに語りかけるハルカ。 「この時空のハルカも、もう居ないよ。 でも、ユウは忘れない。」 バックアップコンピュータを起動し、マジックサークルを止めて、量子状態を抜け出そうとするトビと黛。 「きた!」 プログラムが動き始めた。 「緊急停止させる!」 シャングリラのユウの前にいたカラスが、「お前は、俺には逆らえない。 なぜなら、俺はお前だからだ」というと、カラスがユウに置き換わる。 「お前の過去を見たよ。 お前の過去は俺だったかも知れないけれど、でも今のお前は、ぼくじゃない。 ぼくは、ハルカを忘れないし、イサミも殺したりしない。。。 おいでハルカ、一緒に帰ろう・・・」ユウが手を差し伸べる。 ハルカが現れると、光の輪が消えてしまい、その後には青い雪が降り始めた。 「時空の収束は回避されたのか・・・」と黛。 しかし、トビは、「この時空の世界が幸せだといいな・・・」と言い残して来てしまった。 「私は誰だ? 誰も私を認識しなかったのか?」と言って、倒れ込み消えていくシャングリラのユウ。 ハルカとカラスは、時空の地平に居た。 「未来は決まっていないんだね・・・」とハルカ。 「そうだよ」と答えるカラス。 「一緒に居てくれないの?」 「俺は、いつもお前の側にいるよ。」 「また会えるよね?」 「15年後にな・・・」 「カラスはユウだもんね」 「カラス、ユウがね、もうすぐ帰ってくるんだよ・・・」 |
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