ANIME REVIEW LETTERS タイトル・サブタイトル・放送日時 |
| 地獄少女 |
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#01/2005-10-05 <夕闇の彼方より> |
こういう作品を待っておりました。あなたの怨み、晴らします。基本、オイラ、京都スキー。その中でも、伏見稲荷大社 大スキーなので、
こういうちょっとシュールな雰囲気に、非常に魅力を感じる。
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#02/2005-10-12 <魅入られた少女> |
オイラのアニメ視聴史上、もっとも、刺激的な作品になるかもしれない。
あの色彩が非常に好き。もともと、和文化的表現に興味があるので、こういう作風は、魅力的。
某掲示板では、ワンパターンとか、いろいろ言われてますが、この作品は応援したいです。
今回はストーカーもの。迷子の迷子の子猫ちゃん♪ イッペン、死ンデミル?
あいちゃんのPCは、macらしい。それも、相当年代物の。さらに、地獄通信はYAHOOの検索に引っかかるらしい。
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#03/2005-10-19 <汚れたマウンド> |
今日は、あいちゃんも気が進まないようすで・・・なんか、手っ取り早く済ませてしまった感じ。
来週は、少女が出てきます。愛犬が死んじゃうんでしょうなぁ・・・ 個人的には、やっぱり女の子の話の方がいい。
ってゆーか、今週、ある意味 凄いことが判明。 あばあちゃん=蜘蛛 だった。
あと、能登さんと閻魔あいのシーンが、今後、使い回しの可能性が・・・ 作画、もっとがんばれ!!
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#04/2005-10-26 <聞こえぬ叫び声> |
両親から誕生日にプレゼントされた犬のキャンディが、死んでしまった。 両親と死に別れてしまった少女にとっては
唯一の"家族"。 その大事な愛犬が、獣医師の手抜きというかゴルフ談義の長電話が原因で死んだ。 その事実を知った少女が
深夜12時に地獄通信にアクセスする。 そこに現れた地獄少女が藁人形を手渡す。 怨みを晴らしたいのなら、その赤い糸を解きなさい(担当:閻魔あい)
自分自身の地獄逝き と 愛犬の死を天秤に掛け、やっぱり糸を引けない と言う。 マスコミに訴えようと、
証拠探しに乗り出すが、獣医師に見つかり罵られる。 「本当に俺は悪い医者か?」と動物に尋ねる。「なに?何を言っているのか分からない」
その光景に耐えられなくなった少女は、怨みを晴らすべく、契約を結ぶ。 怨み聞き届けたり・・・・
今日のあいちゃんは、気合い入ってた。長襦袢の袖通しがエロい。
獣医師は、高速道路で事故に遭い、地獄メンバーの救急車で病院に運ばれるが、
医者や看護婦は雑談をするばかりで、治療をしようとしない。 獣医師は自分が檻に入れられている事に気づく。
檻に入った動物の言葉は、医者に通じない。 「闇に惑いし 哀れな陰よ 人を傷つけ 貶めて 罪に溺れし 業の霊 イッペン死ンデミル?」
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#05/2005-11-02 <高い塔に住む女> |
新展開、来ました!! 今までは、依頼者が地獄通信から送信してから、行動を起こすパターンでしたが、
今回は、以前から頻繁に送信されてきていた気になる怨みを、人間界に出向いて、潜入捜査のような感じでストーリーが進んでいく。
ある女性社長・里穂の裏で働かされていた美沙里は、コンピュータに詳しく、裏帳簿作成やハッキング紛いのことをやらされていた。
その中で、地獄通信へのアクセスも強要され、一向に反応のない状況に苛立っていた。
美沙里は、地獄通信へのハッキングを試みたものの、逆にファイヤーウォールを越えて侵入されてしまった。(あいちゃん、あのmacで攻撃するのか、スゲー)
里穂を貶めようと、隠しカメラで監視をし続けてきた美沙里は、ついに重要な証拠を手に入れる。しかし、里穂はすでに先手を打って、美沙里を殺そうとする。
逃げ惑う美沙里の脳裏に「地獄通信」が・・・ 時刻はちょうど0時。 追ってが迫る寸前に、地獄世界に転送される。
そこで、地獄少女に藁人形を渡されるが、美沙里に迷いはなく、そのまま、契約。 「怨み聞き届けたり・・・」
「もう覚悟が出来た 私はどんな手を使っても 人生のゲームに勝ってやる 周りの人間を犠牲にしても」と言い放つ里穂に「今度は、貴女の番よ」と迫る。
最後に、契約の証を見ながら美沙里が、「死んだら地獄送り、そんなのはずっと先のこと。そっか、そうね・・・このゲーム、思う存分楽しませてもらうわ、フフフ。」
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#06/2005-11-09 <昼下がりの窓> |
今日のは凄い。 とにかく、凄い。 神だ。
これ、ホントに なかよし に連載してるのか? MXでは、夕方5時に放送できるのか?
集合社宅に越してきたばかりの親子。 夕食の買い物の帰り道、母親がふと視線をあげると、恐ろしい形相をした隣人の戸高さんが、睨みつけていた。
娘(遙)と夕食の餃子を包んでいると、宅配便が。。。 皿に盛られたさくらんぼ。 「隣の奥様からです。絶対に食べてくださいね・・・」 母親の顔色が変わる。
翌日、学校へ行くと、「餃子臭ーい」「やばくなーい?」と虐めを受ける。 家に帰ってみると、衣服を乱した母親が、ガス栓を開き服毒して、倒れ込んでいた。
「お母さん、しっかりして!なんでこんなことに」「もう、全部おしまいよ。。。 なんで私が・・・ 悪いのは戸高さんなのに・・・」
その夜、遙は、パソコンに向かい、地獄通信にアクセスする。 そして、幸せそうな野中さんの家族の声を聞いて、遙がキレる。 すると、後ろに地獄少女が・・・
「知りたいの・・・ 野中さんとお母さんの間に何があったのか。仕返しするために。」(担当:遙)
「私には、母さんを救うことは出来ない。私に出来ることは、ただの復讐。それでも、怨みを晴らしたい?」(担当:閻魔あい)
頷く遙を手招きし、事件の一部始終を遙に見せる。 母親が見てしまったのは、戸高さんが見知らぬ男とセックスしている所だった。 その腹いせに、母親を襲わせたのだった。
そのいかがわしいレイプ写真をネタに、「これをばらまかれたくなかったら、誰にも言わない事ね。今度は、娘さんに出演していただこうかしら・・・」
全てを知ってしまった遙は愕然とする。 藁人形を握りしめ、家へ帰ると、母と父が口論をしていた。 ドアの隙間から覗くと、母親の顔には暴行を受けた痛々しい傷が・・・
それに逆上した父親が、さらに母を殴る。 それに見かねた遙は、地獄少女と契約を結ぶ。
野中さんを地獄送りにするため、一目連が部屋に入り込み、女を誘う。 戸高さんは、一目連の指を舐め、上に乗り、服を脱ぐ。 そこに主人が。
「この盛りの付いた雌犬が!」「年の割には良い体してるもんなぁ」と罵声を浴びせられ、「みんな消えちまえ!」と叫ぶ。 次の瞬間、最後に残った娘が、地獄少女に入れ替わる。
「なんだ、このガキは?」 この言葉にちょっとムッとしたあいちゃん。。。
「ようこそ、欲望の果て・・・ 不幸にもここはあなたによく似合う・・・」 完全に精神を壊した戸高さんは、引きつった笑いをしながら、股を広げた。
「私のしたことが、本当によいことだったのか・・・ このままずっと幸せなのかもしれない でも、いつかきっと、私が生涯を閉じるときに、あのときの報いをうけるのだろう」胸の刻印を見ながら呟いた。
すげぇ・・・R18だな。 作画もいい感じだけど、コンテの切り方が上手い。
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#07/2005-11-16 <ひびわれた仮面> |
今回、変化球です。 地獄通信にアクセスした本人が、地獄送りにされる展開。
演技の厳しい練習にキレた紅 彩香は、地獄通信にアクセスし、義母の翠の名前を書き込み送信する。
そこへ地獄少女が現れ、藁人形を渡す。「人を呪わば、穴二つ」という言葉に怯える彩香に「やっぱり、よす?」と尋ねる地獄少女。
ってゆーか、あいちゃんの私服姿が・・・ なんか、かわいい。
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#08/2005-11-23 <静寂の交わり> |
夕刻の踏切で、遮断機の向こう側に、少女は閻魔あいの姿を見る。 こっちをじっと見ている。 電車が通り過ぎると、消えていた。
少女の父は、芸能記者で、地獄通信の話題を取り上げようとしている。 「地獄通信」でググってみると、確かにサイトは存在した。
しかし、リンク先は404Not Found。 「怨まれるほうは、アクセスできないか・・・」
娘に地獄通信のことを知っているか? と聞いてみる。 「うん、知ってるよ。」と答えた娘は、次の瞬間、瞳孔が開き、「・・・イッペン、死ンデミル?」と呟く。
こことは、全く関係のないところで、地獄通信にアクセスしている者がいた。 バイト先の店長に裏切られ、ビルの屋上から突き落とされ昏睡状態の祐子の怨みを晴らすため。
店長に詰問する千絵。 「なんで警察に行かない?」と聞く店長に、藁人形を見せ、「閻魔あいに怨みを晴らしてもらう」と脅す。 それに逆キレした店長が、千絵の首を締め上げる。
限界に達しそうになった瞬間、例の芸能記者に見つかり、手を離した瞬間、藁人形の紐が解ける。 「怨み、聞き届けたり・・・」
顔面縫合の女に突き落とされた店長。 落ちていく中、地獄少女が逆さまの状態で浮かび上がる。 「闇に惑いし 哀れな陰よ 人を傷つけ 貶めて 罪に溺れし 業の霊 イッペン死ンデミル?」
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#09/2005-11-30 <甘い罠> |
お菓子のネタをパクられた。 やっと、夢の叶った洋菓子店が閉店に追い込まれた。
その怨みを晴らすため、地獄少女を契約をむすぶ。
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#10/2005-12-07 <トモダチ> |
詩織を後ろから睨みつける みなみ 「許さない。絶対に許さない。。。」 午前0時、地獄通信にアクセス、 赤坂詩織。
「最近、増える一方だねぇ・・・ だれか相談できる人とかいないのかねぇ」とお婆ちゃん。
みなみのもとにあいちゃん登場。 例によって、条文の読み上げと藁人形を渡す。 「でも、よく考えた方が良いわ。」
翌日も、後ろから詩織を睨みつけ、薄ら笑いを浮かべる。「今日で、お別れね。」
もともと、みなみは中等部からの編入で、
はじめて出来た友達が詩織だった。 「あなたとは、良い友達だと思ってた。 あんな事があるまでは・・・」
詩織がみなみを避けるようになる。 いくらメールを出しても、返信が来ない。 何度もメールを送り続ける。 挙げ句の果てには、ストーカー呼ばわり。
「詩織、誤解してる。 わたし、別に・・・」
詩織は、みなみが、何かを隠し持っている事を思い出した、机を覗くと、そこには、藁人形が。 「何よ。 何よこれ。 わたしを呪い殺す気? それなら、こっちだって・・・」
深夜、詩織は、藁人形を持って、神社に向かう。 「呪われるのは みなみ。 あんたの方よ!」 丑の刻参りのつもりだったらしいが、五寸釘でもなく、だたの釘。
「最近の子は、作法も知らないのかねぇ・・・」と呆れる姉さん。
藁人形が無くなってしまって凹んでいるみなみ「神さまのお告げかもしれない・・・」
教室では、詩織が、突然、仲間はずれにされる。 そんなとき、みなみの携帯に、「会いたい、、、」とメールが入る。
みなみも、自分のしてきたことを反省して、詩織の所に急ぐ。
「みんな、酷い。 いざとなったら、仲間はずれ。。。 今までのわたしを許して。 また、友達になって・・・」「いいよ。」とみなみ。
「おやおや、仲直りかい?」と姉さん。 あいちゃんは、最後まで見ないで、行ってしまう。 「ハッピーエンドは嫌いなのかねぇ」と姉さん。
しかし、詩織が持っていた藁人形を巡って、再び、険悪なムードに。 「ねぇ。私たち、友達よね? 本当の友達なら、紐を解いてくれるよね?」と迫る詩織。
「ねぇ、詩織。 私たち、本当に友達なの?・・・・」 詩織が強く引いた瞬間に紐が、、、 「怨み、聞き届けたり」
「わたしのせいじゃない」「あなたのせいよ・・・ これがあなたの望んだ世界」とあいちゃんがささやく。
「詩織は、たぶん地獄。 でも、いいの。 わたしもいずれ逝くから。 あっちでも、友達でいてね、詩織。」
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#11/2005-12-14 <ちぎれた糸> |
柴田一が、地獄通信に依頼をしたという人物に会う。怨みを晴らしたい相手は、一のかつて出版社時代の同僚・稲垣だった。
「絶対に、糸を解くなよ!!」と念を押して、一は、稲垣のもとへ急ぐ。 しかし、糸は解かれ、一が到着した頃には、
地獄へ流されていた。
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#12/2005-12-21 <零れたカケラ達> |
りえりえ。
庭に捨てられた、ドールを見下ろす少女の胸元には、契約の証が。
不登校の少女のもとを担任の教師が、訪れる。 少女はアネモネというハンドルを持っている。
「とても素敵な場所を見つけたので、画像掲示板にアップします。」その写真に美しさを感じる少女。
「地獄通信って知ってますか?」「聞いたことがあります。」「そのサイトを見つけました。先生の名前を書き込もうか迷っています。」「いいんじゃないんですか?」
ネット上で続けられる会話。 その間も、教師はしつこく、少女の家を訪れる。
ついに、地獄通信に送信してしまう。 次の瞬間、背後に閻魔あいが現れる。「呼んだ?」
そのころ柴田さんは、教育問題の調査ということで、とある学校を訪れていた。 「人を呪わば、穴二つ・・・」その言葉を思い返す少女。
柴田は本題に切り出す。「君たち、地獄通信って知ってる?」「噂で聞いたことあります。アクセスしてみたけど、繋がらなかった」という生徒達。
同じ事を担任の教師にも尋ねてみる。「呪ってやりたいヤツねぇ。。。まぁ、その逆はあるかもしれませんねどねぇ・・・」
少女は、自分の部屋で黒藁人形を胸元に抱えてた。 誰かがドアをノックするので開けてみると、担任の教師が立っていた。
学校に来てほしい、と説得を続ける教師。 それに対して、自分の置かれている状況を淡々と話しだす少女。 「もう、ほっといてください!」
一瞬、感情的になるが、とりあえず、その場を立ち去る教師。 その教師の表情を見て、少女はとまどう。 そして、翌日、少女が
教室に現れた。 学校に来れたことをネット上の友人にメールで知らせる。 そのとき、教師の机においてあった携帯に、着信が・・・
恐る恐る、その携帯を開けてみると、今、自分が打ったメールが。 少女も教師も、その事実に驚く。
そして、教師に地獄通信に名前を送った事も、伝える。
「俺を、地獄送りにしてくれないか・・・ もういやなんだ、何もかもが。。。たのむ。」
閻魔あいの言葉が、脳裏を駆けめぐるが、少女は結局、赤い糸の契約を結ぶ。
地獄への舟の上、「ここが地獄なのですか?」と閻魔あいに聞く教師に、
「あなたのしたことがどんな事か、分かってるの?」といって、少女は死後、極楽浄土へは逝けず、地獄で苦しめられる事を告げる。
「私も、後から逝きますから・・・ 待っていてください。地獄の底で。。。」
柴田は、車の中で、つぐみと今回の取材について話をしていると、つぐみの様子が変わる。
「これでいいの。。。地獄が極楽で・・・」とつぐみが呟く。
「不思議な場所ですね。こんな場所なのに、心が安らぐなんて」「僕と、アネモネさんだけの秘密ですよ。」
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#13/2005-12-28 <煉獄少女> |
つぐみが、再び、何かを見た。 地獄少女が古本屋に入り、本を探している・・・
一はつぐみの見た光景を思い返し、古本屋街を歩き回る。 店主に声をかけてみる「地獄通信・・・ 知ってるだろ?」
店主は知らない様子だった。 でも、閻魔あいがここを訪れた事には、間違いないようだった。
一が手に取った 「肉と櫻」という雑誌の中に、煉獄少女という短編が載っていた。 内容は、地獄少女のそれと非常に似通っている、
しかし、書かれたのが50年前という事だ。 この作者について、店主に聞いてみると、まだ当時の編集長が生きていると言う。
その編集長のもとを訪れ、挿し絵について話を聞く。 福本画伯の画に間違いはないようである。 当時の原稿を見せてもらうと、
中には当時の写真が入っていた。 その当時の経緯について、編集長から話を聞く。 煉獄少女の画は、本来は別の画が入るはずだった。
その、本当の画を差し出され、一は驚く「地獄少女・・・」。
福本画伯の居場所を教えてもらい、その場所へ行ってみるが、50年の前の住所では、どうしようもない。 町は変わり果て、残るは、廃屋同然の古アパート。
そこに人の気配を感じ、ドアをノックする。 「福本さん、いるんでしょ?」 応答はない。 そこで、ドアの隙間から、閻魔あいのイラストを差し込み、話を聞きたいと願う。
すると、扉が開いた。 中には、老人が座っていた。 「もう、私は、長くはない。 体中にガタが来ている・・・」
一は、単刀直入に地獄少女と地獄通信について話し始めた。 昔は、新聞の尋ね人欄が、地獄通信の入り口だったらしい。 強い怨みを感じると、空欄の尋ね人欄に、地獄通信が見える。
老人の躰にも、地獄通信の刻印が入っていた。 老人の人生は、その刻印との葛藤だった。 「私の最期の仕事を見せてあげよう」と言って、老人が一を、隣の部屋に案内する。
「地獄に逝ったら、また、彼女に会えるかもしれない。 それだけが、楽しみだ・・・」と、部屋には、閻魔あいの画が。 歴史をさかのぼると、江戸時代、あるいは、安土桃山時代・・・
老人が煉獄少女を書いた理由、それは、地獄少女のころを誰かに伝えるため。。。「そう、あなたにだ」と老人が呟く。 そのとき、閻魔あいの画から、涙がこぼれ落ちた。 その瞬間、
福本老人が力無く倒れた。 福本老人は、閻魔あいの舟の上にいた。 「あなたも、変わらないな。 相変わらず美しい。 大河内に会えるかな・・・」「・・・地獄も広いから・・・」
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#14/2006-01-04 <袋小路の向こう> |
つぐみが、また、不思議な光景を見た。
「ただいま。 いつもと同じ、、、 みんな悲しい目をしている」(担当:閻魔あい)
次につぐみが見たものは、雲底で首吊りをしている男の姿。 そのことを、一に話す。 一が引っ張り出してきた雑誌に
つぐみの見た男の写真が載っていた。 それをもとに、一が動き出す。
自殺した男は、町役場の職員。 娘が一人居る。 父親の自殺に疑問を感じている娘は、いろいろと調べるが、
かえって周辺の住人から嫌がらせを受けるようになる。 そんなときに、柴田はじめが、訪ねてきた。
しばらくは、話をしていたが、ポケットに黒藁人形を見つけてしまう。
「地獄少女にあったのか? 復讐なんて悲しいと思わないのか? 時間をくれ」と少女と約束をする一。
一は、町長のもとを訪ね、事実関係を聞き出そうとする。 そして、町長に案内されたのが、老人ホームだった。
そこでは、みんなが町長を敬っている。 その様子を見せてから、町長が、自殺ではない と言うことを口にした。
しかし、単なる善悪では判断できないと感じた一は「書きません。 しかし、お願いがあります。。。彼女に謝ってください」と町長に言う。
橋の上、「いいです。 もう、いいんです。 父はかけがえのない人です。 この町がどうなっても構いません」といって、少女は藁人形の紐を解いた。
その瞬間、町長の姿が消え、「あなたを地獄へと流す舟の上・・・・」「あの子に一言、お詫びを言うことは出来ないか?」「それは出来ない」「いつ死んでも、悔いを残さないように生きてきたつもりだったが、ひとつだけ残ってしまった・・・」
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#15/2006-01-18 <島の女> |
「ガイドブックでは、あの島は平家縁と聞きましたが・・・」と地元の人に聞く一。
一は、つぐみに見えた光景と島の様子を確認する。 その様子を伺う、地獄メンバー。
一たちは、地元の人に三奈という女の噂を聞こうと、戸を叩くが、断られるばかり。
しかし、やっと、話をしてくれる男を見つけ、いろいろと話を聞き出そうとするが、一連目が、その邪魔をする。
三奈は、自分の叔母が、自分の周囲の人間を貶めようとしていると疑っていなかった。
そこで、地獄通信にアクセスし、黒藁人形を手にした。
一とつぐみは、三奈の叔母である藤江が女将をやっている民宿に泊まることにした。
見た感じは、とても人の良さそうな人・・・ その時。つぐみの様子が変わった。
「逝くの? 逝かないの? 紐を引こうが、崖から落とそうが、あなた達の自由・・・」 閻魔あいの言葉とリンクしているようだ。
その言葉から、一は場所を割り出し、駆けつけ、三奈に地獄送りなんか辞めろ と説得する。
その説得を聞いて、三奈と彼氏は、納得し、 「それじゃ、駆け落ちでもする?」と話を始めて、去ってしまった。
民宿に戻ってきた三奈は、駆け落ち用の鞄を抱え、抜け出そうとするが、叔母と死んだはずの母の声が聞こえた。
そっと、その方向に近づいて、忍び寄ると・・・ そこには、ミイラ化した母と叔母が、話をしていた。
「声は、どこからするの?・・・・」と震えながら聞く三奈。
叔母はかつて、三奈の母を縛り上げ斧で殺していた。
「うれしいわ、姉さん・・・ これからは、3人で仲良く・・・」と藤江が斧を握り、三奈を追いつめる。
そこへ、一が駆けつけ、藤江を止めようと飛びかかるが、逆上した藤江が
「私たちの、幸せを邪魔するヤツは!!!!!」と、一に斧を振り下ろした。
その瞬間、三奈が黒藁人形の紐を解く。 怨み、聞き届けたり・・・
「姉さんの事、大好き・・・ ずっと、一緒に・・・」と地獄逝きの舟の上で呟く藤江
帰りの船の上、
つぐみ:「しょうがないよ・・・・」
一 :「あんな事がなければ、止められたのに」
つぐみ:「ちょっと上を見上げてみたら、こんなに広いお空があるのにね。」
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#16/2006-01-25 <旅芸人の夜> |
少女がくらい部屋の中で、寂しく歌っている。 背中には、鞭の跡が。。。
そこへ閻魔あいが現れる。 「あなたが本当に怨みを晴らしたいのなら、その赤い糸を解けばいい・・・ あとは、あなたが決めること」
つぐみがまた、その光景を見た。「ポスターが見えた。 サーカスの。。。」そのサーカス会場に向かう、一とつぐみ。
その様子を伺う、地獄通信スタッフ。 「また、アイツか・・・ いったい、どこから嗅ぎつけてくるのか」
会場に入り、地獄少女の手がかりを探す一。 そして、公演後、取材を申し込む。
しかし、その相手は、一連目w
一は、ゴスロリの衣装の少女を見つけて、助け出そうとするが、大声を出される。
仕方なく、その場を去る一。
夜、座長が、密室に閉じこめられている少女に鞭を振り下ろす。 「また、ドジしやがって」「。。。ごめんなさい」
それをつぐみが感じ取った。「あの子、虐められてる。」「そっか、双子だったのか!!」
気づいて戻ったときには、少女はすでに紐を解いていた。そして、寂しく歌を歌っている。 傍らには、地獄少女が立っていた。
一は座長が地獄送りにされると思い、逃げるように説得するが、実は、地獄送りにされたのは、双子の妹のほうだった。
ゴスロリ妹は、鏡の中に吸い込まれていった。
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#17/2006-02-01 <硝子ノ風景> |
森の奥の廃墟。
一とつぐみがドライブしている。 「霧は嫌い・・・」と呟くつぐみ。
そのとき、どこからか、オルゴールの音が聞こえだした。
「危ない!!」とつぐみが叫ぶ。 すると「行くな。戻れ。 行くな」「閻魔あいか!!」車を降りると、目の前にはサナトリウム。
中に入り、人を呼ぶが、誰もいない。 一通り見てみるが、人気がない。 帰ろうとすると、また、オルゴールの音。
音のする部屋を開けてみると、誰もいない。 帰ろうと、振り返ると、入り口に少女が立っていた。 「・・・こんにちは。」
金髪の少女はニナという。 他に患者はいない。 少女が一人だけ。 「ねぇ、何で来たの?」 とっさに、医院長と一が友人だと言い訳をする。
医院長の部屋に入っていくと、幼虫の入った瓶に薬液を入れている姿が見えた。
驚く、一。 ニナの髪が綺麗というつぐみに、「触っても良いよ」という。 一が戻ってくると、少女は、泊まっていくんでしょ? と聞く。
しかし、断る一を
「無理だよ。 この霧じゃ戻れないよ。」周りが一気に霧に覆われていた。
地獄メンバー達は、行く先々に柴田親子が現れる事に疑問を感じ始めていた。 「やぱり、お嬢・・・」閻魔あいの行動に疑問を感じている。
今回の依頼は、魂からの通信。。。。 「あんな依頼を受けるなんて。。。」と骨女。
部屋から、少女とあいの声が聞こえた。 「あなたの怨みを晴らすことは出来ない。。。」というあい。 一が入ってきたときは、もう少女一人になっていた。
夕食の時に、地獄通信の事について聞いてみる一。 「新しい友だとも出来た。 新しいお父さんも出来た。 ここには誰もいないよ。 これからは3人で暮らそうね・・・」
「お父さんと同じだ・・・ 許さない」 電気が消え、逃げ出す一とつぐみ。 しかし、手を握っていたはずのつぐみが、顔を上げると、薔薇のツタが生えだし一の身体を縛り上げる。
一方、つぐみも、一だと思っていた人が、突然、消える。 地獄メンバーに助けられて、やっと逃げ出せた一とつぐみ。 車に乗り込むが、エンジンがかからない。
少女が迫ってくる。 ガラスに手が触れると、すり抜けて、一たちの首を絞める。 その時、閻魔あいが現れ、「あなたは、もう、ここにはいない・・・」
翌朝、車から降りて、愕然とする二人。 サナトリウムは廃墟。 そして、再びオルゴールぼ音。。。 音のする部屋に向かうと、つぐみは「ここだ。 私の見た部屋・・・」
そして、部屋ぼ片隅には、少女によく似た人形が・・・ サナトリウムに閉じこめられた少女の無念を、その人形が晴らそうとしていた。
そして、人形を抱き上げるつぐみ。 人形が砂に変わり崩れ落ちる。 そして、最後に眼球だけが床に転がる。
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地獄少女 #18/2006-02-08 <縛られた少女> |
内容的に書く気になれなかったので省略します。
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地獄少女 #19/2006-02-15 <花嫁人形> |
「まるでお人形さんみたい。。。」 神前結婚式で母がうれしそうに言う。
「どうして、、、あの時気づかなかったのだろう」と祈里が呟く。 「あなた太りましたね。許しませんよ」
「嫌な風・・・ 生暖かくて。 こういう夜に人は泣く。」と閻魔あい。
夜、祈里は旦那に泣きつく。 祈里をなだめる夫。 「悪かったね、母も君が嫌いというわけではない」
そのころ、姑は「醜い! なんて醜いの!!」と、人形の顔に鑿を振り下ろしていた。
翌朝、夫の為に朝食を準備するが、姑に咎められる。 「美しく、たおやかに、お人形のように・・・」 姑の目に怯える祈里。
そして、心を無にするようにと、部屋に押し込められてしまう。 そして、地獄通信にアクセスしてしまう。
地獄少女が祈里の前に現れる。
「・・・人形・・・ 何を怯えているの?」「ずっと前からあの人に見られていた。 子供の頃から・・・ 私は、人形じゃ無い。人間で居たい」
地獄少女は祈里に黒藁人形を手渡す。
「私のほしい人形は、悲哀と絶望に満ちた人形なの」と姑が人形を前に言う。
地獄少女の気配を察したつぐみと一が、祈里の家に辿り着くと、祈里が家の外に出てきた。 その状況を察した一は、祈里を逃そうとする。
地獄送りを辞めるように説得し始めるが、自分自身が地獄行きになることは、嫌ではない。 「ただ、お人形のようにいなさい・・・」
その時、追ってきた家の者に釣れて戻されてしまう。 「どこへでかけていたんです?」と姑。 「仕方ないわ。 よく動く足があるのだから。 その足が動かなければ・・・お人形のように」
そして、祈里を縛り付け 「その目・・・ 死したお人形のようね」
黒藁人形の紐に指をかけると、地獄少女が現れ、「引くの?」 「怨みます、あの人を・・・」 そして、紐を引く。
「人間など、人形に比べたら、浅はかで外道極まりないわ!!!!」と悪態を付く姑。
そして、地獄逝きの舟の上、
「綺麗ね・・・ 死に装束が似合いそう・・・ あなたのようなお人形、作りたいわ」
「永遠に作らせてあげる、でも、モデルはあなたの死に顔よ」と閻魔あい。
祈里は、姑の束縛から解放され夫に寄り添うが、
「お前は、ただ、側にいて見つめていてくれるだけで良い、、、人形のように・・・」と言った。
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地獄少女 #20/2006-02-22 <地獄少女vs地獄少年> |
「地獄少女、知ってます? もしかすると、この世の物ではないかも知れない・・・ 見たくありませんか? 地獄少女 対 地獄少年」
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地獄少女 #21/2006-03-01 <優しい隣人> |
「そんなに、気になる?」とつぐみ。 「そうしても、地獄少女を止めたいんだ」と一。 でも、つぐみは、地獄少女の事を悪く思っていない。
その時、つぐみに、再び映像を見る。 一の先輩の娘・優子が、黒藁人形の紐を解こうとしている瞬間の映像だった。
車で、優子の家に向かう途中、車窓から彼岸花が見えた。 家に行ってみると、優子が一人、階段に座って泣いていた。
優子を心配する一とつぐみ。 「一体、何があったんだ?」「・・・あれは、2年前。 ここに越してきてすぐのことだった。」と語りだした。
越してきたばかりの頃、優子の父は、脱サラで農業を始めた。 ある日、近所の人が訪ねてきた。 その日以来、その男は、毎日来て、種の撒き方から水のやり方まで、
丁寧に教えてくれた。 その後、男に騙されて畑を広げたが、天候不良で大不作。 父は、男の言葉を信じて、毎日薬を撒いたが、枯れていく一方だった。
そして、父は酒に依存するようになってしうまった。
ある日、野良犬が、父の撒いていた薬を舐めていたのを見た優子は、騙されていたことに気づく。 ただ、ジュースを水で薄めただけの物だった。
しかし、その後、父は死んでしまった。 「・・・そして、アクセスしたのか。 地獄通信に・・・」と一。 少女のポケットには、黒藁人形が入っていた。
一が、優子の説得を始める。 「一生、一人の人間を地獄に送った事を背負い続けて生きなければならなくなる。 お父さんは、そんなことを望んではいない。」
その時、藁人形を優子から奪い取る一。 その光景を見ていた、骨女と一連目。「取り返すしかないね・・・」
夜、一は藁人形を、ドラム缶に投げ捨てた。 しばらくして、輪入道が出てくる。 「・・・臭うか?」
一が藁人形を奪い上げた事を攻めるつぐみ。 「一ちゃんが殺されたら、わたしだって糸を引くよ!」とつぐみは言い残して出ていってしまう。
その言葉が、一の心に引っかかる。 「あんな事を言うなんて。やっぱり、俺のせいかな・・・」と、しばらくして、つぐみが家にいないことに気づく一。
一方、一人でいる優子の前に、地獄少女が現れる。 差し出された黒藁人形を前に、どうすれば良いか分からない。 「それは、あなたが決める事よ・・・」
「やっぱり、許さない!」と紐に指をかけると、一がつぐみがいなくなったと駆け寄ってきた。 つぐみを探し回る一と優子。 探し続けると、つぐみは、一人雨に打たれて座っていた。
「誰も、心配なんてしてないもん・・・」というつぐみ。 そういうつぐみを見て、抱き寄せる一。
翌朝、優子は、地獄送りはしない事を告げる。 それを聞いて安心する一。 藁人形を再びドラム缶に投げ捨てた。 しかし、そんな時、またあの男がやってきた。 この家は担保になっているから、優子に早く出て行けと吐き捨てていった。
優子はその後、施設の人に連れられ、その家を離れていった。
「やっぱり、あの時、引いていれば良かった。 そうすれば、あの家でずっと過ごせたのに・・・」とつぐみが呟く。 つぐみに返す言葉がない一。
施設に着き、職員に案内される優子に、再びパソコンが目に入る。 「それは、あなたが決める事よ。。。」という地獄少女の言葉が響く。
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地獄少女 #22/2006-03-08 <悔恨の雨> |
千太郎・・・ つぐみの脳裏に、地獄少女の声と少年の姿が映る。
家に朝帰りで帰ってきた一。 「今年は、ちゃんと行ってね・・・」というつぐみに、「何の話だ?」と答える一。 それを聞いて、つぐみは一人で、祖父母の家に行く。
家では、一がつぐみが買ってきたと思われる桜の写真集を広げて見ている。
つぐみは、祖父母の家で、母のアルバムを見ている。 「そうか。歩が死んでから、そんなに経つのか・・・」と祖母。
一は行きつけのバーで、「今日は、奥さんの命日だったんじゃないのか?」とマスターに言われる。 「分かれた女だ。 若気の至りだった。」と歩と出会った頃の事を思い出す。
つぐみは、再び、地獄少女からの通信を受け取った。 今回は、場所も名前も感じ取れた。 このことを一に伝えるかどうかで悩んでいる。
それを心配する祖父母。 つぐみは、一に電話をかける。「林のり子。 第7セントラルホテル。」とだけ言って電話を切った。 それを聞いて、一はタクシーでその場所を目指す。
タクシーの運転手に、「お客さん、マスコミの人? マスコミの人はすぐに分かる。 家庭を顧みないタイプというか・・・ お客さんもそういう人?」と聞かれ、帰す言葉がない一。
一も、家庭より、子供より仕事に打ち込むタイプだった。。。。
第七セントラルホテルの場所に辿り着くと、男が黒藁人形を握り、紐を解く瞬間だった。 「なんてバカな事を!」という一に、「あんたに、何が分かる・・・」と言う男。 「憎んでも虚しいだけだ・・・」
母・歩の墓参りに行くつぐみと祖父母。 しかし、墓標はすでに、花と栗ごはんが供えられていた。 「一体、だれが?」「はじめちゃん・・・」と涙ぐむつぐみ。
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地獄少女 #23/2006-03-15 <病棟の光> |
つぐみが一人、また不思議な光景を感じている。 「つぐみ、ここに間違いないか?」「うん・・・」 一とつぐみが病院の前に立っている。
つぐみは、若くて美人な看護婦の姿を見ていた。 その時、すれ違いざまに、その看護婦が一に挨拶をする。 「あの人か?」うなずくつぐみ。
翌日から、一は張り込みと聞き込みを始める。 だが、悪い事をいう者はいなかった。 むしろ、皆、好意的である。
「何にもない。 誰に聞いても、何にもない。。。」と一。 そこで、検査入院までしてしまう一。 同室の先客から、話を聞いてみるが、みんな褒めちぎる。
屋上では、看護婦の同僚にも聞いてみるが、誰も文句は言わない。 「人間なんて、見た感じじゃわかんない人だっているでしょ? 一ちゃんは人を見る目がないんだよ」と脹れるめぐみ。
その様子をナースと医者のコスプレをした骨女と一目連が覗いている。
一方、地獄少女は、本当にこれで良いのか・・・ と悩んでいるようだった。
夜、ロビーで老人の樋口が怒鳴り散らしている。 妻を病院で無くした夫の訴えだった。 「お前のミスのせいで・・・ 俺は、許さん。 お前を必ず地獄に送ってやる」とあの看護婦を指さして叫んでいる。
翌日、一は樋口の家を訪ねてみる。 一は「全て、あなたの思い込みですよ」と話を切り出す。 しかし。樋口は、声を震わせて、「どうすれば良いんだ・・・」と言う。
一は、地獄通信の事を聞いてみるが、インターネットのことなどは全く知らないと答えた。 樋口が、地獄通信にアクセスしたわけではないという事に気づく。
つぐみは、再び、地獄少女の信号を見ていた。 夕日をバックに男の影が近づいてきた。 我に返ると、あの看護婦がつぐみの名前を呼んでいた。
ベットに寝かされて、優しく声をかける看護婦。 「・・・でも、地獄に送られちゃうんだよ・・・」とつぐみが呟く。
看護婦が部屋をでると、さっきつぐみが渡したリンゴが床に転がっていた。 「送られちゃった・・・ あの人、地獄に送られちゃった・・・」 廊下の先には、男が黒藁人形の赤い糸を手に、笑っていた。
消えた看護婦は舟の上にいた。 「ここはどこ? どうして舟に。」 目を上げると、見知らぬ少女が舟を漕いでいる。 「あなたは誰?」「私は、閻魔あい。 あなたを地獄に送っているの。」と答えた。
「うそ・・・ どうして私が・・・ いったい誰が・・・」
閻魔あいは、看護婦に地獄送りを依頼した人を見せるが、見覚えがない。 「お願い・・・助けて・・・」と懇願する。 その様子を岸で見ている、地獄メンバー。
骨女:「後味の悪い仕事だったねぇ・・・」
一目連:「ここ何百年の間に、何度かあったじゃないか。 怨みの形は、人それぞれだよ。 勤めを果たしたお嬢は立派だよ。」
輪入道:「俺の耳には聞こえる。 お嬢の心が、軋む音が・・・」
「この怨み、地獄に流します・・・」
近くの空き地には、糸を解いた男が、薬を飲んで自殺していた。
「こんな、どこの誰かも分からない、何を考えているのかも分からないヤツの犠牲になるなんて、間違ってる・・・」と一が言う。 「これでもまだ、恨みを晴らすなんて言う行為が正しいと思うのか? 地獄少女が正しいと言うのか?」とつぐみに尋ねる。
泣き出すつぐみ。 「分からない・・・」 その時、再び、地獄少女の光景が見えた。 小川の向こうに地獄少女自身が立っている。 「私、あなたに聞きたいことがあるの!」と言うつぐみ。 しかし、地獄少女は、「千太郎を知っているの?」とつぐみに聞き返した。
聞き覚えのない名前に驚くつぐみ。 次週に続く。
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地獄少女 #24/2006-03-22 <夕暮れの里> |
<桜の花はいつ開く? 山のお里にいつ開く? 桜の花はいつ朽ちる? 死んだ七の子昇る頃・・・> 閻魔あいが歌っている。
学校で、つぐみの友達が、悪戯をする男子を地獄に送っちゃおうよと話をしている。 その動揺からか、学校の帰り道、迂闊に道に飛び出してトラックに接触しそうになった。
病院に駆けつける一。
「・・・もし、さっき、私がトラックに轢かれて死んでたら、一ちゃんは、あの運転手さんを地獄に送った?」とつぐみが泣き出しそうな声で尋ねた。
それを聞いた一は、金輪際、つぐみの前では地獄少女の話をしないと約束する。
夜、「千太郎。。。 知っているの?」と呟くと、つぐみが気を失ってしまった。 「つぐみを解放してくれ。 もう詮索はしない」と言う一。 「このままじゃ終われないよ。 何を伝えようとしているのか、分からないと・・・」と意識を戻したつぐみが一に言った。
一とつぐみは、以前買った桜の写真集に映っている、ある場所に向かった。 近くの旅館に着くと、雪が降り出した。
一人で風呂に入っているつぐみ。 その時、「感じる? この景色に何か感じる?」気づくと、つぐみの後ろに閻魔あいがいた。 そう言い残して、閻魔あいは消えてしまった。
翌朝、旅館の女将に、写真集に載っている写真の場所について聞く。 20分ほどの場所。 その途中に寺がある。 そこの住職に、話を聞くことにした。
住職は、柴田という名前を聞いて、「これは、また奇遇で・・・」と言った。 「七つ送りという風習を知っていますか? 村に、祝い事を呼び込むために、7年に一度、7歳になったばかりの娘を山に捧げていたという風習です。」住職が話を始めた。
その様子を隠れ聞いている閻魔あい。 「この寺は、そういった山に彷徨う幼い霊を鎮めるために建立されたのです。400年前になります。 この七童寺を建立した初代住職が、柴田仙太郎。。。」
それを聞いて、「・・・そうだったの。。。」と閻魔あいが呟いた。
次に、滝に行ってみる。 積み石があった。
次の瞬間、一とつぐみは、幼い閻魔あいと仙太郎が楽しく遊んでいる光景が見えた。 そして、「来たのね? まだ、残っていた。。。 忌まわしい血は、絶えていなかった・・・ その血が私を惑わせた。」と睨みつける閻魔あい。
全く言っていることが理解できない一。
しかしつぐみは、あいが生き埋めされた情景を感じていた。「埋められた? あなた、仙太郎さんに埋められたの?」と閻魔あいに聞くつぐみ。
そして、あいの表情が一気に憎しみに包まれる。 「もう一度、殺そうというの? 時を越えてまた、私を殺そうというの? また、あの時のように。 私は全てを受け止めたというのに。。。 私は殺されたりしない!」
お嬢の異変に気づいた、骨女・一目連。輪入道が駆けつける。 「感情で人を殺めてはいけない! お嬢が地獄へ流されるぞ」 「私は、それでも構わない!」と言い捨てる閻魔あい。 完全に憎しみに心を支配されている。
一とつぐみを庇い、逃げろという一目連。 逃げ出す一とつぐみに向かって、攻撃を緩めない閻魔あい。 そして、滝壺に落とされてしまう2人。 それを見て、「私は、構わない・・・ この怨み、地獄に流すが良い!!」と叫ぶ。
次回、「地獄少女」。
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地獄少女 #25/2006-03-29 <地獄少女> |
「私は殺されたりしない! 逝ってしまえ!!」閻魔あいが叫ぶ。 一目連たちが阻止しようとするが、憎しみに心を支配されたお嬢を止めることは出来ない。
「私は、地獄に流されても構わない!」 一とつぐみは、滝壺に突き落とされてしまう。 「私は、構わない・・・ おの怨み、地獄に流すがいい!!」 そう言い残すと、閻魔あいの姿も消えてしまっていた。 「まさか・・・」と骨女。
「一ちゃん、苦しいよ。。。」一とつぐみは、滝壺深く沈んでいく。
「目が覚めたか・・仙太郎・・・」 仙太郎の父親が草鞋を編んでいる。 父は、体が弱く、野良仕事の代償として、草鞋を編んでいるらしい。
その姿を見て、仙太郎は手伝うと言うが、「あいと遊んでやれ・・・ さっきも来たぞ。 あいと遊んでやれるのは、いとこのお前くらいだ・・・」と言う父。
すると、あいが泣きながら入ってきた。 仙太郎は、あいを虐めたヤツらのもとに行き、殴りかかった。 「あいつは、もののけなんだ。 あいつがいると気味悪いことが起きるんだ」と羽交い締めにされてしまう仙太郎。
「村のみんなも気味悪がっている・・・ だから、村から消えちまえって言ってやった。 あいを庇うようなヤツは、村の仲間じゃねぇ!」
殴られた仙太郎を心配そうに見るあい。 「・・・ごめんなさい」 「俺は、お前が、もののけだなんて思ってない。 あいはあいだ。」 それを聞いてうれしそうなあい。
「今宵、お前達の娘は、五穀豊穣のために、山神様に捧げられる。 とても名誉なことだぞ。」雪の降る夜に、村の衆がやってきた。 「どうして、あいなんだよ? あいがもののけだと思っているから! あいが気味悪いから、七つ送りの巫女に選ばれたんだろ!」と言う仙太郎に、
「だったら、替わりが連れてこられるのか?」と怒鳴られてしまう。 それに返す言葉がない。 「村のためだ。 表で待っている。」と言って、村の衆は出ていった。
家族だけが残された部屋。 「仙太郎、お前に頼みがある・・・」と父が口を開いた。
社では、清めの儀が執り行われ、あいは山神のもとに向かうことになる。 それを見つめる仙太郎。 禊ぎをし、あいは、山奥の社に幽閉された。
七つ送りが済んでも、日照りが続かず、村が豊作にはならなかった。 「山神様に祈るしかねぇ・・・」と村人が言う。 しかし、夜な夜な、仙太郎はあいの両親に頼まれ、山奥の社にいるあいのもとに、着替えと食べ物を運んでいた。
地獄へ流れる舟の上。 地獄少女が横たわっている・・・
「ひでぇもんだ・・・」凶作が続く。 それをよそ目に、仙太郎のあいへの差し入れは続く。 「桜の花はいつ開く 山のお里にいつ開く 桜の花はいつ匂う 笑う七の子遊ぶ頃 桜の花はいつ踊る 歌う七の子眠る頃 桜の花はいつ朽ちる 死んだ七の子昇る頃」仙太郎とあいが歌っている。
月が美しい満月の夜。 あいは祠を出て、水浴びをする。 「・・・月が綺麗・・・ ずっと・・・ このままならいいのに・・・」とあいが言う。 それを聞いて「一緒に、村を出よう」と仙太郎が呟くが、あいには良く聞き取れなかったらしい。
水辺から上がり、着物を着るあい。 その時、仙太郎を怪しんで追ってきた村人が、仙太郎と死んだはずのあいを見つけてしまう。 「仙太郎・・・ お前、何て言うことを・・・ 噂になっていたんだよ。 お前が夜な夜な山に入っているって。 米が取れねぇのは、コイツがしきたりに背いたせいだ!」
その場から逃げ出すあい。 しかし、すぐに捕らえられ、執拗に虐待を受ける。
閻魔あいが消えた滝壺の前では、骨女と一目連、輪入道が途方に暮れている。 「自分が嫌になるよ・・・ お嬢を助けてやりたいのに、いざとなったら、何もできない。 まさか、本当に地獄に流されてしまったんじゃないだろうね・・・」と骨女。
「焦るもんじゃねぇ。 なるようにしかならねぇ。。。」と輪入道がタバコを吹かす。
死んだはずのあいが生きていたことで、再度神事が行われていた。 それを止めようと、仙太郎が駆けつけるが、「お前は、村のしきたりを破る手伝いをしたんだぞ? 今度、何かやらかしたら、お前だけじゃ済まないんだぞ!」と父に押さえつけられてしまう。
「あいだって、一度は、承知した事じゃねーか・・・ 山神様に許しを請うには、こうするしかねーんだ・・・」
あいと母親・父親が、目隠しをされて、座らされている。 神主に祓いを受け、次々と鍬で殴打されていく。 ぐったりした躰を、穴に投げ入れる。 「あい!!!」仙太郎が叫ぶ。 その声に、意識を取り戻したあい。 「・・・仙太郎?」
しかし、村人に早く土を被せるよう強要される。 さらに、「仙太郎・・・ この6年間、山神様に背いてきた罪を償え。 お前が詫びねば、何も始まらn・・・」神主がと迫る。 「仙太郎!」とあいが叫ぶ。 しかし、仙太郎は土を穴の中に入れ始めた。
目隠しがずれたあいが、仙太郎を見上げる。 絶望に仰向けに倒れ込むあい。 目隠しの合間から見える目は、赤く、血の涙を流している。「仙太郎・・・ 守ってくれるって信じてたのに・・・」 それを見た村人が一気に埋める。 発狂する仙太郎。 山神である巨木のご神体に向かう神主。
「怨んでやる・・・ お前達みんな・・・ 死んでも、怨んでやる・・・」と言いながら、埋まっていくあい。。。
その後、春が訪れる。 夜、不意な気配に飛び起きる仙太郎。 外に出てみると、山の向こうが火事のように見えた。 そこに向かってみると、家が次々に燃えていた。
その前を、歌を歌いながら白襦袢のあいが歩いている。 そして、振り向き、こっちに向かってきた。 それを見た仙太郎は、不吉な笑いを浮かべ、村を飛び出した。 夜の森を走り抜け、山の上についた頃には、火は村中に広がっていた。。。
次の瞬間、一とつぐみは、巨木の前に立っていた。 「・・・見たか?」「うん・・・ わかんないよ、仙太郎さん・・・」と答えるつぐみ。 「俺には、分かる。 分かる。。。」という一。
<あなたが本当に恨みを晴らしたいと思うなら その赤い糸を解けばいい ただし 恨みを晴らしたら あなた自身にも代償を払ってもらう 人を呪わば穴二つ もう分かっているよね? さぁ、あとはあなたが決める事よ つぐみ・・・>
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地獄少女 #26/2006-04-05 <かりぬい> |
「おい・・・ お前は、閉ざすと誓った心の扉を開いてしまった。 お前には、この仕事を任せることは出来ない。 私と共に、地獄に逝くのだ。 そして、地獄の戒めを受けよ。」 と
地獄へ流れる舟の上で倒れているあいに、蜘蛛が語りかける。
薄目を開けたあいが、「まだダメ。 まだ終わってない・・・」と答え、起きあがる。
次の瞬間、あいはこちら側に戻る。 その気配を感じた輪入道たち・・・ 「復讐だ・・・ お嬢は今も、強い怨みに支配されている・・・」
一とつぐみは、七童寺の御神木の前に立っている。 「一ちゃんは、仙太郎さんの気持ちが分かるんでしょ? なぜ? 私聞きたい。」とつぐみが言う。 ふと、視線を上げると、隣にいたはずの一が消えていた。
すると、遠くから踏切のサイレンの音が近づいてくる。 次の瞬間、目の前に遮断機が下り、反対側に地獄少女の姿が・・・ 「地獄少女・・・」 「聞きたいんでしょ? あなたのお父さんのこと・・・」と閻魔あい。
「一ちゃんはどこ?」と叫ぶつぐみ。しかし、通過列車の音にかき消される。 列車が過ぎると、女性が立っていた。 「・・・お母さん?」
つぐみは、一とその女性が言い争っている姿を見ていた。 「お前は、俺だけじゃない。 つぐみも裏切った。 二度と、俺達の前に現れるな! 言えろ!!!」と吐き捨てる一。 それを聞いて、車に乗り込みその場を去る、つぐみ母は、泣きじゃくっていた。
その直後、急ブレーキの音とともに、衝突音が聞こえた。 母の乗った車が、信号に激突していた。 大破した車の中で、ぐったりと血を流している。 「・・・違う・・・ あれは、俺のせいじゃない・・・」と言う一。
次の瞬間、つぐみは、そのシーンから引き離され、閻魔あいとつぐみだけの空間に引き戻される。
「悪いお父さんね・・・ 自分の罪を認めようとしないなんて。。。」言う閻魔あい。 <俺の、せいじゃない・・・>一の言葉が、つぐみの脳裏に響く。
「あの時、許してあげていれば、お母さんは死なずに済んだのに。。。。 お母さんが居なくて、寂しかったでしょ? 辛かったでしょ?」 あいが段々とつぐみに近づいてくる。
「私が、あなたの怨みを晴らしてあげる・・・」という閻魔あいの手には、黒藁人形が握られている。 それをみて、驚くつぐみ。 「さぁ。 受け取りなさい。」「いや。 いらないっ!」と目をつぶるつぐみ。
再び目を開けると、自分のアパートの下に立っていた。 そして、手には、黒藁人形が握られていた。 「・・・あとは、あなたが決める事よ。。。」
一方、一は、一目連と骨女と共に、閻魔あいの庵にいた。 「400年・・・」 一は、閻魔あいが400年間もの間地獄少女をし続けてきたことを聞かされる。 村を焼き払った罰として、続けてこなければならなかった。
「地獄で与えられた罰か・・・」
「お嬢は、頑張ってきた。 時代を超えて、人の持つ怨みの果てを見つめてきたのだ。。。 逃げたくても、逃げられない・・・」と骨女が言う。
「気の遠くなるような時間をかけて、お嬢は自分の罪を洗い流してきた。 自分の怨みを忘れ、心を閉ざして。。。 それを、あんたたち親子は、一瞬にして、振り出しに戻してしまった。 先祖が、お嬢の怨みの相手なんて、最悪の縁だよなぁ・・・」と一目連。
しかし、一目連も骨女も、自分たちの無力さにため息をつく。 その時、障子の向こうで糸車を回していた老婆の影が、初めて、一目連たちに話しかけてきた。 「やってほしいことがあるんだよ・・・」
夜。 つぐみが一人、家にいる。 「・・・お母さん・・・」
「流せばいいの。 怨んでいる相手は、地獄に流せばいい。。。 ずっと、怨んでいるんでしょ?」と閻魔あいの声がした。
振り向くと、薄暗い部屋の隅に閻魔あいが立っている。 「あんなのウソよ!」と叫ぶつぐみ。
しかし、「あのことを知らなくても、あなたは心の中でお父さんを怨んでいる。 お母さんが死んだのは、お父さんのせいだと思っている。」と話を続けるあい。 <俺の、せいじゃない・・・>再び、つぐみの脳裏に、一のあの言葉が響く。
あいに返す言葉がない。 「・・・なんで、そんな酷いことを言うの・・・」と俯くつぐみ。 そして、あいは部屋を出ていく。 あいに、「はじめちゃんを返して!」と追いかけるが、「よく考えてみるのよ。つぐみ。」と言い残して消える。
それ以来、一の<俺の、せいじゃない>が、頭から離れないつぐみ。
「ちがう・・・」 と自分に言い聞かせるつぐみ。 しかし今度は、時計の針が逆に回っている事に気づく。 再び現れた閻魔あい。
「あなたが本当に恨みを晴らしたいと思うなら その赤い糸を解けばいい 糸を解けば 私と正式に契約を結んだことになる 怨みの相手は速やかに地獄に流される ただし 恨みを晴らしたら あなた自身にも代償を払ってもらう」
つぐみはの目の前には、窶れたつぐみの母の姿。 力無く起きあがると、「ほら、つぐみの大好きなお菓子よ・・・」と机に散らばった卵ボーロを鷲掴みにして、差し出してきた。 「やめて・・・」とつぐみが声を詰まらせる。
「人を呪わば穴二つ 契約を交わしたら あなたの魂も地獄に堕ちる 極楽浄土へは逝けず あなたの魂は痛みと苦しみを味わいながら 永遠に彷徨うことになるわ。。。」
握られたボーロが指の間からこぼれ落ち、母の頭から血が流れ落ちてきた。 「つぐみ・・・ 痛い。。。 痛い」悲壮な声で呼ぶ母。 「大好きなお母さんを、あなたから奪った・・・ 辛いでしょ・ 苦しいでしょ? 助けてあげる。 楽にしてあげる。 さぁ、糸を引いて。 心を解き放って・・・」とつぐみに黒藁人形を差し出す閻魔あい。
「もう、苦しまないで・・・ つぐみの力になりたいの・・・」 閻魔あいが見つめる。 その言葉に促されて、糸に指をかけるつぐみ。 「つぐみ!!!」と、その時、一がアパートに戻ってきた。 我に返るつぐみ。
「つぐみに、何をさせようとした閻魔あい!!」と言い寄る一。 そして、一目連と骨女もやって来た。 「もう、やめておくれ・・・」と懇願する。 しかし、「黙れ。」と威喝すると、霊力で一目連と骨女を突き飛ばす。
そのスキに逃げようと、つぐみの手を取る一だったが、つぐみに拒否されてしまう。 「お母さん。。。 かわいそう・・・ かわいそう・・・」とつぐみが呟く。 そして、耳元で、閻魔あいが 「許してあげていれば、お母さんは死なずに済んだのに」と囁く。
それを聞いた一は、「そんなことはない!」と否定するが、「本当に、そう?」とあいが一を見上げた次の瞬間、再び、事故の瞬間に引き戻されていた。
一が振り返ると、そこには、信号機に突っ込んだ自動車と、血を流す妻の姿。 「これは・・・」と一。 「全部、あの人のせいよ。 あなたが裁くのよ。」とつぐみの耳元で囁くあい。
つぐみは、黒藁人形を握りしめ、一の隣に立つ。 一を見上げると、何か言っている。 「ちがう・・・ 違う。 俺が、、、 俺が死ねば良かったんだ・・・」そういうと、泣き崩れた。
「信じていたんだ、あいつを。。。 許せなくって、腹が立って、どうしようもなくて・・・ つぐみ。ごめん、俺のせいだ。 お母さんが死んだのは。 許してくれ・・・」と言う一。
それに対して、「今更、遅いわ。 起ってしまったことは、もう取り返しはつかない。 後悔なんて意味ないわ。 糸を解きなさい。 私が怨みを晴らしてあげる。」と言う閻魔あい。
「あゆみ・・・ 許してくれ・・・ お前を幸せにしたくて、頑張って働いて。。。 それがせいで、お前に寂しい思いをさせてしまった。 優しさがほしくて。。。 それを許してやれなかった。 それどころか、いっそ死んでしまえと・・・ まさか。。。それが本当になるなんて。。。 でも、俺、それが、受け止めきれなくて・・・」
その言葉を聞いて、閻魔あいは、自分が仙太郎に埋められた時のことを思い出し、少し動揺を見せる。 「俺は、、、タイセツナヒトのことばかり傷付けて。。。 俺が悪いんだ。 つぐみも、辛かっただろ。 寂しかっただろ・・・」
「さぁ! 糸を解きなさい!!」と閻魔あい。 そして、一も頭をあげて「つぐみ・・・ やってくれ・・・」と言った。 「ばか・・・ 何言ってるの! 私、一ちゃんといて、辛かった事なんて、無かったもん。 一ちゃんといて、楽しかったもん!」と抱きつくつぐみ。
「なんで、そんな事いうの。 一ちゃんは楽しくなかったの? ごはん食べたり、テレビ見たり、お買い物行ったり・・・ お母さんいなくて、寂しい事あったけど、一ちゃんいたから、お父さんが居たから、がんばれたんだよ・・・ お父さんは、私と居て、楽しくなかったの?辛かったの?」と一を力一杯抱き寄せるつぐみ。
それに涙が止まらない一が「あぁ。。。 楽しかった。 お前と居るだけで、俺は、幸せな気持ちになれた・・・」
その言葉を聞いた閻魔あいは、桜の咲く空間に移る。 転がっている小石を広い、仙太郎が言っていた、「あいはあいだ」という言葉を思い出した。 そして、「これ、いらない・・・」とつぐみが、あいに黒藁人形を差し出した。
「好きだったんでしょ? 仙太郎さんのこと。 あの人も、ずっとあなたのことが好きだった。 だから、あのお寺を・・・」とつぐみが言う。 閻魔あいが、涙を流す。
そして、七童寺に戻ると、閻魔あいは、霊力で七童寺を焼き払う。 燃える寺を背に、お嬢は涙を流していた。 「逝くよ。さぁ・・・」と輪入道・一目連・骨女に声をかける。 「あい。お嬢。」と答える輪入道。
御神木にいた蜘蛛が閻魔あいが戻っていくと同時に消えた。
「どうしてお寺を・・・?」とつぐみ。
「閻魔あいは、、、いや、何でもない。。。。」 と答える一が「ありがとう。つぐみ。」と言って、頭を撫でる。
「帰ろ。 もう、私をひとりぼっちにしないでね・・・」とつぐみが微笑む。
都会のビルの狭間、猫の死骸を前に、レイプされたかのような女子高生が泣きながら、黒藁人形を握りしめて座っている。
「あとは、、、 あなたが決める事よ・・・・」
終わりよければ、何とやら。。。 傷もふさがれば、それまでさ。。。(骨女)
でも、新しい傷で同じように苦しんでいる。(一目連)
結局、終わりなんてモノは、ねーのさ。人間はつくづく哀れな生き物だ。なぁ、お嬢。(輪入道)
新しい傷は、前よりも・・・・(お嬢)
ツヅキマス 地獄少女
4/5 新シリーズ制作決定!!
地獄少女の第2弾の制作が決定いたしました。
詳細は随時掲載しますので、これからも地獄少女をどうぞよろしくお願いいたします。 (公式HPより)
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